母乳不足のサイン。赤ちゃんに出る症状での見分け方は?足りない場合に増やす方法も

【医師監修】母乳が足りているか心配になることってありますよね。母乳不足になる母側の医学的な原因や、赤ちゃんの母乳不足のサインや勘違いしがちな症状を説明します。母乳不足の対処法を母側・赤ちゃん側の原因別に紹介。母乳量・質を向上させる方法もポイントごとに紹介します。

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Contents
目次
  1. 母乳が十分出ずに不足する原因は?
  2. 赤ちゃんの母乳不足のサインは?
  3. 母乳不足と勘違いしがちな症状
  4. 母乳不足の際にするべきことは?
  5. 母乳の量を増加、質を向上させる方法はある?
  6. 母乳不足の判断は難しい

赤ちゃんの体重を増やすため、母乳の量を増やしたいと考える場合もあるでしょう。母乳は空っぽになると、より早く失った量を増やすことができます。赤ちゃんが飲めば飲むほど増えるということですね(※4)。ただ、赤ちゃんが空っぽになるまでおっぱいを吸えるかはわかりません。その場合は搾乳機を併用し、授乳後に母乳を絞り切りましょう。

また、できれば赤ちゃんには質の良いおっぱいを飲んで欲しいと願っているママは多いでしょう。特定の食事によって母乳の質が大きく変わるということはありませんよ。母乳はママの健康状態に影響します。大事なのは、ママがバランスよく食事を取りストレスなく過ごすことです。リラックスして過ごすことが、母乳量を増やすことや質を高めることに繋がりますよ。

(母乳育児中の食事方法については以下の記事も参考にしてみてください)

母乳育児中の食事方法!授乳中に良い・控えるべき食べ物!量・味など母乳の質を向上しよう!

母乳不足の判断は難しい

赤ちゃんの母乳不足について紹介しました。母乳不足の判断は難しいです。今回紹介した母乳不足サインはあくまでも目安ですが、悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。母乳は授乳における1つの方法です。大切なのは生まれた赤ちゃんの成長です。赤ちゃんの体重を増やすため、やむを得ずミルクを足すこともあるでしょう。

授乳がスムーズに行かない際も、あまり気を負わずにリラックスして過ごしてくださいね。赤ちゃんとのスキンシップの一環として、授乳を楽しみましょう。

渡邉恵里

小児科医

体質的にゆっくりと体重が増えるタイプの子なのか、栄養不足で体重が少ないのか、という見極めは難しいです。まずは自己判断せず、かかりつけ医に相談して下さいね。