混合育児のやり方!母乳・ミルク主体の各メリットや、量などの注意点も!

【医師監修】赤ちゃんの授乳で悩んでいるママ必見です。混合育児の意味や、メリット・デメリットを知れば、選択肢が増えるでしょう。 混合育児の中でも「母乳主体・ミルク主体」のやり方を紹介するほか、混合育児から完全母乳育児に移行する時期なども紹介します。

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Contents
目次
  1. 混合育児とは?
  2. 混合育児のメリット・デメリットは?
  3. 母乳主体の混合育児のやり方・メリット
  4. ミルク主体の混合育児のやり方・メリット
  5. 混合育児から完母に移行する時期は?
  6. 混合育児は、ママと赤ちゃんのペースに合わせて

ミルク主体混合育児のメリット

先輩ママ

30代後半

夜だけミルクをあげているけれど、だいたい3~4時間は寝てくれるので助かってます。夜中に起きた時もミルクをあげて、朝まで寝てくれることもあります。

ミルク主体の混合育児の場合、授乳の時間が安定している、夜ぐっすり眠ってくれる、少しでも母乳をあげているのでママの気持ち的にも満足感があるなどのメリットがあります。

また、ママが病気になって薬を飲まなければいけなくなってしまったなどの緊急時に、完全ミルク育児に切り替えやすいのも良い点です。

ミルク主体混合育児の母乳の量

母乳はママの負担にならない範囲であげて構いませんが、それに合わせてミルクの量も調整した方が良いでしょう。ミルクを主体にすることにより母乳の分泌量が減る可能性がありますので、搾乳をしたり毎日決まった時間に赤ちゃんに吸ってもらうなどして母乳分泌量をキープできると安心です。

完全母乳育児を目指している場合は、頻回授乳が必要となりますので毎回哺乳瓶でミルクをあげる前に、短時間でも直接授乳しましょう。

ミルク主体混合育児の授乳時間

ミルクは月齢によってあげる回数や量が、おおまかに決まっています。毎回母乳をあげてからのミルクでも、3時間程度は間隔をあけたほうがいいでしょう。

栄養面は母乳とほぼ変わりがないミルクですが、どうしても消化には時間がかかってしまうので、赤ちゃんのおなかに負担がかかりすぎないように授乳間隔には注意が必要です。

(ミルクの量については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんが飲む粉ミルクの量は?月齢ごとの目安量や注意点!体験談も

混合育児から完母に移行する時期は?

混合育児をいつやめるか、決まりはありませんが他のママたちはどうしているのか気になりますよね。厚生労働省が発表している調査によると、生後1ヶ月と3ヶ月における乳児の栄養方法は次のようになっています。

生後1ヶ月 生後3ヶ月
母乳育児 51.3パーセント 54.7パーセント
混合育児 45.2パーセント 35.1パーセント
ミルク育児 3.6パーセント 10.2パーセント

混合育児から完母に移行する時期は特に決まりがなく、生後1ヶ月で母乳育児にする人もいれば3ヶ月を過ぎても混合育児のママもたくさんいますので、自分のペースで移行していけばよいでしょう。

混合育児は、ママと赤ちゃんのペースに合わせて

混合育児の後に完母に移行するのか、ミルクだけ変更するのか、そのまま混合育児を続けるかはママと赤ちゃんの都合で決めてかまいません。まわりのママがどうしているかは全く気にすることはありません。

ママと赤ちゃんが、ストレスなく幸せな気持ちで栄養補給ができるよう自分のペースで育児を楽しみましょう。