クーイングとは?意味や上手な返事の仕方は?喃語との違いや体験談も紹介!

【医師監修】赤ちゃんの発する『クーイング』というものを知っていますか?赤ちゃんのクーイングの意味や喃語との違いを紹介します。クーイングの始まる時期、終わる時期のほか、クーイングへの上手な返事のしかた、クーイングが始まったら注意したいこともあわせて紹介していきます。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんのクーイングの意味は?喃語とどう違うの?
  2. クーイングはいつから始まるの?終わる時期は?
  3. クーイングへの上手な返事の仕方は?
  4. クーイングが始まった際の注意点
  5. クーイングをしなくなった!原因は?
  6. クーイングにどう返事してた?【ママの体験談】
  7. クーイングで会話を楽しもう

赤ちゃんのクーイングの意味は?喃語とどう違うの?

赤ちゃんと接していて「あー」や「うー」といった不思議な声を出している時がありませんか?それはクーイングというもので、成長の過程で必要な声です。ではこのクーイングとはどのようなものなのでしょうか。(※1)

赤ちゃんの発するクーイングとは

赤ちゃんの発する不思議な声のことをクーイングと呼びますが、どんな声なのでしょうか。

クーイングとは泣き声や叫び声とは違って、赤ちゃんが口や唇を使わないで発声している声のことです。リラックスして機嫌の良いときに出す声がクーイングです(※2)。

クーイングの意味は?

このクーイングにはどんな意味があるのでしょうか。赤ちゃんが何かを伝えたがっているというよりは、単に声がでることを面白がっていると考えるとよいでしょう。

クーイングは声の発達の始まりといわれています。赤ちゃんはクーイングから声を発することの面白さや、言葉を発するという感性が育まれていきます。このように、クーイングには声の発達と、言葉を発することに対しての面白さなどを身につける、といった役割があるのです。

クーイングと喃語の違いは?

よく聞く「喃語」と「クーイング」はなにが違うのでしょうか(※3)。

喃語は生後6ヶ月頃に始まる発声のことで「ばぶばぶ」や「だーだーだー」などといった言葉のことを言います。それに比べてクーイングはリラックスしてゆったりとした状態での発声なので「あー」や「うー」などのような声を出しています。

(赤ちゃんの喃語については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの喃語とは?いつから発語する?遅い時の原因・対処法も解説!

クーイングはいつから始まるの?終わる時期は?

赤ちゃんの発するクーイングはいつから始まるのでしょうか。

いつから始まるかは個人差がありますが、クーイングを始める時期は生後1ヶ月頃から徐々にという赤ちゃんが多いでしょう。生後2~3ヶ月でよくクーイングをするようになります(※3)。

クーイングはいつ終わるのでしょうか。

大体生後3ヶ月くらいからクーイングは徐々になくなっていきます。1歳ごろにはクーイングも完全に無くなり、喃語を発している赤ちゃんが多いでしょう。しかし、クーイングが始まるのが遅かった赤ちゃんは終わる時期も遅くなる場合があるかもしれませんが、心配することはありません。

クーイングへの上手な返事の仕方は?

赤ちゃんがクーイングをしているときに、どう反応するのがよいのでしょうか。

赤ちゃんがクーイングをしていた時は「そうなんだ~」や「ご機嫌だね~」などと返事をしてあげるようにしましょう。また赤ちゃんのクーイングに合わせて「あー」や「うー」などとオウム返しをしてみるのも良いでしょう。

クーイングの声に対して会話をしてあげると赤ちゃんも自分の声に対して返事をしてくれた、と気付いてどんどんクーイングをするようになります。クーイングへの返事はとても良い刺激になって、言語の発達を促すことにつながります。

新井昇子

小児科医

赤ちゃん特有のクーイング、すごくかわいいですよね。会話をするように赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう。コミュニケーションに正解はありません。赤ちゃんも言葉を受け取っているわけではなく話している人の雰囲気,抑揚、表情など非言語の部分を感じ取っているので言葉は自然と出てくるものであればなんでもいいと思います。この時期から周りの大人が急に言葉遣いを変えるのは難しいと思いますし不自然ですし、気を使っている状態も赤ちゃんは感じ取っていますので、過度に気を遣わず赤ちゃんも一人の人間だという認識で存在を尊重するようにふるまえばいいと思います。乱暴な言葉遣いを覚えてしまったということはそのような環境であるということなので、それをまずは受け止め、そこから気を付けていけば影響は薄れるのではないかと思います。表面的な言葉遣いが悪かったとしても、それをどのような感情で発しているかの方が大事だと思います。いくら丁寧な言葉遣いでも憎しみや怒りイライラの感情を載せて発せられた言葉から受ける影響は、乱暴な言葉を愛情をもって発している場合より、心が傷つくこともあるかもしれませんしねこどもは自分の所有物ではなく一人の人間なんだ、と機会あるごとに、私は確認しています。