母乳育児もげっぷは必要?出し方のコツや授乳中に寝落ちした時の対処法も!

【医師監修】赤ちゃん・新生児の授乳後にげっぷをさせる理由をはじめ、母乳育児はげっぷが不要なの?という疑問について紹介します。げっぷをさせる方法とコツや寝落ちした時、げっぷが出ない時、げっぷが出る前に母乳を吐いてしまう時の対処法や先輩ママの【体験談】も紹介します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃん・新生児の授乳後にげっぷをさせる理由は?
  2. 母乳育児はげっぷが不要?ミルクは必要?
  3. 赤ちゃんにげっぷをさせる方法とコツ
  4. 赤ちゃんが授乳中に寝落ちした時はどうする?
  5. 赤ちゃんのげっぷが出ない時は?
  6. 赤ちゃんがげっぷする前に吐き戻す理由や対処法は?
  7. 母乳育児のげっぷに関する体験談
  8. 母乳育児は無理にげっぷを出さなくて大丈夫

吐き戻しをしてないか気をつける

授乳中やミルク中に寝落ちしてしまって起きない場合は、吐き戻しをしていないか見守ることも大切です。なるべくげっぷはさせる方が安心です。しかし、起きてくれなかったりぐずってしまい、げっぷどころではないこともあるでしょう。どうしてもげっぷをさせられない場合は、その後吐き戻しがないかよく観察するようにしましょう。

赤ちゃんのげっぷが出ない時は?

授乳後やミルク後に赤ちゃんのげっぷが出なくて、焦った経験があるママは意外と多くいます。背中をさすったり、トントンしてみてもげっぷがでずに心配になってしまうママもいるでしょう。もし、授乳後やミルク後に赤ちゃんのげっぷが出ないときは、どのように対処したらいいのでしょうか。

授乳後20分は縦抱きに

母乳・ミルクともに授乳後は、げっぷが必要とされています。しかし、げっぷの出やすさには個人差があります。飲んですぐにげっぷが出る赤ちゃんもいれば、なかなかげっぷが出ない赤ちゃんもいるのです。

なるべく赤ちゃんにげっぷをしてもらうために、授乳後やミルク後の20分間は縦抱きをするのがおすすめです。もちろん、授乳やミルクが終わったあとであればパパが抱っこしてもかまいません。

20分を長く感じることもあるかもしれません。パパとママで協力しながらやってみてくださいね。また、げっぷが出ないからといって背中を何度もトントンとたたくのはやめましょう。げっぷの出やすさは個人差があります。赤ちゃんの様子を見ながらげっぷが出るのを待ちましょう。

右側を下にして寝かせる

ママやパパが頑張ってみても、なかなかげっぷが出せない赤ちゃんはいます。その場合は無理にげっぷを出させる必要はありません。しかし、赤ちゃんが母乳やミルクの吐き戻しをする場合もあるため、右側を下にして寝かせてあげましょう。身体の右側を下にするのは、胃の出口が右側にあるためです。

まず、赤ちゃんを仰向けに寝かせます。そして、フェイスタオルを丸めて赤ちゃんの背中にはさみます。完全な横向きにならないよう背中にタオルをはさんでうまく傾斜をつけてあげましょう。赤ちゃんがやや右上をむいているのが理想です。

無理に出す必要はない

新生児や赤ちゃんのげっぷが出ないと安心できないというママも多いでしょう。しかし、授乳後やミルク後にげっぷが出ないからといって、心配しすぎるのもよくありません。授乳後やミルク後にげっぷを出すために背中をトントンします。しかし、長くやりすぎたり強くやりすぎると赤ちゃんにとってストレスになるのです。

げっぷをするように工夫したけど、それでもげっぷが出ないときは赤ちゃんの様子に注意しながら見守ってあげることも大切です。

渡邉恵里

小児科医

げっぷが苦手な子もいます。どうしても出ない時は無理せず体勢の工夫や長めに抱っこするなどの対応でいいですよ。

赤ちゃんがげっぷする前に吐き戻す理由や対処法は?

赤ちゃんや新生児はげっぷをする前に、ミルクや母乳を吐き出してしまうことがあります。ここからは、吐き戻しが起こる理由や対処法について紹介します。「授乳後やミルク後にげっぷよりも吐き戻しが多くて心配…」というママやパパはぜひ参考にしてみてくださいね。

母乳の飲み過ぎ

授乳後やミルク後の吐き戻しが多い理由として、母乳やミルクの飲み過ぎがあげられます。赤ちゃんの母乳やミルクの飲む量には個人差があります。控え目に飲む赤ちゃんもいれば、満腹以上に飲んでしまう赤ちゃんもいるのです。ミルクと違い、母乳の場合はどのくらいの量を与えているかわかりづらいですよね。

げっぷする前に吐き戻しをすることが多い場合は、1回にあげる授乳量やミルクの量を減らしてみましょう。また、授乳やミルクの量を減らし回数を多くするのもひとつの方法です。

急な体勢の変化

赤ちゃんや新生児がげっぷの前に吐き戻してしまうのは、授乳後やミルク後の急激な体勢の変化が影響していることもあります。授乳後やミルク後には「すぐにげっぷをさせないと!」と焦ってしまい、飲んで間もないのにげっぷをさせるために体勢に変えてしまうことがあります。

急激な体勢の変化が、吐き戻しに繋がっている可能性があります。授乳後やミルク後のげっぷは必要ですが、すぐに体勢を変えようと焦り過ぎないようにしましょう。

病気が潜んでいる可能性も