粉ミルクはいつまで必要?卒乳・断乳の開始時期の目安は?進め方のコツも紹介!

【医師監修】粉ミルクはいつまで必要か知っていますか?この記事では、粉ミルクやフォローアップミルクはいつまで必要か、卒乳・断乳の開始時期の目安について紹介します。さらに、卒乳・断乳の進め方のポイントや、具体的な方法、注意点も紹介しますので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 粉ミルクやフォローアップミルクはいつまで必要?
  2. 粉ミルクを自然卒乳・断乳する進め方のポイント
  3. 粉ミルクを卒乳・断乳する具体的な手順は?
  4. 粉ミルクの卒乳・断乳が遅くなってしまうデメリットは?
  5. 粉ミルクを卒乳・断乳する際の注意点
  6. 赤ちゃんの成長と共に粉ミルクから離乳食へ移行しよう!

粉ミルクの卒乳・断乳が遅くなると、虫歯になりやすいというデメリットがあります。長く粉ミルクを飲み続けていた子供は、通常よりも虫歯の発症数が多いだけでなく、虫歯の本数も多かったという研究結果もあるのです(※1)。

とくに、夜間に粉ミルクを与えていると虫歯になる確率も高まるといえます。なかなか卒乳・断乳が進まない時は、歯のケアには十分注意したいですね。

粉ミルクを卒乳・断乳する際の注意点

粉ミルクを卒乳・断乳する時は、赤ちゃんから無理やりミルクを取り上げないことが大切です。しっかり言葉で言い聞かせ、納得をさせながら卒業できることが好ましいでしょう。

卒乳・断乳する時、ほとんどの赤ちゃんは大泣きするはずです。しかし、それに根負けしていてはなかなか卒乳・断乳は進みません。ママも心を決め、赤ちゃんと向き合って断乳・卒乳に取り組んでいきましょう。

ただし、赤ちゃんの体調が悪く、無理をさせてはいけない時は別です。赤ちゃんが体調が悪くて離乳食を口にできず、ミルクを欲しがる時は一旦断乳・卒乳は中断するようにしましょう。赤ちゃんの様子や体調をしっかり確認することも、断乳・卒乳をする時にはとても大切です。

(断乳については以下の記事も参考にしてみてください)

夜間断乳はいつから?やり方は?メリットやコツ、失敗した時の対処法も!

赤ちゃんの成長と共に粉ミルクから離乳食へ移行しよう!

粉ミルクは赤ちゃんにとって大切な栄養となりますが、いつまでも与え続けていいものではありません。赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせながら、徐々に断乳・卒乳していけるようにしましょう。

渡邉恵里

小児科医

離乳の時期は食事量、発育、その子の個性によるため個人差の大きいものです。親子共に無理のない離乳を進めていかれるとよいと思います。離乳食が進まずに体重増加不良や栄養の心配がある時はかかりつけの小児科で相談しながら離乳を進めるようにして下さい。