乳児のお風呂の入れ方!いつから一緒でOK?沐浴卒業後の流れや注意点を紹介

【医師監修】乳児と一緒に入浴することを心待ちにしているママやパパも多いことでしょう。こちらの記事では、乳児とのお風呂はいつから一緒に入れる?といった疑問をはじめ、お風呂に入れる前の準備・入れ方の手順や、お風呂上りの対応について紹介します。入る際の注意点も紹介しますよ。

Contents
目次
  1. 乳児とのお風呂はいつから一緒でOK?
  2. 乳児とお風呂に入る際の温度・入浴時間は?
  3. 乳児をお風呂に入れる前に準備すべきこと
  4. 乳児のお風呂の入れ方の手順
  5. 乳児のお風呂上りの対応
  6. 乳児とお風呂に入る際の注意点
  7. 沐浴卒業後は赤ちゃんと一緒にお風呂に入ろう!

乳児とのお風呂はいつから一緒でOK?

赤ちゃんが生まれてから、1ヶ月間はベビーバスなどで沐浴を行います。しかし、いつから乳児と一緒にお風呂に入れるのか、心待ちにしているママやパパも多いことでしょう。ママやパパとは別のお風呂である沐浴を行う理由は、赤ちゃんの抵抗力の弱さにあります。

実は毎日新しいお湯をはったお風呂でも、ママやパパが入ると雑菌が発生してしまいます。ベビーバスなどで沐浴を行うのは、雑菌から赤ちゃんを守るためなのです。赤ちゃんの抵抗力が強くなってくる生後1ヶ月頃までは、沐浴を行う必要があります。

生後1ヶ月を過ぎた頃に受ける1ヶ月健診で、ママと赤ちゃんの身体に何も問題がなければ沐浴は卒業です。赤ちゃんと一緒に湯船に浸かることができますよ。初めての一緒のお風呂で、緊張してしまうかもしれません。しかし、準備や手順を頭に入れ心に余裕をもってチャレンジしてみてくださいね。

(赤ちゃんのお風呂については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんは入浴剤入りのお風呂はダメ?いつからOKなの?注意点は?

乳児とお風呂に入る際の温度・入浴時間は?

乳児の身体はまだまだ未熟です。乳児を大人と一緒のお風呂に入れる際には、お湯の温度と入浴時間に注意が必要です。乳児と一緒にお風呂に入る時の、適したお湯の温度や入浴時間について紹介します。

乳児とお風呂に入る際の適した温度

乳児と一緒にお風呂に入る際のお湯の温度は、暑い季節であれば38~39度くらい、寒い季節であれば40度くらいが理想です(※1)。お湯が熱くなると赤ちゃんがびっくりする可能性があります。したがって、入浴中の追い炊き機能は使わないでおきましょう。

沐浴で使っていた湯温計がある場合は、赤ちゃんにとって最適なお湯の温度になるように、きちんと計ってお湯をためておくと安心です。湯温計がない場合は、入浴する前にしっかりママの手でお湯の温度を確かめておくとよいでしょう。

乳児とお風呂に入る際の適した入浴時間

乳児と一緒にお風呂に入る際は、頭や身体を洗う時間も含めて10分程度が適切です(※2)。湯船に浸かるのは2~3分くらいで十分でしょう。赤ちゃんの身体はのぼせやすいです。さらに肌が乾燥する原因にもなってしまうので、長湯は避けましょう。

また、赤ちゃんとお風呂に入る時間帯ですが、季節や赤ちゃんの機嫌・体調などに合わせて、適した時間帯を選ぶようにしましょう。お風呂のあとはすぐ寝てしまう子や、お風呂に入るとなかなか寝てくれない子などさまざまです。その子に合ったお風呂の時間帯を決めてあげるとよいですね。

乳児をお風呂に入れる前に準備すべきこと

まだ首もすわっていない乳児と一緒にお風呂に入るということは、ずっと抱っこしたまま入浴しなければならないということを意味します。常に抱っこしているママの負担の軽減も大切ですし、赤ちゃんの身体が冷えてしまわないよう、入浴する前に十分準備をしておく必要があります。

お風呂セットを準備する

赤ちゃんと一緒にお風呂に入る前に、必要なものを準備しておきましょう。主なお風呂セットはベビーシャンプーやベビー用の石鹸はもちろん、赤ちゃんの着替え、おむつやバスタオル、ベビーローション、綿棒などです。

最近ではお風呂の便利グッズとして、ベビーバスローブが人気です。着替えさせるまでの間、サッと羽織らせておけば湯冷め防止になるので、気になる方はチェックしてみましょう。また、ママが身体を洗っていたり、身体を拭いている最中に赤ちゃんを待たせておく、バウンサーや座布団などがあると重宝します。

ガーゼで赤ちゃんの体を洗おうとしているママもいるかもしれませんね。しかし、ガーゼを使うことはあまりおすすめできません。湿疹の原因になってしまうことがあるからです。ママやパパの手で優しく洗ってあげてくださいね。

湯上り後の準備を万全にしておく

お風呂セットを準備したら、脱衣所に湯上り後の準備をしましょう。ママや赤ちゃんの身体が冷えるのを防ぐことができるので、湯上り後の準備は必要です。

床の冷たさが伝わらないようクッションマットなどを敷いた上に、肌着とおむつを開いた状態で広げておきましょう。着替えを広げておくと、バスタオルやバスローブで身体を拭いた後にスムーズに着替えさせることができます。肌着の上にはバスタオルやバスローブを広げて置いておき、お風呂から上がったらすぐに拭ける状態にしておくと良いです。

寒い時期は脱衣所を暖めておく

寒い季節にはママが身体を洗っている間、赤ちゃんを待たせておく脱衣所を暖めておくのを忘れないようにしましょう。脱衣所を暖めておくと、お風呂上りの湯冷めも防げます。