心筋炎とは？子供に多い病気？症状の特徴や原因、治療法・予防法も！

心筋炎はインフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌など比較的子供がかかりやすいウイルスが原因になります。これらのウイルスについては、小児科で注意喚起されていることもあり、知っている方も多いでしょう。また幼い子供がかかりやすい感染症として認識があるものの、重篤な状態になるケースまで想定していることは少ないかもしれません。

しかし、心筋炎など危険な病気を引き起こすこともあり注意が必要です。早期発見が難しいからこそ、感染症予防に努めましょう。感染症は年間通して何かしらはやっています。「風邪は万病のもと」という言葉を忘れず、日々の基本的な予防を心がけましょう。

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心筋炎の治療法はさまざまです。入院をして治療に専念することが必要になるでしょう。薬で炎症を抑える治療、合併の恐れがある心不全や不整脈の治療を行います。ウイルスが元で引き起こされた心筋炎の場合、ウイルスに対する治療法はありません。安静にすることが第一であり、起こっている症状（心不全や不整脈）に対して対処療法を行います。

1週間ほど経過観察をして、心筋の回復を待つのが基本となります。ほとんどのケースが安静にすることで自然治癒をしますが、まれに悪化をすることもあります。完治するまでは症状が悪化する可能性もあります。退院後も通院して注意深く様子を見て安静に過ごすことが大切です。

急に重篤な症状が出る劇症型心筋炎には警戒しましょう。心不全や不整脈の治療方法では良い効果が得られません。また劇症型心筋炎は容体が悪化するスピードが速く、以前は救命が難しい病気でした。しかし最近では心肺の補助循環療法を行うことで、救命率が上がってきています。

心筋炎は早期発見・早期治療ができれば、心不全や不整脈のような重い後遺症を残さずに治る可能性もあります。心筋炎の治療となると、かかりつけの小児科などでは難しいでしょう。心筋炎の可能性を感じたら、設備の整っている病院の受診がおすすめです。容体が急変することも考えられますので、早期治療を優先してくださいね。

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心筋炎は年齢に関係なくかかる病気ですが、できれば病気にならずにすごすんが一番です。特に子供は病気のリスクに対してまだ意識することが難しい時期でしょう。家族で予防を行う方法は風邪などのウイルスに感染しないことです。その基本である「手洗い・うがい」は欠かさず行いましょう。

プール熱にかかったら、しっかり休んで体力回復を待ちましょう。筋炎の原因ともなるウイルスにアデノウイルスがあります。プールを介して流行するためプール熱と言われています。習い事や幼稚園・学校のプールで感染することが多く強い感染力で有名です。このような感染力の強い病気は出席停止扱いになりますので、熱が下がるまではしっかりと休ませましょう。高熱が続く病気なので体力が戻るまで様子を見てください。

かつて冬場に猛威を振るっていたインフルエンザは、季節問わず感染する方が増えてきました。もし感染しても軽度ですむように、流行の前には予防接種を受けると安心です。子供だけでなくパパ・ママも予防に努め、家族で風邪を引かないように心掛けましょう。昔は風邪をこじらせて合併症により多くの方が亡くなっていました。

心筋炎はまさに風邪をこじらせて引き起こされる病気で「早期発見・早期治療」が重要です。ただの風邪と侮らずにしっかりと治るまで子供の様子をみましょう。長引く風邪やいつもと違う症状と感じたら、すぐに小児科の受診がおすすめです。これくらいで受診しても良いかな？と迷わずに、かかりつけ以外の小児科受診も考えてみてくださいね。