予防接種後の赤ちゃんの過ごし方。当日のお風呂はOK?発熱・副反応が出た時の対処法も

【医師監修】予防接種当日にお風呂に入ってはいけないといわれる理由や、予防接種当日の赤ちゃんをお風呂に入れるポイントを紹介します。予防接種後に発熱などの副作用が出た場合の対処方法も合わせて紹介しますので、不安を取り除いて赤ちゃんと一緒に予防接種に臨みましょう。

専門家監修 | 小児科医 富田規彦
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。...
富田こどもクリニック院長。父がこの地に開業して以来、地域の子どもたちの健康を守り、すこやかな成長発達のお手伝いが出来るよう、診療全般にわたって、予防接種、育児指導などに取り組んできました。 少しでも多くの方達に正しい情報をお届けしたいと考えております。 富田こどもクリニックHP

目次

  1. 予防接種当日に赤ちゃんがお風呂に入ってはいけないといわれる理由は?
  2. 予防接種当日の赤ちゃんをお風呂に入れる時のポイントは?
  3. 予防接種後や発熱時はお風呂に入らない方が良い?
  4. 予防接種後の赤ちゃんに発熱などの副反応が出たらどうすればいい?
  5. 予防接種当日の赤ちゃんのお風呂に関するQ&A
  6. 予防接種の後のお風呂の入り方に注意しよう!

予防接種当日に赤ちゃんがお風呂に入ってはいけないといわれる理由は?

予防接種当日は赤ちゃんをお風呂に入れてはいけないと思っていたのに、小児科の先生から「予防接種当日もお風呂に入っても大丈夫」と言われて混乱してしまった、というママは多いでしょう。

昔は予防接種当日にお風呂に入ってはいけないと母子手帳にも書かれていましたが、今では予防接種当日でもお風呂に入ることができるようになりました。昔と今では何が違うのでしょうか? 以下から詳しく紹介します。

昔はお風呂の衛生状態が問題だった

厚生労働省が発表している『予防接種ガイドライン』には「即時型アレルギーが予想される注射後1時間を経過すれば、入浴は差し支えないと考えられる」と書かれています。現在は、予防接種後に入浴をしても、基本的に問題ありませんよ。

そもそも予防接種の後にお風呂に入ってはいけない、という考え方は庶民の自宅にお風呂がない時代に広まったものです。昔は大衆浴場にたくさんの人が来ていたため、お風呂の衛生を一定以上に保つことができませんでした。そのため、予防接種をした傷口から雑菌が入る危険性が高かったのです。

現代の日本のように衛生環境が整っていれば、傷口から雑菌が入る心配はないでしょう。

家までの道で身体を冷やす可能性があった

予防接種の後に発熱することを考えて、予防接種後の入浴を控えるようになったという話もあります。発熱状態で大衆浴場に行くと、家に帰るまでの道で身体が冷え、体温を奪われるためです。歩いている最中の身体の冷えを心配して言われていた言葉が、予防接種の後に入浴してはいけない、と拡大解釈されたのでしょう。

現在は各家庭にお風呂が付いているので、外を歩いている間に身体を冷やす心配はありません。赤ちゃんが元気そうであれば、入浴させても問題ありませんよ。

(赤ちゃんとの銭湯や温泉については以下の記事を参考にしてみてください)

赤ちゃんはいつから温泉OK?注意点やコツは?成分は大丈夫?体験談あり

予防接種当日の赤ちゃんをお風呂に入れる時のポイントは?

予防接種の後、赤ちゃんをお風呂に入れる方法について悩んでしまうママも多いでしょう。予防接種当日に赤ちゃんをお風呂に入れる時のポイントについて、以下から紹介します。

予防接種後、1時間は様子を見る

アナフィラキシーショックなど特に重篤な副反応は予防接種後、30分以内に起きると言われています(※1)。そのため病院では、何かあった時に速やかに対処するため予防接種の後30分間前後、帰宅させずに待合などで様子を見ることが一般的です。

予防接種を受け病院で様子を見てから帰宅するまでに何も異変がなければ、お風呂に入れても大丈夫だと考えて良いでしょう。しかし、急いでお風呂に入らなければいけない理由がなければ、予防接種後はなるべく1時間程度様子を見ることをおすすめします。

できるだけいつもと同じ過ごし方をする

予防接種に出かけること自体が赤ちゃんにとって疲れることです。体力を消耗しすぎないよう、予防接種後はできるだけいつも通りの過ごし方をするようにしてくださいね。

例えばいつも行く近所のスーパーに買い物に行く程度の外出であれば問題ありませんが、予防接種後にいつもと違う場所へ外出することは避けた方が良いでしょう。

赤ちゃんの様子や機嫌を確認する

赤ちゃんの様子や機嫌を確認してからお風呂に入れることも重要です。

予防接種の時、押さえつけられることや針を刺される痛みで泣く赤ちゃんは多いですね。しかし、予防接種が終わればケロッとしていることがほとんどです。家に帰ってきてもずっとグズグズしていたり母乳やミルクの飲みがいつもに比べて悪かったりする時は赤ちゃんの体調が悪い可能性があります。入浴は控えた方が良いでしょう。

赤ちゃんの熱を確認する

38℃以上の発熱をしているかも、赤ちゃんをお風呂に入れるかどうかの判断基準になります。

予防接種後に副反応として発熱することは珍しくありません。単に発熱しただけで驚く必要はないでしょう。38℃くらいの発熱でも赤ちゃんの機嫌が良ければ入浴させて構いませんよ。ただ、38℃以下の熱でも赤ちゃんの機嫌が悪い時は入浴を控えましょう。

予防接種した場所が腫れていてもOK

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