母乳育児もげっぷは必要?出し方のコツや授乳中に寝落ちした時の対処法も!
【医師監修】赤ちゃん・新生児の授乳後にげっぷをさせる理由をはじめ、母乳育児はげっぷが不要なの?という疑問について紹介します。げっぷをさせる方法とコツや寝落ちした時、げっぷが出ない時、げっぷが出る前に母乳を吐いてしまう時の対処法や先輩ママの【体験談】も紹介します。
赤ちゃん・新生児の授乳後にげっぷをさせる理由は?
赤ちゃんや新生児は授乳後にげっぷをさせると聞いたことはありませんか。どうして赤ちゃんや新生児はミルクや母乳の授乳後にげっぷが必要なのでしょうか。ママやパパの中には、赤ちゃんにげっぷをさせるのに苦労している人もいるかもしれません。まずは、げっぷが必要とされている理由について紹介します。
吐き戻しの防止
授乳後やミルク後にげっぷをさせる理由は、吐き戻しを防止するためです。赤ちゃんや新生児の胃は、とっくりのような形状であるため、吐き戻しが起こりやすくなっています(※1)。赤ちゃんや新生児はまだ臓器が未熟なのです。
吐き戻しは誤飲や窒息につながるおそれがあるため、その防止のためにもげっぷが必要です。
(赤ちゃんがむせる原因については以下の記事も参考にしてみてください)
胃の中の空気を抜くため
赤ちゃんや新生児が吐き戻しをしてしまう原因には、授乳時に口の中に入る空気も関係しています。授乳時に一緒に入った空気が、飲んだものを押し上げることで吐き戻しが起こるといわれているのです。しかし、赤ちゃんや新生児が授乳時に空気を飲まないようにする効果的な方法はありません。
げっぷをした方が楽だから
赤ちゃんや新生児の胃は小さいため、少しのミルクや母乳を飲んだだけでお腹がいっぱいになってしまいます。授乳後にげっぷをしないと胃が膨らんで苦しく感じてしまいます。中にはこの苦しさが原因で、吐き戻してしまう赤ちゃんもいるのです。
母乳やミルクを飲む際に一緒に空気を飲みこんでしまうため、げっぷで胃に溜まった空気を出してあげることで赤ちゃんは楽になります。大人も胃や腸に空気が溜まっていたら苦しいですし、気持ち悪いですよね。赤ちゃんや新生児も同じなのです。
母乳育児はげっぷが不要?ミルクは必要?
よく「母乳育児であればげっぷはいらない」「ミルクを与えるならげっぷは必要」といった話を聞いたことはありませんか。子育てを始めたばかりのママでも、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。母乳とミルクでげっぷの必要の有無はわかれるのでしょうか?
母乳でもげっぷは必要
母乳を与えて育てている場合は、ミルクよりもげっぷが出にくいといわれています。それは、ママのおっぱいにぴったりと口を吸いつけて母乳を飲むため、空気が入りにくいからです。そもそも、赤ちゃんがミルクや母乳を飲んだ後にげっぷが必要なのは、胃の中にたまった空気を抜くためです。
しかし、空気が入りにくいというだけでまったく入らないわけではありません(※2)。そのため、母乳でも赤ちゃんにげっぷをさせることは必要といえます。
(授乳期間については以下の記事も参考にしてみてください)
ミルクは空気が入りやすいためなるべく必要
母乳ではなくミルクの場合は哺乳瓶であげることになりますね。ミルクの場合は、母乳に比べると授乳時に空気が入りやすくなるといわれています(※2)。
胃に空気をためたままにしておくと吐き戻しの原因にもなります。ミルクを与えたときはなるべくげっぷを出してあげるようにしましょう。
(赤ちゃんの粉ミルクの量については以下の記事も参考にしてみてください)
母乳もミルクも赤ちゃんの様子をよく見てあげて
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