母乳はいつまで出る?卒乳・断乳後も止まらない原因は?分泌を抑える方法も!

【医師監修】「母乳はいつまで出るのか」という疑問を母乳が作られる仕組みや体験談をもとに解説しています。卒乳・断乳後も母乳の分泌が止まらない原因や、分泌を抑える方法、さらにおっぱいのケアについても紹介していますので、いつまで母乳が出るのか気になる人はチェックしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 母乳はいつまで出るの?
  2. 卒乳・断乳後も母乳の分泌が止まらない原因は?
  3. 母乳の分泌を抑える方法
  4. 卒乳・断乳後はおっぱいのケアが必要?
  5. 母乳の分泌が止まらない時は適切に対処しよう

母乳がいつまでも分泌されていると、おっぱいのトラブルの元にもなります。ここからは母乳の分泌を抑える方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

少しずつ断乳していく

1日に5回や10回授乳をしていて突然断乳をすると、おっぱいがパンパンに張って痛みを伴ったり乳腺炎になってしまう原因になります。断乳をしたい場合は、少しずつおっぱいをあげる回数を減らしていくことで、母乳の出る量も少なくなるでしょう。徐々に減らすことで、ママも赤ちゃんも無理なく断乳ができます。

搾乳機は使わない

断乳や卒乳を考えている場合に、乳腺炎を予防するためや胸が張って痛くなるのを解消するために搾乳機を使っているママも多いでしょう。しかし、搾乳機を使ってしまうと手で搾乳するよりも多く母乳が出てしまい、母乳の分泌を促すことになるのです。

胸が張ってしまって母乳を搾乳したい場合は、手で搾乳しても胸の張りは解消できるでしょう。

分泌を抑える飲み物を飲む

母乳の分泌を抑えるためにはハーブティーが効果的です。爽やかなすっきりとした味わいのペパーミントや、抗菌作用もあるセージは母乳が出るのを抑える働きのあるハーブティーです。温めても冷たくしても飲めるハーブティーを上手に活用し、断乳や卒乳を少しずつ行っていきましょう。

胸を冷やす

母乳が出すぎると胸が張って強い痛みを感じることもありますが、胸を冷やすことは母乳の分泌を抑えることができます。タオルやガーゼに保冷剤や氷を包んで胸に当てて冷やしたり、冷たいタオルで直接冷やしても良いでしょう。とはいえ、急激に冷やしすぎるも良くないので、少しずつ冷やすようにしてみてくださいね。

(授乳中のはちみつについては以下の記事も参考にしてみてください)

授乳中のはちみつはダメは嘘!理由は?母乳に影響は?ただし注意点も

卒乳・断乳後はおっぱいのケアが必要?

卒乳や断乳をした後はおっぱいにはケアが必要になりますが、どのようなケアをすれば良いのでしょうか。ここからは、卒乳や断乳後のおっぱいのケアについて紹介します。

(粉ミルクの選び方については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんに合った粉ミルクの選び方は?ママ達のおすすめ10選!口コミ多数

胸がつらい時は絞る

授乳をやめると少しずつ母乳の分泌は抑えられてきますが、完全に分泌されなくなるまでは数ヶ月かかることもあります。その間、ママの胸が張ってつらくなることがあるかもしれません。胸が痛かったり張ったりしている場合は少しだけ手で搾乳し、張りを解消させましょう。そのあとは、氷や保冷剤で胸を冷やすことで楽になります。

エクササイズで胸が垂れるのを防ぐ

授乳をやめたら胸がしぼんだり垂れてしまった、と感じるママは多いでしょう。これは、プロラクチンの分泌が減ったことで胸が垂れてしまったり、妊娠や授乳で大きくなったおっぱいの靭帯が伸びてしまったことが原因と言われています。また、前かがみで授乳をしているとその姿勢の悪さが原因で胸が垂れてしまうのです。

しかし、胸の筋肉(大胸筋)を鍛えることで胸が垂れるのを防止できます。エクササイズの方法は、両手を胸の前で合わせて合掌する時のポーズを作ります。次に両手を押し合うように力を入れて、そのまま15秒間キープしましょう。胸の上側の筋肉を意識してやってみてくださいね。

母乳が変わらず分泌され続ける場合は病院へ

授乳をやめて日にちが経過しても、母乳の分泌が変わらなかったりおっぱいが張って痛みや熱がある場合は病院へ行きましょう。母乳が分泌されすぎていることを気にしていると、それがストレスになってしまいます。少しでも心配な場合は、母乳外来や産婦人科で診てもらうと良いですね。