赤ちゃんが生後5〜6ヶ月でも寝返りしない理由は？遅い場合は練習が必要？

赤ちゃんが寝返りをうつ時期は、生後5～6ヶ月頃だと言われています（※1）。ただ、赤ちゃんの成長は個人差が大きいものですし、寝返りが嫌いで、わざとしない赤ちゃんもいます。寝返りをするかどうかは発達の目安にはなりません。

いくら個人差があるとはいえ、ママとしては赤ちゃんが寝返りをしないと心配になってしまいますね。寝返り前後の成長過程を紹介しますので、今の赤ちゃんの成長が生後何ヶ月に値しているかを確認してみましょう。

（生後5ヶ月の赤ちゃんの発達・発育目安については以下の記事も参考にしてみてください）

●首がすわる…3～4ヶ月
●寝返り…5～6ヶ月
●支えなしで座る…7ヶ月～8ヶ月
●ハイハイ…8ヶ月ころ

赤ちゃんの発達の目安は、上の通りです（※1）。しかし、赤ちゃんには発達が停滞する時期と、急に何でもできるようになる時期があると考えられています。あまり心配しすぎないようにしましょう。

（赤ちゃんが寝返りをする時期については以下の記事も参考にしてみてください）

赤ちゃんはそれぞれ自分のペースで成長していきます。一般的に言われている成長過程と全く同じペースで成長しなくても、そこまで心配することはありません。赤ちゃんの発達が遅いこと、早いことと関係なく赤ちゃんが寝返りをしない可能性もあります。以下に、考えられる理由を紹介していきましょう。

寝返りは、それまで寝転んだ体勢しかとったことのない赤ちゃんにとって初めての運動になります。まず下半身をひねって重心を移し、上半身も回転させてうつ伏せにならなければいけません。赤ちゃんの体重が重いと、この運動が上手にできない可能性があります。

しかし、ママと赤ちゃんでスキンシップを十分にとり、赤ちゃんに「動きたいな」と思わせることで寝返りをうてるようになる可能性もありますよ。

周りの子供よりも多少体重が重かったとしても、ハイハイを始める頃には体型がすっきりする場合もあります。あまり焦る必要はないでしょう。

（生後6ヶ月の赤ちゃんの発育目安については以下の記事も参考にしてみてください）

人それぞれ体勢に好みがあるように、寝返りを打つのが嫌いな赤ちゃんもいます。中には、5ヶ月～6ヶ月になっても寝返りをうつことができなかったのに、急にお座りやハイハイが上手になる子もいますよ。

お座りをすると見える景色が大きく変わるので、楽しいのかもしれませんね。ただし、1人でしっかり座れない時期に赤ちゃんが座ろうとしている場合は、しっかり見守るようにしましょう。

厚着をしている赤ちゃんは、寝返りをするのが遅いと言われています。大人も、厚着をすると動きにくくなりますね。それと同じで、赤ちゃんも上手に動くことができなくなってしまうのでしょう。

自分の足を持って遊んでいる時に転がったのをきっかけに寝返りをできるようになったという赤ちゃんも多くいますので、家の中ではなるべく薄着でいさせてあげることをおすすめしますよ。

また、敷布団が柔らかい場合や床の上にタオルなどを敷いて赤ちゃんを遊ばせている場合は、赤ちゃんが踏ん張ったり体勢を替えたりしにくいと言われています。滑りやすい素材や柔らかい布団は赤ちゃんが窒息してしまう可能性もありますので、事故防止という意味でも、赤ちゃんの下に敷くものを変えた方が良いでしょう。

病気や障害を持っていることが原因で赤ちゃんが寝返りをしない可能性もあります。寝返りをしない原因として考えられるのは、先天性の脳の異常、筋肉や骨の異常などです。（※2）

例えば、脳性麻痺がある赤ちゃんは寝返りをできなかったり、寝返りをしなかったりすることが多くあります。また、生まれたあとで起きた病気やケガが原因で寝返りができなくなる可能性もありますよ。