赤ちゃんのずりばいとは?いつから始める?練習の必要性やハイハイとの違いも解説!

【医師監修】赤ちゃんのずりばいとはどのような動きなのでしょうか。今回は、赤ちゃんのずりばいをする理由、いつから始まるのかや、練習の必要性、練習方法を解説。また、ずりばいを始めた時期に注意することや、しない場合の理由についても解説していきます。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんのずりばいとは?ハイハイとの違いは?
  2. 赤ちゃんがずりばいする理由は?
  3. 赤ちゃんのずりばいはいつから始まる?練習は必要?
  4. 赤ちゃんのずりばいの練習方法!
  5. 赤ちゃんがずりばいを始めた時期に注意することは?
  6. 赤ちゃんがずりばい・ハイハイをしないのは大丈夫?理由は?
  7. 赤ちゃんがずりばいをしなくても大丈夫!

濡れた赤ちゃんの手指での感電やおもちゃを打ち付けての引火など、コンセントでの事故に気をつけましょう。

赤ちゃんは指しゃぶりをしたりよだれで手指が濡れていることも多くなります。また、加減がわからない赤ちゃんはおもちゃをコンセントにガンガンと打ち付けて、コンセントやおもちゃを壊してしまう可能性もあります。

赤ちゃんがずりばいで近づいても感電や引火などの危険がないように配慮が必要です。コンセントの穴部分だけを隠すタイプではなく、コンセントを包み込んでくれるカバーを取り付けましょう。

(赤ちゃんの指しゃぶりについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの指しゃぶりはいつから?止めさせるべき?悪影響はあるの?

高所からの転落

赤ちゃんがずりばいを始めたらベビーベッドからの転落だけでなく、階段から落ちないように注意することも大切です。

ママと一緒に昼寝をしていたはずの赤ちゃんがいつの間にか起きていて、ずりばいでベッドの端から転落する可能性があります。また、閉まりきっていないドアの隙間に小さい手指を入れて、ドアを開けて部屋から出てしまうこともあるのです。

ずりばいをした赤ちゃんが落ちて怪我をしないように、ベビー用ガードやゲートなどで落ちない工夫をしましょう。万が一ベッドから落ちてしまったときのことを考慮し、ベビーベッドの周りに柔らかいマットを敷いても良いですね。

(ベビーゲートについては以下の記事も参考にしてみてください)

ベビーゲートは手作りできる?作り方は?みんなの作品15選!口コミも

ママやパパの足元にも注意を

赤ちゃんが自分の力で体を動かせることを知ると、ママやパパが気づかないうちにどんどん移動のコツをつかんでいきます。いつの間にか足元までずりばいできていたということも少なくありません。

ママ(二人目妊娠中)

30代

友達との長電話を終えてキッチンへ行こうとしたら、足元に赤ちゃんが…!気づかずに蹴飛ばすところでした。赤ちゃんの行動はほんと予想不可能だから、常に注意していないとダメですね。

赤ちゃんはママやパパが気づかないうちにどんどん成長しています。つい先日ずりばいができるようになったと思えば、もうハイハイをしていたなんてこともあるのです。ずりばいやハイハイなどで赤ちゃんが自分で移動できるようになったら、今まで以上に目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんがずりばい・ハイハイをしないのは大丈夫?理由は?

赤ちゃんが元気に育っているのであれば、ずりばいやハイハイをしなくても問題ないとされています。赤ちゃんの発達目安では寝返りや寝返り返りのあとにずりばいができるようになるとされています。しかし、これはあくまでも目安であり、大人と同じように赤ちゃんも感情で動いているということを意識しなければなりません。赤ちゃんにも好き嫌いがあります。

大人でもやりたくないことはなるべく避けて通りたくなりますよね。赤ちゃんがずりばいやハイハイをするときは、赤ちゃん自身が動きたい・移動したいと思っているときなのです。うつ伏せになること自体を嫌がったりずりばいよりも楽しいと感じる動作があったりすると、赤ちゃんはずりばいやハイハイをしないこともあるでしょう。

とはいえ、どんなに知識を深めても、周りの赤ちゃんがずりばいをしているのに自分の赤ちゃんがしていないと不安になりますよね。どうしても心配な場合には専門の医師や定期的な健診で相談してみましょう。また、育児の相談や子供の発達状況などが相談できる児童相談所や、地域の子育て支援センターで話をしてみるのも良いですね。

赤ちゃんがずりばいをしなくても大丈夫!

赤ちゃんがずりばいをしなくても、元気に成長しているのであれば心配しなくても大丈夫です。赤ちゃんは他の動作ができるようになると、今までしていた動きをしてくれなくなる傾向があるとされています。赤ちゃんのかわいい成長をなるべく見逃さないように、焦らずゆっくりと見守っていきましょう。

新井昇子

小児科医

うちの娘はずり這いをたくさんしましたので、毎日の床掃除、危険なものや場所がないかとても気をつけていました。でも、下の息子の時は全く気を使っていませんでした。下の子あるあるですね。口のなかに輪ゴムのようなものが入っていたり、もぐもぐしてるので口を開けてみると紙が入っていたり(笑)そして、ずり這いは、あまりしなかったと思います。 何もアプローチしなくても人間の成長のプログラムは遅かれ早かれ進んでいきますので、その時その時のご自身の状態に合わせて、赤ちゃんと関わっていくと言うスタンスでいいと思います。