離乳食に果物はいつからOK?量の目安や加熱の必要性、アレルギーなどの注意点も!

【医師監修】離乳食に果物はいつから大丈夫なのか、加熱の必要性をはじめ、量の目安、生でそのまま食べられるおすすめの果物などを解説します。食べさせる際の注意点や、〈初期〉〈中期〉〈後期〉別のレシピ、果物の離乳食を作る際に便利なグッズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 離乳食に果物はいつから大丈夫?加熱は必要?
  2. 離乳食で果物を食べさせる量の目安は?
  3. 生で食べられる、離乳食におすすめの果物は?
  4. 離乳食で果物を食べさせる際の注意点
  5. 離乳食の果物レシピを紹介!初期〜後期まで!
  6. 果物を使った離乳食は冷凍保存できる?
  7. 果物の離乳食を作る際に便利なグッズは?
  8. 果物の離乳食に関するママたちの体験談!
  9. 離乳食で赤ちゃんにフルーツをあげよう!

みかんは絞って果汁を飲ませたり、皮をむいてつかみやすい大きさにカットしたりすると良いでしょう。酸味の強いみかんもあるので、ママが先に甘さを確認してくださいね。

皮むきを面倒に感じる場合は、離乳食後期以降に缶詰を利用してもいいですね。ただし、缶詰のシロップは甘いので、洗い流すようにしましょう。

いちご

いちごは離乳食中期から食べさせることができます。種や繊維があるので、裏ごしをしたりすりつぶしたりして食べやすくしてあげてくださいね。いちごは皮をむく作業がないのでママの準備が簡単です。冷凍保存しやすいフルーツなので、たくさん加熱して冷凍庫で保存しても良いですね。

りんご

りんごは離乳食初期から食べさせることができます。甘みが強いので、苦手な野菜と混ぜると離乳食を食べやすくなりますよ。

離乳食初期は滑らかにすりおろし、加熱してから食べさせてくださいね。離乳食中期以降になったら食べやすい大きさにカットして生で食べさせても良いでしょう。

離乳食に避けるべき果物は?

パイナップルやマンゴーは、離乳食に入れないようにしましょう。パイナップルは繊維や酵素を多く含んでいるため、赤ちゃんの胃に負担をかけてしまうからです。

マンゴーは甘くてビタミンが豊富なので一見離乳食に向いているように思えますね。しかし、アレルギーの恐れがあるため離乳食期には食べさせないようにしましょう。


渡邉恵里

小児科医

マンゴーはビタミンが豊富のため、離乳食期から取り入れられる国もあるようです。とはいえ、海外でもマンゴーによるアレルギー反応の問題は指摘されていますから、積極的に食べさせる必要はないと考えます。

離乳食で果物を食べさせる際の注意点

離乳食期の子どもに果物を食べさせる際は、アレルギー症状に気を付けましょう。離乳食初期と初めての果物を食べさせる時は加熱してくださいね。加熱することで消化がよくなりますし、万が一アレルギー反応が出ても症状が軽減されます。加熱すれば甘みが増す、というメリットもありますよ。

離乳食で果物を食べさせる際、1度目は症状が出なかったのに、2~3回目にアレルギー反応が見られるというケースもあります。赤ちゃんの体が果物に慣れるまでは、加熱したり量を調整したりしましょう。

赤ちゃんがおいしそうに食べるからと果物をたくさんべさせると消化不良をおこしたり糖分を摂りすぎたりする可能性があります。適切な量を守るよう、意識してくださいね。

離乳食の果物レシピを紹介!初期〜後期まで!

離乳食は、大人の食事では考えられないような食材の組み合わせ方をしますね。果物をどのように離乳食に取り入れるべきか悩んでしまうママは多いでしょう。以下から果物を使った離乳食のレシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【離乳食初期から】バナナがゆ

出典:https://cookpad.com/recipe/4384682

【材料】
おかゆ・大さじ1
バナナ・1/4本

【作り方】
①赤ちゃんの月齢に合ったおかゆを用意する
②バナナを1cm程度の角切りにカットする
③鍋に①と②を入れて加熱する。水分が足りなければ水を入れる
④バナナを潰しながら、トロトロになるまで混ぜ合わせる
⑤食べやすい程度のとろみが出るまで加熱したらできあがり

おかゆもバナナも冷凍保存できるので、冷蔵庫にストックしておけば簡単に1品作れます。離乳食初期の赤ちゃんでも食べられますよ。離乳食中期~後期になったら、赤ちゃんの発達に合わせてバナナの形を少し残しておくと良いですね。

【離乳食中期から】バナナいちご豆乳プリン

出典:https://cookpad.com/recipe/3829678

【材料】(約5cmのココット4個分)
完熟のバナナ・1本
いちご・4個
卵黄・2個分
豆乳(粉ミルク)・120cc

【作り方】
①バナナは滑らかになるまでしっかり潰す
②いちごを食べやすい大きさにカットする
③卵黄と豆乳をよく混ぜ合わせる
④ ③にフルーツを入れてよく混ぜ合わせる
⑤準備したココットに同じ量の④を流し込む
⑥フライパンにココットを並べ、ココットの半分の深さまで水をはる
⑦ココットの上に布巾をかけて蓋をする
⑧弱火で10分程度蒸す

完熟バナナやいちごを使えば、砂糖不使用の甘いプリンができます。豆乳の代わりに粉ミルクを使っても良いですね。砂糖を使わないので、ダイエット中のママが一緒に食べても良いでしょう。