2歳児の成長・発達の特徴。身長・体重や言葉・運動能力の目安、過ごし方のポイントも

2歳児は足腰がしっかりして走るスピードも早くなります。また公園に行くとジャングルジムを手足を使って上手に登ったり、鉄棒にぶら下がったりと運動能力の発達が見られる時期です。ジャンプをしたり、中には前転をしたりと身体を使ってできることが増える子も出てくるでしょう。

2歳児は手先が器用になり、食事のときはスプーンやフォーク、中にはトレーニング箸（ばし）を使って1人で食べることができるようになります。また下着や靴下、洋服などお着替えもママの助けを借りずに1人でできるようになっていくでしょう。

指先の発達が進むことで1人でできることが増えてくるため、ママも手がかかるピーク時期を越えて育児が落ち着いていくでしょう。

2歳児の食事量はどの程度与えるのがよいのでしょうか。2歳児の食事の量や食べられないものなどを紹介します。

2歳児の食事は大人の1／3から1／2の量が目安となります。エネルギーにすると1日で男の子は950kcal、女の子で900kcal摂取することが基準となります。成人女性だと1日に1800kcalから2000kcalが必要なので、半分程度を用意すれば良いと考えておきましょう。（※5）

また2歳児はまだまだ成長過程のため、身長や体重など身体の成長に必要となるたんぱく質やカルシウムの栄養素は多めに摂取させてあげましょう。そのほかにもビタミンや鉄、脂質など栄養バランスを考えた食事を食べさせ、偏った食事にならないように注意することが必要です。

（2歳児のご飯については以下の記事も参考にしてみてください）

2歳児の1日の食事の回数は大人と同様に朝、昼、夜の3食をしっかり食べさせてあげましょう。またそのほかにも3時のおやつとして、おにぎりやおやつなどを1日1回から2回程度与えて1日のエネルギーを補ってあげましょう。

さまざまなものが食べれるようになる2歳児ですが、2歳になっても控えた方がよい食材があります。刺身や生卵などの細菌感染が気になる生ものは3歳になってから与えるようにしましょう。またワサビや辛子など子供にとって刺激の強い調味料などが入ったものも与えるのは控えましょう。

漬物など塩分が高い食べ物やインスタントラーメンなどの加工食品にも注意が必要です。喉に詰まりやすい餅（もち）も食べさせるときには細かくちぎって与えるようにしましょう。

2歳児とは1日どのように過ごすのがよいのでしょうか。2歳児との過ごし方のポイントについて紹介します。

2歳児と一緒に過ごす1日のスケジュールについて紹介します。お昼寝は1時間程度に留めて、夜ぐっすり寝れるようにたっぷり遊ぶ時間を作ってあげましょう。

絵本の読み聞かせは寝る前など1日1回必ず作ってあげましょう。お昼寝をしない場合は、お昼寝の時間を散歩の時間に変更するのがよいでしょう。

7：00～7：30ｌ起床
7：30～8：00ｌ朝食
8：00～10：00ｌ遊ぶ時間
10：00～11：30ｌお散歩
11：30～12：00ｌ昼食
12：00～13：00ｌ遊びの時間
13：00～14：00ｌお昼寝
14：00～15：00ｌ自由時間
15：00～15：30ｌおやつ
15：30～18：00ｌ遊びの時間
18：00～18：30ｌ夕食
18：30～19：00ｌ自由時間
19：00～19：30ｌお風呂
19：30～19：45ｌ歯みがき
19：45～20：00ｌ絵本の読み聞かせ
20：00～ｌ就寝