断乳・卒乳後はおっぱいのケアが必須!乳腺炎予防や乳房の張りの解消法を紹介!

【医師監修】断乳・卒乳をしたら、ママはおっぱいケアが大事!早めのケアを行いましょう。断乳・卒乳後のおっぱいの正しいケア方法や、乳房の張り・痛みの解消法を紹介します。また、断乳・卒乳後に乳腺炎になった場合の症状と予防法を紹介するので、参考にしてみてください。

Contents
目次
  1. 断乳・卒乳後のおっぱいはどうなる?ケアは必須?
  2. 断乳・卒乳後のおっぱいケアの方法!乳房の張り・痛みの解消法は?
  3. 断乳・卒乳後に乳腺炎になった時の症状
  4. 断乳・卒乳後の乳腺炎を予防する方法
  5. 断乳・卒乳後のケアは病院を受診するのも手段の一つ
  6. 断乳・卒乳後のケアはしっかりしよう

断乳・卒乳後のおっぱいはどうなる?ケアは必須?

断乳・卒乳を考え始めるタイミングで、ママはおっぱいケアについても考えておきましょう。徐々に母乳の授乳量を減らしていき、断乳・卒乳を行ったとしても、母乳の分泌量そのものは減るわけではありません。母乳が詰まり、乳腺炎になるおそれもあるのです。また、乳腺炎にならないまでも、断乳・卒乳後に胸の張りや痛みに悩まされているママはたくさんいます。

できれば赤ちゃんに授乳を行っているときから、おっぱいケアの方法を確認しておきましょう。早めのおっぱいケアがさまざまなリスクやトラブル回避に効果的です。すでに断乳・卒乳をしているというママも、おっぱいケアについて今から考えていきましょう。

(妊娠中の授乳と断乳については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中の授乳はNG?流産の可能性も?いつまで継続できるか、断乳すべきかなど解説!

断乳・卒乳後のおっぱいケアの方法!乳房の張り・痛みの解消法は?

赤ちゃんの断乳・卒乳をしたママは、おっぱいケアを始めましょう。初めは面倒に感じるかもしれませんが、胸の痛みは、その他の体の不調につながることもあります。こまめに丁寧に行いましょう。おっぱいケアの方法と、胸の張り・痛みの解消法についてご紹介します。

胸を冷やす

胸の痛みを抑えるためには、胸を冷やしましょう。冷たく濡らしたタオルや、保冷剤を巻いたタオルを使うのがおすすめです。おっぱいを冷やすことによって、母乳の生成が抑えられるため、胸の張り・痛み予防につながります。

また、すでにおっぱいが張って痛いという場合にもタオルで胸を冷やすと痛み軽減に効果があります。おっぱいケアを始めるのが遅くなったと感じている人も試してみてください。

水分を控え目にする

おっぱいトラブルを予防するためには、水分を控えめにするのもいいでしょう。母乳を作るためには水分は必要不可欠です。そのため赤ちゃんに授乳している間は、水分摂取を多めに心がけたママも多いのではないでしょうか。おっぱいケアはその逆で、母乳が作られ過ぎると胸が張り、痛みにつながるのです。

水分をいつもより控えめにしましょう。ただし、極端に水分摂取量を少なくしてしまうと身体によくありません。これまでよりも少し減らす程度にしておくといいですよ。

圧抜き

卒乳・断乳をするときには、圧抜きを行いましょう。授乳をやめても母乳はまだ作られています。徐々に母乳の分泌も少なくなりますが、それまで時間がかかるので、母乳が作られなくなるまでは圧抜きを行いましょう。圧抜きを行わなければ、作られた母乳がたまっていく一方なので、胸が張り、痛みやすくなってしまいます。

圧抜きは、まず胸全体を真ん中に向かって30秒ほど押します。その後、乳首を指で挟んで押してみてください。全体的に押していきましょう。なるべくこまめに行うのがポイントです。

搾乳

OL

30代

断乳して最初の3日間はとにかく痛かったです。搾乳のしすぎも良くないとききましたが、痛みが我慢できないときには、しっかりめに搾乳を行いました。1週間をすぎてもまだ母乳はかなりの量出ています。油断せずにもう少しおっぱいケア続けます。

圧抜きを行っても胸が張って我慢できない場合には、搾乳を行いましょう。

ただし、1度に大量に搾乳してしまうと、ますます母乳が作られ、胸の張りが悪化するおそれがあります。痛みがひどくとも、1日3回の搾乳にとどめておきましょう。

そして、断乳・卒乳をして3日目以降は、徐々に搾乳を減らしていきましょう。胸の張りがひどくなければ1日おき、2日おきと間隔をあけてみてください。搾乳の間隔をあけることによって、徐々に母乳の必要がなくなったと判断され、母乳の分泌量が少なくなります。

(子育ての悩みについては以下の記事も参考にしてみてください)

子育ての悩みは色々!年代別の悩みを解決!

断乳・卒乳後に乳腺炎になった時の症状

赤ちゃんの断乳・卒乳を行った後に心配なのが乳腺炎です。乳腺炎は、母乳が乳腺にたまることが原因とされているため、断乳・卒乳で、授乳をしなくなることをきっかけに発症するリスクがあります。

乳腺炎になることで、胸の痛みと同時に、しこりや胸が腫れるといった症状が起こる場合もあります(※1)。乳腺炎が悪化することにより、38℃~39℃の発熱・頭痛・吐き気・悪寒などの風邪によく似た症状も現れます。胸の痛みを強く感じたら、乳腺炎を疑いましょう。

乳腺炎が悪化すると、病院での治療が必要となります。

(産後の頭痛については以下の記事も参考にしてみてください)