粉ミルクの作り方!調乳用の水や温度・量の注意点は?外出先ではどうする?
最近の母乳よりも栄養価が高い粉ミルクも多く、母乳と粉ミルクの併用も増えています。今回は、粉ミルクの作り方の手順や、温度・量などを初心者ママにもわかりやすくご紹介!また、湯冷まし・外出時のコツや、調乳水の選び方、飲ませる際の注意点も作り方とあわせて解説しますよ。
粉ミルクの成分は?
幼児用の粉ミルクは、厚生労働省が設定した「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」の基準値によって、一定の品質が保たれています(※1)。
粉ミルクの多くは、牛乳をベースとした母乳に近い成分配合となっており、ビタミン類やミネラルなどの栄養素が入っています。市販されている粉ミルクの成分は、DHA、タウリン、ヌクレオチド、β-カロテン、葉酸、便秘予防のオリゴ糖が入っているほか、メーカーによってさらにシスチンやラクトフェリンなどを含んでいるものもありますよ。
粉ミルクの作り方は?温度・量など!
早速、粉ミルクの作り方を紹介します。温度や量など基本的な作り方を覚えて、赤ちゃんを待たせないよう手際よく簡単に粉ミルクが作れるようになりましょう。
まずは、手を洗い、作業する身の回りを清潔にしておきましょう。粉ミルク作りに必要な哺乳瓶、粉ミルク、沸騰させて温度を70~80℃に冷ましたお湯、湯冷ましを準備して、ミルク作りを開始します。
粉ミルクの作り方①必要なミルク量を哺乳瓶に入れる
生後何週かによって使用する粉ミルクの量が異なります。パッケージの表示を参考に、該当するミルク量を付属のスプーンなどを使ってすりきりですくい出します。消毒した清潔な哺乳瓶にすくった粉を入れましょう。
粉ミルクの作り方②70~80℃のお湯を3分の2注ぐ
下準備の段階で準備していた温度70~80℃のお湯を、出来上がり量の半分か3分の2だけ注ぎます。例えば、生後3~4週で出来上がり量を120ccとした場合は80ccのお湯を注ぐという具合です。このとき、容器が熱くなるので火傷しないように注意しましょう。
粉ミルクを1日8回与える場合の1回分の目安量は、生後日数や成長具合によって異なります。生後0~7日ならば10ml+生後日数×10ml、生後2週で80~100ml、生後3~4週で100~120mlといった具合に増やしていきます。また、生後1~2ヶ月は約140mlを1日6回、3~4ヶ月は約200mlを1日5回、5~6ヶ月は約220~240mlを1日4~5回と与えていきましょう。
粉ミルクの作り方③かき混ぜて粉を溶かす
粉ミルクがしっかりと溶けるよう哺乳瓶を振ります。このとき、哺乳瓶は空中に円を描くようにイメージしてかき混ぜましょう。粉ミルクを溶かすには、70℃以上のお湯であることがポイントです。粉が溶けにくいようならば、湯冷ましを数回に分けて継ぎ足していきましょう。混ぜるときは泡立たないように優しく振ることが大事です。
粉ミルクの作り方④湯冷ましを入れる
粉がしっかりと溶けたら、お湯を出来上がり量まで入れ足します。哺乳瓶のふたを閉めて、泡立たない程度に軽く横に振って混ぜます。縦に振る混ぜ方は、泡立ちやすいのでおすすめできません。優しく横に振ってあげましょう。
粉ミルクの作り方⑤温度の確認
腕の内側にミルクを一滴垂らし、人肌かどうか確かめましょう。熱い場合は、哺乳瓶に冷水をかけたり、湯冷まし用ボウルなどに氷水を入れ、そこに哺乳瓶を浸けるなどして冷まします。再度、ミルクの温度をチェックして、37~40℃の人肌になったら完成です。
(粉ミルクの目安量などについては以下の記事も参考にしてみてください)
粉ミルク用の調乳水の選び方!水道水・ミネラルウォーターの注意点は?
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