混合育児のやり方!母乳・ミルク主体の各メリットや、量などの注意点も!

【医師監修】赤ちゃんの授乳で悩んでいるママ必見です。混合育児の意味や、メリット・デメリットを知れば、選択肢が増えるでしょう。 混合育児の中でも「母乳主体・ミルク主体」のやり方を紹介するほか、混合育児から完全母乳育児に移行する時期なども紹介します。

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Contents
目次
  1. 混合育児とは?
  2. 混合育児のメリット・デメリットは?
  3. 母乳主体の混合育児のやり方・メリット
  4. ミルク主体の混合育児のやり方・メリット
  5. 混合育児から完母に移行する時期は?
  6. 混合育児は、ママと赤ちゃんのペースに合わせて

2児のママ

20代後半

出産時は完母にするつもりだったのでミルク用品はあまりそろえていませんでしたが、実際は母乳の出が悪かったので入院中に急いでネットで買いそろえました。ちゃんとじっくり決めておけばよかったです。

デメリット②荷物が多くなる

子供とのお出かけはただでさえ大荷物になりがちですが、混合育児の場合は基本の荷物にミルクセットが追加されます。

着替えやオムツ、オモチャや母子手帳に加えて、粉ミルクに哺乳瓶、溶かすためのお湯とかさばるものが多いので、大変だと感じる場合があるでしょう。

母乳主体の混合育児のやり方・メリット

混合育児と一言で言ってもそのやり方はひとつではありません。大きく「母乳主体」と「ミルク主体」に分けて紹介しましょう。

母乳主体の場合は、まず母乳を赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませた後に、足りない分をミルクで補います。この場合母乳が足りているかいないかの見極めが必要です。

赤ちゃんにぐっすり眠ってもらうために、夜寝る前の授乳だけミルクにする方法もあります。では母乳主体の混合育児の具体的な内容を紹介します。

母乳主体混合育児のメリット

主婦

30代前半

完全母乳育児を希望していたので、出が良くなるまでの混合育児期もマメに直接授乳していました。生後4ヶ月くらいには、完母にできました。諦めないでよかった!

母乳主体にしておくと、赤ちゃんに哺乳している時間が長く、回数も多くなるのでママの母乳の出が良くなりやすいとされています。そのため完全母乳育児を目指しているママは、移行がスムーズになります。

基本的には母乳をあげて、ママが休みたいときにミルクをあげられるのもメリットです。夜間だけミルクの場合は、お出かけの時もミルクセットが必要ないので身軽ですね。

母乳主体混合育児での母乳の量

赤ちゃんが欲しがる分を吸わせて、赤ちゃんが自分から口を離したら、30分くらい様子を見てください。すぐに泣き出してしまうようなら母乳が足りていないことが考えられます。また、いつまでも吸っていたり、長い時間吸っていると思ったら寝てしまうというような場合も足りていないと考えてよいでしょう。

最初は足りているかいないか見極めるのが難しいかもしれませんが、赤ちゃんの様子を見ているとだんだんわかってくるでしょう。

(新生児の母乳育児については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児の母乳量の目安は?授乳間隔・時間・回数は?飲まない時の対処法も!

母乳主体混合育児の授乳間隔

完全母乳育児の場合は赤ちゃんが欲しがった時にあげればいいのですが、混合育児の場合はミルクの消化がゆっくりなため、授乳間隔が2~3時間程度空くのが理想的です。(※1)

しかしあまり授乳間隔が空いてしまうと、今度はママのおっぱいが張って苦しくなることや母乳の分泌量が減ってしまうおそれなどの弊害があります。

母乳主体混合育児のミルクの量

母乳は赤ちゃんがどのくらい飲んだか確認することが難しいといことがあります。そのため、
どのくらいミルクを追加すればよいのかわからない場合は、20mlぐらいずつ足して調整しましょう。

あまりミルクをたくさん与えてしまうと、授乳の間隔があきすぎてしまったり、吐き戻しの原因になってしまいます。また時間があきすぎて母乳の分泌が減ってしまうこともありますので、完全母乳育児を目指しているのであれば特にミルクの量に注意が必要です。

(吐いてしまう原因については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?

ミルク主体の混合育児のやり方・メリット

母乳の量が足りない、毎回の授乳が負担になってしまう、でも母乳を全くあげないのは寂しいというママはミルク主体の混合育児が合っているのではないでしょうか。栄養面での心配がないのも、ママとしては安心ですね。

ただし何点か注意しなければならないことがあるので、やり方をきちん知ったうえでストレスのない方法を見つけましょう。