混合育児のやり方!母乳・ミルク主体の各メリットや、量などの注意点も!
【医師監修】赤ちゃんの授乳で悩んでいるママ必見です。混合育児の意味や、メリット・デメリットを知れば、選択肢が増えるでしょう。 混合育児の中でも「母乳主体・ミルク主体」のやり方を紹介するほか、混合育児から完全母乳育児に移行する時期なども紹介します。
混合育児とは?
離乳食が始まる前の赤ちゃんの食事は、母乳またはミルクです。母乳のみで育てることを「完全母乳育児」と言います。反対にミルクのみで育てることを「完全ミルク育児」と呼びます。
「混合育児」とは母乳とミルクの両方を使って、赤ちゃんを育てることです。
(母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください)
混合育児のメリット・デメリットは?
これから赤ちゃんを迎えようとしているママや、子育てが始まったばかりのママは母乳やミルクのことに不安を持っている人も多いでしょう。ここでは混合育児にはどんなメリット・デメリットがあるのか紹介します。
メリット①別の人に赤ちゃんを預けられる
会社員
30代
赤ちゃんがミルクも飲んでくれると、パパに任せられるので自分の手をあけることができます。ゆっくりご飯を食べられるし、家族が喜んでお世話を変わってくれたので、息子も誰にでも懐きかわいがってもらえました。
完全母乳育児だと赤ちゃんとママは、授乳と授乳の間という短時間しか離れることができません。しかし混合育児であれば、ミルクで代用してパパや祖父母が世話することができます。
赤ちゃんに哺乳瓶でミルクを与えることで、パパにも父性が生まれてますます赤ちゃんをかわいがってくれるでしょう。
メリット②腹持ちがいい
ミルクは母乳に比べて消化がゆっくりなので、腹持ちが良く赤ちゃんが良く寝てくれます。寝る前だけミルクにしているという混合育児にしている人も多くいます。
母乳がたくさん出るようにするには睡眠をしっかりとることも大切なので、母乳を増やしたいママにも混合育児は適しているでしょう。
メリット③免疫を与えられる
ママの初乳には赤ちゃんを病気から守る免疫が含まれています。完全ミルク育児の場合はこの免疫が赤ちゃんに移行しないので、どうしても風邪などにかかりやすくなってしまいます。
ママから赤ちゃんに送る初めてのプレゼントと言われる免疫ですので、渡してあげられるのは混合育児のメリットの一つです。
渡邉恵里
小児科医
初乳以降も、母乳には免疫グロブリンが含まれており、感染を予防したり軽減したりする力があります。
メリット④栄養を補える
女性
20代前半
母乳育児にこだわって、おなかがすいて泣いている赤ちゃんを見ているときは栄養が足りているか不安だったけど、開き直って混合育児にしたら不安がなくなりました。スクスク育っています!
母乳がもし足りていなくても、ミルクで補てんできれば赤ちゃんは栄養不足になりません。現代のミルクの栄養成分は母乳にとても近づけてあり、赤ちゃんの成長に問題が出ることはないでしょう。
赤ちゃんを産んだばかりのときは、どうしても母乳が少ししか出ず栄養が十分に取れているのか不安になってしまうママもいるでしょう。しかし混合育児であればその心配をせずに済みます。
デメリット①お金がかかる
母乳は無料ですが、ミルクはどうしてもお金がかかります。粉ミルク、哺乳瓶、消毒用品など、一揃い買うとなかなかの値段です。
また赤ちゃんが大きくなると、ミルクの量も増えますので、大きな哺乳瓶や月齢別のニップルなど追加して購入が必要となります。
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