赤ちゃんが飲む粉ミルクの量は?月齢ごとの目安量や注意点!体験談も

【医師監修】はじめて子育てをするママにとって、赤ちゃんに与えている粉ミルクの量は足りているのか、どのタイミングで量を増やせばいいのかなどの基準が気になりますよね。そこで今回は、体験談を交えながら、赤ちゃんの月齢ごとに与えるべき粉ミルクの目安量や注意点を紹介します。

Commentator
|
専門家監修
渡邉恵里
平成19年卒、小児科医。現在は、精神科クリニックで子どもの発達や心の問題に取り組んでいます。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 赤ちゃんが飲む粉ミルクの量は?
  2. 赤ちゃんに与える粉ミルクと母乳のバランス
  3. 粉ミルクの作り方
  4. 赤ちゃんの月齢ごとの粉ミルクの目安量と授乳間隔
  5. 赤ちゃんに粉ミルクを与える場合の注意点
  6. 先輩ママの体験談
  7. 赤ちゃんへの粉ミルクは1歳を目安に卒業を

赤ちゃんが飲む粉ミルクの量は?

赤ちゃんが誕生したその日から授乳は始まります。なにもかもが初めてのママにとって、赤ちゃんに粉ミルクをどれくらい与えたら良いのか目安が知りたいところですよね。そこで今回は、赤ちゃんの月齢に合った粉ミルク量の目安や、母乳とのバランスなどを紹介します。

赤ちゃんに与える粉ミルクと母乳のバランス

ミルクを与えている、といっても、同時に母乳をあげているママもいるでしょう。「母乳できちんと水分や栄養が摂れていても、まだ粉ミルクを飲ませる必要があるの?」と気になってしまいますよね。

体重が増えやすい子は、粉ミルクと母乳の量のバランスをしっかりと調整する必要があります。粉ミルクの役割をきちんと理解したうえで、目安となる体重をこまめにチェックしながら正しく授乳しましょう。

赤ちゃん用粉ミルクの役割

そもそも、赤ちゃん用粉ミルクはどのような役割を果たしているのでしょうか。粉ミルクは栄養面で母乳を補填してくれるだけでなく、母乳で摂りきれなかった水分も補うことができます(※1)。

近年、メーカー各社から発売されている人気の粉ミルクは、限りなく母乳に近い成分で作られています。母乳が足りないほか、あらゆる理由で母乳育児ができないママの強い味方となるでしょう。

赤ちゃんに母乳を与えている場合も粉ミルクは必要?

新生児の頃から適正な時間間隔で母乳を与え、赤ちゃんの体重増加がみられる場合は粉ミルクの授乳は必須ではありません。しかし、母乳をあげて間もないのに赤ちゃんが泣いてしまう、体重があまり増えないなどの場合は、母乳の量が足りていない可能性もあります。そういった場合は粉ミルクを活用しましょう。

(粉ミルクの選び方については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんに合った粉ミルクの選び方は?ママ達のおすすめ10選!口コミ多数

粉ミルクの作り方

具体的に、粉ミルクとはどのように作ればいいのでしょうか。ここでは、粉ミルクを作るために必要なものや、粉ミルクの溶かし方、量、溶かす温度などの基準を紹介します。

準備するもの

まずはじめに、粉ミルクを作るには何を準備すればいいのかを紹介します。

●粉ミルク
●計量スプーン(ミルクに備えつけのもの)
●哺乳瓶
●煮沸した70度以上のお湯
●湯冷ましの水
●消毒用器具
●消毒液やタブレット

上記が必要となります。湯冷ましの水は市販の赤ちゃん用水を活用すると、毎回お湯を冷ましておかなくて済むのでとても便利です。また哺乳瓶の消毒については、煮沸消毒や薬液消毒などさまざまな方法があります。自分に合ったものをみつけましょう。

基準となる粉ミルクやお湯の量は?

次に、基準となる粉ミルクやお湯の量を紹介します。まず、作りたいミルクの量に必要な粉ミルク量を説明書で確認しましょう。計量スプーンを使用して哺乳瓶に入れ、できあがってほしい量の2/3までお湯を注ぎます。お湯は70度を基準としていますが、煮沸したてのお湯の場合は1/2弱を入れるようにしましょう。

その後、哺乳瓶の乳首とフタをつけて、粉ミルクが溶けるまでよく振ります。溶けたことを確認したら、湯冷ましの水(または市販の赤ちゃん用水)を完成量の目盛りまで注ぎましょう。

赤ちゃんに与える際には、一度ママの腕などにミルクを垂らして温度を確認します。基準は人肌より少し熱めの40度です。万が一ぬるい場合は、熱いお湯に哺乳瓶をつけて少し温めます。一方、熱すぎる場合は冷たい流水に哺乳瓶をさらして冷ましてあげましょう。

赤ちゃんの月齢ごとの粉ミルクの目安量と授乳間隔