子供の睡眠時間の理想は?幼児の年齢別の平均や、生活リズムを改善するコツも!

【医師監修】子供の睡眠時間は気になるものですが、子供の理想の睡眠時間や、幼児の年齢別の平均睡眠時間はどうなっているのでしょう。睡眠不足が引き起こす子供への悪影響や、睡眠不足になる原因、睡眠不足の子供に出る症状、生活リズムを改善するコツも紹介します。

目次

  1. 子供の睡眠時間の理想は?
  2. 幼児の年齢別の平均睡眠時間は?
  3. 睡眠不足が引き起こす、子供への悪影響は?
  4. 睡眠不足になる原因は?子供に出る症状は?
  5. 子供の生活リズムを改善するコツは?
  6. 子供の睡眠時間はしっかり確保しよう!

4~5歳頃の平均睡眠時間

4~5歳の理想の平均睡眠時間は10~13時間程度です。幼稚園や保育園に通い生活リズムができますが、実際の平均睡眠時間は9~10時間程度とこちらも平均より短いです。保育園や幼稚園に通うことをきっかけに働きに出るママも増え、それにともなって就寝時間が遅くなる背景もあります。

幼稚園や保育園は新しい発見もあり楽しい一方、ママと離れて寂しい思いをする子供たちも多いです。それがストレスになって体調不良になる子供もいます。睡眠は子供のストレスを和らげる効果があります。幼稚園によっては昼寝のない園もあるため、夜できるだけ早く寝るなどの生活リズムを作る必要があるでしょう。

睡眠不足が引き起こす、子供への悪影響は?

睡眠不足が子供の成長に悪影響を及ぼすと聞いたことのある人も多いことでしょう。睡眠が大切と言われるのは、睡眠をしっかりとることができないと体や脳に悪影響があるからです。実際にどのようなことが起きるのか、睡眠不足の怖さを紹介します。

免疫力が低下する

睡眠不足が引き起こす悪影響のひとつ目は免疫力の低下です。睡眠中は多くのホルモンが分泌されます。ホルモンは免疫細胞を活性化させ、体を修復する役目を持っています。

分泌されるホルモンで注目したいのは、メラトニンです。メラトニンは夜寝ている間に分泌されるホルモンで、毒素から細胞を守る抗酸化作用があります(※2)。その効果で体を修復し、大人になっても病気になりにくい体を作ります。特に幼児期の睡眠中にメラトニンが一番多く分泌されるので、幼児期の睡眠は大切だとされるのです。

また、睡眠不足は自律神経や体温調節の乱れを招く恐れがあります。それらの乱れは、朝起きられないだけでなく、肥満や糖尿病、高血圧などさまざまな病気の原因になりやすいと言われています。どれも一度かかると完治が難しい病気ですので、子供のうちから早く寝る習慣を身に付けるのは大切なことなのです。

学力が低下する

子供の睡眠不足は学力低下に繋がりがあると言われています。海外では睡眠不足と学力の関係を調査したデータがあり、それによると十分な睡眠をとっている子供は学力が高く、睡眠不足の子供は成績が悪い傾向にあることがわかっています。

睡眠不足が学力の低下を招いているのは、睡眠の質にあるとされています。睡眠がノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返していると聞いたことがある人は多いことでしょう。そのレム睡眠の間に脳が記憶を整えるため、記憶が定着し勉強したことが頭に入ると考えられています。一夜漬けで勉強したことが頭に残っていないのはそのためなのです。

また、睡眠不足は集中力の低下を招きます。脳の働きが鈍くなり、やる気もなくなり、勉強したことがますます頭に入らなくなるのです。親としては見逃せない悪影響と言えるでしょう。

感情のコントロールができない

睡眠不足が体に及ぼす悪影響として、感情のコントロールができないこともあげられます。例えば、急にイライラしたり、怒りっぽくなったり、友達とケンカしやすくなったりなど、攻撃的になることが研究でわかっています。

これは睡眠不足の影響で脳内伝達物質であるセロトニンが分泌されないことが原因です。子供は活動的に遊んだりすることでセロトニンが分泌されます。しかし、睡眠不足の子供は眠くて活動的に動くことができません。そのためセロトニンが分泌されないのです。

セロトニンは不足すると攻撃的になるだけでなく、うつ病になりやすくなります。攻撃的な態度は友達関係にも関わってくるので、注意したほうがいいでしょう。

睡眠不足になる原因は?子供に出る症状は?

子供が睡眠不足になってしまう背景にはどういった理由が考えられるのでしょうか。また、子供にどのような症状があらわれるのでしょう。中には深刻な状態を示しているものあります。たかが睡眠不足と侮ることはできません。気になる症状があれば疑ってみる必要があるといえます。そこで、睡眠不足の原因や気になる症状を紹介します。

睡眠不足の原因は生活の変化

子供が睡眠不足になる大きな原因は生活の変化です。例えば、保育園や幼稚園に迎えに行く時間が遅くなり寝る時間も遅くなってしまった、塾や宿題に時間を取られ睡眠時間げ減ってしまった、ゲームをしたりスマホやPCを操作の時間が長く寝る時間が遅くなった、このようなケースなどがあげられます。

親世代の子供の頃と比較してみても、生活環境が大きく変わっていると感じる人もいることでしょう。しかし環境は変化していますが、子供はそれに対応できているわけではありません。子供のことを考えるのであれば、睡眠不足となる原因は除去するように工夫することが大切です。次に、睡眠不足になった場合に具体的に子供に出る症状をいくつか紹介していきます。

(子どもとスマホの関係については以下の記事も参考にしてみてください)

サイレントベビーとは?スマホが原因?赤ちゃんが見せる症状の特徴を紹介

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