赤ちゃんはダニに要注意!刺された際の症状・対処法や、対策12選を紹介!

【医師監修】きれいにしているつもりでも、気になるのがダニの存在です。とくに赤ちゃんがいる家では、ダニの影響が心配ですよね。そこで赤ちゃんがダニに刺された際に出る症状、その対処法を紹介します。また、赤ちゃんがダニに刺される前にしておきたいダニ刺され対策12選も参考にどうぞ!

Contents
目次
  1. 赤ちゃんはダニに要注意?
  2. ダニに刺された赤ちゃんの症状は?
  3. 赤ちゃんがダニに刺された時の対処法は?
  4. 赤ちゃんがダニに刺される前にしておきたい対策12選
  5. ダニから赤ちゃんを守ろう!

赤ちゃんはダニに要注意?

どんなに注意してきれいに掃除をしているつもりでも、ほとんどの家にいるのがダニです。とくに布団や枕は、ダニにとってとても心地よい環境といえます。布団や枕に付いた皮脂や髪の毛などはダニのエサとなり、また人の体温で温まることで快適な温度になります。そこに汗で湿気があるせいでダニは爆発的に増加するのです。

赤ちゃんのいる家庭では、とくに注意が必要でしょう。柔らかい赤ちゃんの皮膚はダニに刺されると赤くなってしまいます。また、寝て過ごす時間が長い赤ちゃんは寝具やカーペットなどのダニが悪影響を及ぼすことも考えられます。

ダニ刺され

ダニには人を刺すダニと刺さないダニがいます。一般的に多くいるヒョウヒダニやコナダニは人を刺すことはありません。しかしヒョウダニやコナダニをエサにして繁殖するツメダニは人を刺します。

主に就寝中に這い出てきて、人を刺し体液を吸うのです。刺されると赤くなり、かゆみを伴います(※)。赤ちゃんの皮膚は柔らかく刺されやすいので注意してあげる必要があります。

アレルギーの原因

ほぼ1年中、家具やカーペットなどに多く見られるのがヒョウヒダニです。刺すことはありませんが、このダニのフンや死骸はアレルギー疾患の原因になります。アレルギー性の鼻炎や結膜炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こす可能性があります。小児喘息の約9割はこのヒョウヒダニが原因だと言われます。(※)

(ダニについては以下の記事も参考にしてみてください)

【簡単】カーペットの掃除&お手入れのやり方!汚れ以外の臭いやダニの退治方法も!

ダニに刺された赤ちゃんの症状は?

もしも赤ちゃんがダニに刺されてしまうと、皮膚が赤くなり、しこりのある湿疹のようになります。強いかゆみを伴うことが多いですが1週間もすればおさまってきます。免疫が未熟な赤ちゃんは、時に大きな湿疹のように膨らみになる場合もあります。(※)

衣服を着ている部分がダニに刺されやすく、太ももやお腹などを刺されることが多いのが特徴です。赤ちゃんが泣き止まず、機嫌が悪いようならダニに刺されていないか確認してみるといいでしょう。

赤ちゃんがダニに刺された時の対処法は?

赤ちゃんがダニに刺されてしまったら、まずは患部を清潔にしましょう。流水で流してあげるだけでもいいでしょう。その後症状が軽いようなら市販の薬を利用しても構いません。大人用の薬ではなく子供用の薬を使用するようにしましょう。また、保冷剤などで患部を冷やしてあげるとかゆみが緩和されます。(※)

日頃から、赤ちゃんが患部を掻きむしってしまわないように爪を短くしておきましょう。ひっかき過ぎて傷になると、そこからばい菌が入ったり、とびひになってしまったりする恐れもあります。また、赤ちゃんは汗をかきやすいのでこまめに着替えさせてあげることも大切です。

ダニに刺された部分の症状が薬を塗ってもなかなか改善されない時は、病院を受診しましょう。腫れがひかなかったり、傷口が化膿したりするような重篤な症状になる危険もあります。赤ちゃんの湿疹をダニ刺されと他の原因との判断するのは難しいです。不安な時は早めに病院で診てもらいましょう。

(赤ちゃんの虫除けについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん用の虫除けの正しい選び方は?安心安全のおすすめ19選!

赤ちゃんがダニに刺される前にしておきたい対策12選

ダニに刺されると、痒くて不快な思いをするだけでなく、かき壊して傷にしてしまうこともあります。そこで赤ちゃんがダニに刺されてしまう前にできる対策とおすすめのアイテム10選を紹介します。少しでもダニを減らして快適な生活を送りたいですね。

1. 布団を干す

晴れた日に布団を天日干しにするのはダニの繁殖を抑えるのに効果的です。ダニは湿気を好むので、こまめに布団を干すことで湿気をなくしダニが増加するのを予防することができます。(※)

また布団を干すときには、叩くことは避けたほうがよいでしょう。ダニのふんや死骸が布団の表面にでてきてしまい、皮膚などにつく危険もあります。布団を干したあとは、掃除機などで布団の表面を吸い、死骸やふんを取り除くことをおすすめします。