母乳はいつまで出る?卒乳・断乳後も止まらない原因は?分泌を抑える方法も!

【医師監修】「母乳はいつまで出るのか」という疑問を母乳が作られる仕組みや体験談をもとに解説しています。卒乳・断乳後も母乳の分泌が止まらない原因や、分泌を抑える方法、さらにおっぱいのケアについても紹介していますので、いつまで母乳が出るのか気になる人はチェックしてみてくださいね。

専門家監修 | 小児科医 富田規彦
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。...
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。 少しでも多くの方達に正しい情報をお届けしたいと考えております。 富田こどもクリニックHP

目次

  1. 母乳はいつまで出るの?
  2. 卒乳・断乳後も母乳の分泌が止まらない原因は?
  3. 母乳の分泌を抑える方法
  4. 卒乳・断乳後はおっぱいのケアが必要?
  5. 母乳の分泌が止まらない時は適切に対処しよう

母乳はいつまで出るの?

赤ちゃんを出産するとほとんどのママは母乳での育児がスタートし、2歳前後には母乳育児を終えて少しずつ母乳は出なくなります。では、その母乳はいつまで出るのでしょうか。ここからは母乳に関しての先輩ママの体験談を紹介します。

6ヶ月のママ

20代

生まれてから約半年間ミルクはほとんど使わず母乳のみだったけど、赤ちゃんを保育園へ預けるため少しずつミルクへ移行。意外にもスムーズにミルクに移行できて、胸も張らないしこのまま母乳も終わりなのかな。

赤ちゃんを預けることをきっかけに、母乳育児をやめてミルクに移行するママも多くいます。卒乳した後はママの胸が張ったらその都度搾乳するなど、いろいろなケアが必要になります。また、赤ちゃんが卒乳するのを嫌がることも多いので、時期を見てスムーズに卒乳できると良いですね。

娘のママ

30代

もうすぐ1歳になる娘はおっぱい欲しがるけど、母乳が全然でなくてミルクを足してる状態です。1日1回くらい授乳できればいいかなって程度で、胸も張ることなく母乳はもう終わりになりそうです…。こんなに早く終わりがくるとは!

母乳の分泌される量は人によってさまざまで、たくさん出る人もいれば母乳の量が少ない人もいます。また、1歳頃になると離乳食もたくさん食べるようになり、母乳やミルク以外からも栄養を取れるようになります。そのため、1歳を期に卒乳や断乳をするママも多いのです。

2児のママ

30代

母乳育児を続けてきたけど、私がインフルエンザに感染してから母乳はストップしミルクに変更。気づいたらいつの間にか母乳育児が終わって卒乳してた!感染症をきっかけに卒乳するなんて思わなかったよ…。

病気になって一時的に断乳をしていたらそのまま卒乳できていたり、おっぱいのトラブルでミルクにしていたらそのまま卒乳していた、ということは良くあります。しかし、段階を踏んで卒乳したかったというママにとっては、予想外の卒乳は寂しさを感じてしまうでしょう。

2ヶ月のママ

20代

娘を出産して2ヶ月、母乳が終わってしまいました!元からかなり苦労して絞り出していたような母乳だから、仕方ないなったいう感じだよ。でも娘ちゃん元気に育っているから、これからはミルク飲んで大きくなってね!

哺乳瓶に抵抗のない赤ちゃんならミルクに移行しても問題はありませんが、哺乳瓶では飲まないという赤ちゃんもいます。その場合は、生後2ヶ月で母乳の分泌が終わってしまうのはママにとって悩みになるでしょう。ストレスで母乳が出なくなることもあるので、リラックスして過ごし母乳外来へ行って母乳の悩みを相談するのもおすすめです。

先輩ママ

30代

出産から4ヶ月、もう生理が始まってなんだか母乳の出が悪くなったような…?母乳の出る量が少なくなったのか、前よりも赤ちゃんがぐずることが多いなぁ。このまま母乳も終わってしまうのかちょっと心配です。

授乳をしているとホルモンの関係で生理の再開が遅くなる場合がありますが、生理の再開する時期は人によって異なります。また、母乳の出が少なくなったからと言ってミルクを足すと、ますます母乳の分泌が減ってしまいます。母乳育児をしたい場合は出なくても赤ちゃんに吸ってもらい、ストレスをためないように意識することで母乳の分泌が増えていくでしょう。

(母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください)

母乳育児は大変?メリットや先輩ママたちの乗り越え方!体験談多数

卒乳・断乳後も母乳の分泌が止まらない原因は?

卒乳や断乳をすると、その後1ヶ月程度で母乳の分泌はされなくなるのが一般的です。しかし、卒乳や断乳をしているにもかかわらず、母乳の分泌が止まらないのには原因があります。それは、母乳の分泌を促進させるプロラクチンというホルモンが、卒乳や断乳をしていても分泌され続けているためです。

胃腸薬や精神を安定させるための薬、睡眠導入剤や睡眠薬を服用しているとプロラクチンの分泌を増やしてしまうことがわかっています。ほかにも、甲状腺の機能が弱くなっていたりストレスが原因でプロラクチンが分泌され、卒乳や断乳後も母乳が出てしまうことが考えられるのです。

また、乳がんである場合もあります。乳がんの場合は、母乳に褐色の血液のような色がついていたり黄色だったり、通常の母乳の色とは違う場合が多いです(※1)。母乳に明らかな異常があったり、卒乳や断乳をしてから数年たっても分泌されていたりする場合は、病院へ行くことをおすすめします。

(妊娠中の授乳については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中の授乳はNG?流産の可能性も?いつまで継続できるか、断乳すべきかなど解説!

母乳の分泌を抑える方法

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