育休の延長期間はいつまで?必要な条件や書類、申請手続き、メリット・デメリットも!

育休の延長はいつまで?という疑問をはじめ、必要な条件、申請手続きなどを紹介します。共働き世帯限定の延長方法や、育休を延長するメリット・デメリットも紹介していきますので、育休の延長についてや悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 育児休業の基礎知識
  2. 育休の延長はいつまで?必要な条件は?
  3. 育休の延長に必要な申請手続き
  4. 共働き世帯限定の延長方法も?
  5. 育休を延長するメリット・デメリット
  6. 育休の延長について理解しておこう

共働き世帯限定の延長方法も?

パパとママが育児休暇を取得することで、子供が1歳2ヶ月になるまで育休を延長できる「パパ・ママ育休プラス」という制度があります。(※1)

パパ・ママ育休プラスを利用する場合の条件は2つあります。子供が1歳の誕生日を迎える前日以前に配偶者が育休を取得していることと、制度を利用する本人の育休が配偶者の初日以降に開始されていることです。しかし、パパとママが休むことができるそれぞれの期間は変わらず、出産日と産後休業を含んだ1年間になります。

なおパパ・ママ育休プラスを利用した後でも、条件を満たしていれば子供が2歳の誕生日を迎える前日まで育児休業を延長することが可能ですよ。

育休を延長するメリット・デメリット

育児休業を延長したいと考えるパパ・ママはたくさんいます。しかし、育休を延長することにメリットやデメリットはあるのでしょうか?

(プレ幼稚園のメリット・デメリットについては以下の記事も参考にしてみてください)

プレ幼稚園とは何するの?いつから通う?費用やメリット・デメリットを紹介

育休を延長するメリット

育休を取得すると、配偶者特別控除や配偶者控除の対象になります。そのため、パートナーの住民税や所得税が安くなるというメリットがあります。住民税が減ると保育所の料金が安くなるケースもありますので、確認してみるといいかもしれませんね。

育休を延長しても、手続きさえすれば育児休業給付金はしっかり給付されます。さらに、社会保険料も免除になります。育児休業給付金は所得にならないので、所得税や住民税など税金の負担を気にしなくて良いということも大きなメリットになるでしょう。

会社員

27歳

本当は仕事に復帰したかったんですが、保育園にどうしても入れなかったので育休を延長しました。理由があるので会社の人に悪く言われることはないと思いますが、やっぱり妊産婦は会社にとってお荷物だよなぁ、とか思ったり…(笑)

でも、夫の扶養に入ることになったので、扶養控除がありがたい!1年半も住民税も所得税も払わなくていいなんて天国みたい!

先輩ママ

30代

夫が焦って区役所に「住民税めちゃめちゃ安いんですけど」って電話したら「配偶者控除ですね~」って言われたらしくて「配偶者控除って何?」って聞いてきました。私もよく知らないけど、所得税とか安くなる伝説のあれですよね?

住民税安いと保育園も安くなるって聞いたことがあるので、ワクワクしてます。近くの保育園安くなるか調べとこ。

ネット上でも「扶養控除や住民税や所得税などの負担が減ることが嬉しい」という声をたくさん目にしますよ。

育休を延長するデメリット

育休を延長することのデメリットには、職場の復帰に不安を抱えてしまう可能性があることや家計の収入アップができないことなどが挙げられます。

しかし、育休中に子育てをしつつキャリアアップのために勉強ができれば家計にとってプラスに働くかもしれません。子供の成長を間近で見守りつつ将来のために勉強をすることができるのであれば、得るものは大きいでしょう。

職場への復帰や家計に関するデメリットを重く感じるママも、育児休業の時間を上手に使ったり、夫婦で協力し合うことでより心地よく生活できるかもしれませんよ。

会社員

20代前半

本当は育休をとることも嫌だったんですが、保育園に入れなくて延長することになりました。

出社したら「お前の席ねーから」なんてことになっていないか本当に心配です。めちゃめちゃ会社に迷惑…育休の手当てがありがたいし子供は可愛いけど、ナーバスになります。

先輩ママ

30代

育休を延長するといったら、社長に「シュン…」という顔をされたので、せめて勉強をします。みんなが持ってないレアな資格を取得するくらいの時間はあるので。あわよくば給料UP…

パパも5ヶ月くらい育休とってくれるらしいので、2人で子供を見守る時間を確保しつつ将来のために勉強できるのは嬉しい!

保育園に入れず育休を延長する場合など、本当は会社に復帰したいと考えていたママからは、会社の中での立場が気になる、という声もあります。しかし、中には時間を有効に使って、前向きに勉強する、というママもいますよ。

育休の延長について理解しておこう

育休についての基礎知識や育休の延長をするための条件、申請の手続きなどを紹介してきました。育休を延長するためには、申請する期間や条件をしっかり把握することが必要です。育児休業の延長にはメリット・デメリットどちらも存在するので、ママの体験談などを参考にして、育休の延長を慎重に検討してみてくださいね。