子供の卵アレルギーは治るの?症状の特徴は?慣らして治す方法も!体験談多数

卵は子供にアレルギーが出やすい食品です。卵アレルギーの症状、ショック死などの危険性、卵成分が入った要注意の食品類、離乳食の進め方、慣らして治す治療法など、子供の卵アレルギーについて説明します。先輩パパ・ママたちのさまざまな体験談を交えて。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 子供の卵アレルギーの症状
  2. 卵アレルギーの子供が注意すべき食品
  3. 子供の卵アレルギーは治るの?
  4. 卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方
  5. 子供の卵アレルギーを慣らして治す方法
  6. 子供の卵アレルギーについて理解しておこう

卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方

離乳食で卵を食べてアレルギー症状が出た場合や、血液検査で卵アレルギーがあることがわかった場合は、ママは離乳食をどう進めていけばいいか不安です。ここでは卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方について紹介します。

なお、アレルギー症状がアナフィラキシーなど重篤だった場合や検査結果でレベルが4以上などと高かった場合は自己判断せずに、医師とよく相談して進めましょう。

体調の良い日にチャレンジ

先輩ママ

(30代前半)

生後9カ月頃にゆで卵の卵黄を食べさせたところ、じんましんが出ました。卵黄小さじ3くらいまではアレルギー症状は出ていなかったので、体調がよい日にあらためて小さじ3から卵黄を与えることにしました。現在、1歳4カ月ですが、卵白も含めて食べても特に症状は出ていません。

体調の良い日にチャレンジしましょう。離乳食で卵をあげる場合です。赤ちゃんが体調を崩している時にあげるとアレルギー反応が出やすくなる場合があります。症状が出てもアレルギー反応なのか、別の病気の症状なのか判断しづらくなるのでご注意してください。

しっかり加熱して

男の子のママ

(30代前半)

実家でゆで卵を食べた時に首やまぶたが腫れました。調理してくれた母が加熱時間が短かったかもしれないと言っていました。やはり加熱が不十分だとアレルギー反応が出やすくなるようですね。以降は私自身も加熱時間には特に注意して卵を与えるようにしました。

しっかり加熱してから卵はあげましょう。長時間、高温で加熱することでアレルゲンは減少します。離乳食で卵を始める際はまずはゆで卵からスタートしましょう。ゆで卵の場合は、沸騰してから15分以上ゆでるようにしましょう。15分以上しっかり卵に熱を通すことでアレルゲンが減って、アレルギー反応が出にくくなります。

少量から始めて

女の子のママ

(30代前半)

離乳食で卵を赤ちゃんにあげる時、最初はゆで卵の卵黄を耳かき1杯と少量から始めました。症状が出なかったので次に耳かき2杯と進めていきました。大さじ1杯ほど食べた時に皮膚が腫れてしまいましたが、小さじ2杯くらいまでは食べられるのだとわかりました。

その後、量を減らして再チャレンジし今では普通に卵を食べられるようになりました。

少量から始めていきましょう。卵に限らず、初めてあげる食品に関しては少量からです。いきなりたくさん与えてしまうと、その食品が子供にとってアレルゲンだった場合、アナフィラキシーなどの重篤な症状を起こしてしまう場合があります。

少量から始めて、症状が出なければ少しずつ段階的に増やしていくようにしましょう。

すぐに病院を受診できる時間帯に

一児のママ

(20代後半)

一度卵でアレルギー症状が出た時が、たまたま病院が開いていない日でした。1時間ほどで落ち着きましたが、救急医療相談窓口に電話するくらいしかできずにとても怖い思いでした。卵などの食物アレルギーを起こしやすい食品を離乳食であげる時は病院の開いている時間帯にすべきですね。

すぐに病院を受診できる時間帯に初めて食べる食品はあげましょう。赤ちゃんに離乳食アレルギー症状が出た場合に、できるだけ早く病院で診てもらうためです。必ずかかりつけの小児科などが開いている時間帯にあげてください。

また、卵や小麦など食物アレルギーを起こしやすい食品は量を増やしたことで症状が出ることもあります。一度あげてアレルギー反応が出なかったからといって安心せずに、量を増やす時にも診療時間を確認しておきましょう。

(離乳食の卵の開始時期については以下の記事も参考にしてみてください)

離乳食に卵はいつからOK?卵白・卵黄の量など進め方や注意点、冷凍保存についても解説!

子供の卵アレルギーを慣らして治す方法

子供が卵アレルギーを発症したら、パパやママとしては治してあげたいと思いますよね。前述のとおり、6歳頃までには食物アレルギーの80~90%は治るとされています(※1)。しかし、アレルギーレベルが重い場合は成長しても治りにくい場合があります。

以前は食物経口負荷試験で陽性が出た場合、アレルゲンとなる食品は食べないようにとされていました。しかし、現在はアレルゲンとなる食品を繰り返し少しずつ食べると、アレルギー反応が起こりにくくなることがわかってきました。

この治療法を経口免疫療法といいます。ここでは経口免疫療法について紹介します(※1)。

経口免疫療法のやり方