1歳半頃の夜泣きがひどい原因とは?赤ちゃんが夜起きる対策・対処法を解説
【医師監修】1歳半頃になってもまだ夜泣きをする子もいます。この記事では1歳半頃の夜泣きがひどい原因や、適切な対策・対処法についてお伝えします。また、夜泣きを放置してもいいのか、病院に相談すべきかや、みんなの体験談もご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
環境の変化
1歳半ともなると、日中は保育園に行き始める赤ちゃんもいるでしょう。そのような環境の変化が、夜泣きにつながる原因になる場合もあります。脳が未発達なこともあり、新しい環境での経験や記憶を脳が処理する過程で、睡眠から覚めてしまい、夜泣きをしてしまうのです。
断乳
1歳半の赤ちゃんの夜泣きの原因は、断乳がきっかけの場合もあるでしょう。いつまで授乳を続けるかは、多くのママにとっても悩みどころです。とはいえ「いつまでも授乳を続けるわけにいかない」と断乳に試みると、空腹やママのおっぱいへの恋しさで夜泣きをしてしまう場合があります。
この場合は赤ちゃんが可哀想でつい断乳を諦めたくなってしまうかもしれませんが、ぐっと我慢して過ごすことで、夜泣きはいずれ治まっていくでしょう。
(断乳・卒乳後の寝かしつけ方法については以下の記事も参考にしてみてください)
1歳半頃の夜泣きの適切な対策・対処法は?
突然赤ちゃんが夜泣きをするようになると、いつまでも泣き続ける我が子に何をしてあげたら良いのか分からず、パパやママが睡眠不足になって困ってしまうこともあるでしょう。とはいえ、何もせずに放置しておくのも可哀想になってしまいますよね。
1歳半頃の赤ちゃんに起きる突然の夜泣きには、いろいろな対策・対処法があります。突然の夜泣きに困っているのであれば、まずはできる限り対策・対処法を試してみると、解決の糸口が見つかる場合もあるでしょう。
(赤ちゃんの寝かしつけについては以下の記事も参考にしてみてください)
お昼寝の時間を工夫する
お昼寝の時間を工夫することで、夜泣きが改善する場合もあるでしょう。お昼寝の時間が夕方にずれていると、夜に眠ることができずに夜泣きをしてしまう場合があります。大人でも、昼寝の時間を長く取りすぎると夜眠れずに時間が過ぎてしまう場合がありますよね。それは1歳児の赤ちゃんでも同じなのです。
1歳半の赤ちゃんにとって、お昼寝は成長のために大事な習慣となります。しかし、お昼寝をすることによって、寝るはずの夜になっても体力が有り余っていると、夜泣きの原因になってしまう場合があるでしょう。夜泣きの対策としては、お昼寝をする時間帯やタイミングのの見直しが大事になります。
夕方や夜に近い時間帯にお昼寝をしているのなら、お昼寝の時間帯を早め、お昼寝の後にも遊ぶ時間をとってみるのも良いでしょう。なかなか早い時間帯にお昼寝をしてくれないのなら、午前のうちにたくさん遊ばせることで、お昼過ぎにはお昼寝をしてくれる場合もあります。
遊ぶ時間を増やす
遊ぶ時間が足りていないと、夜泣きにつながることもあります。子どもは、大人たちからすれば有り余るほどの体力を持っています。特に1歳半ともなると、遊んでも遊んでも遊び足りないくらいの体力を持っている場合もあるでしょう。1歳半の赤ちゃんが夜泣きをしてしまう場合には、体力が余っていて眠りが浅いという理由が原因の可能性もあるのです。
室内だけで遊んでいることが多いなら、試しに公園など、屋外で遊ぶ時間を取ってみるのも夜泣き対策として良いでしょう。また、パパやママだけでは子どもの遊びに付き合いきれないような場合には、地域にある子育て支援センターなど、子どもがたくさん遊べるような場所を利用するのも一つの対処法です。
実際、子どもの遊ぶ時間を増やす工夫をしてみたら、子どもが疲れ切って、夜はぐっすり寝続けるようになったという体験談もあります。
リラックスできる時間を作る
1歳半の赤ちゃんが、夜泣きせずぐっすり眠るためには、寝る前の環境を整えてあげることも対策として有効な場合があります。大人にとっても、寝る前の時間が睡眠の質を大きく左右するように、1歳半の赤ちゃんも寝る前の時間の過ごし方で、熟睡できるか、途中で目が覚めて夜泣きしてしまうかが変わってきます。
例えば寝る前に絵本の読み聞かせをしたり、抱っこなどをして意識的にスキンシップの時間をとるなど、リラックスできるような時間を作ってあげることが夜泣き対策として効果的な場合もあるでしょう。
また、特に保育園に通い始めるなど環境に変化があった場合には、赤ちゃんの脳内が混乱している可能性もあります。寂しさや不安などを寝る前にしっかり受け止め、スキンシップや声掛けで解消してあげることで、夜泣きが解消することもあるのです。
あえて抱っこせず放置する
夜泣きしているのに何もせず赤ちゃんを放置するのは可哀想だと思うかもしれませんが、夜泣き対策として放置が効果的なこともあります。夜泣きをしているとつい抱き上げて、あやしてしまう場合があるでしょう。しかし、このことを常に繰り返していると、赤ちゃんは泣けば抱っこをしてもらえると記憶してしまいます。
抱っこをして欲しいがために夜泣きをしているのなら、あえて抱っこはせず放置することで、泣いても抱っこはしてもらえないと学習するのです。放置とは言っても、抱っこはせず背中を優しくなでたり、飲み物をあげたり「ここにいるよ」と声をかけて安心させてあげることは必要になります。
体調が悪かったり、お腹がすいていたりといった明確な原因のない夜泣きの場合、放置をしていればいずれ泣き止む時がきます。夜泣きをしてもいいことはないと分かれば、自然に夜泣きをしなくなることも多いでしょう。放置は可哀想だと感じてしまいますが、そこは少し我慢することが、長い目で見た夜泣き対策につながっていくのです。
安心できるグッズを近くに置く
1歳半の赤ちゃんが気に入っている人形やおもちゃなど、安心感を感じることができるグッズを、夜泣きした時には近くに置いてあげることも、効果が期待できます。子どもによって、何によって安心するかはさまざまですが、色や匂い、手触りなどで安心して眠ることができる場合もあります。
また、パパやママの匂いがするグッズも効果的な夜泣き対策になることがあります。夜泣きを始めた時に、パパやママの匂いが付いている枕やお布団などを近くに置いてあげただけで、またすぐに寝入ったというケースもあるのです。
大人からすれば1歳半という年齢は、あまり何も分かっていないのではないかと思うかもしれませんが、どんなに小さくても寂しさや不安を感じているものです。安心できるグッズは、寂しさや不安の原因を取り除いてあげることにつながるので、それぞれの赤ちゃんに合うグッズを見つけてあげるのも良いでしょう。
1歳半頃のひどい夜泣きは病院に相談するべき?
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