子供の卵アレルギーは治るの?症状の特徴は?慣らして治す方法も!体験談多数

卵は子供にアレルギーが出やすい食品です。卵アレルギーの症状、ショック死などの危険性、卵成分が入った要注意の食品類、離乳食の進め方、慣らして治す治療法など、子供の卵アレルギーについて説明します。先輩パパ・ママたちのさまざまな体験談を交えて。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 子供の卵アレルギーの症状
  2. 卵アレルギーの子供が注意すべき食品
  3. 子供の卵アレルギーは治るの?
  4. 卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方
  5. 子供の卵アレルギーを慣らして治す方法
  6. 子供の卵アレルギーについて理解しておこう

経口免疫療法のやり方は次の通りです。

①食物負荷試験でアレルゲンとなる食品を少量ずつ食べて症状の有無を確認する
②継続的に医師が指示した量を食べるようにし、食べる量を少しずつ増やしていき様子を見る
③一定期間、症状が出なければ再度負荷試験を行いアレルギー反応が出ないか確認する
④負荷試験でも症状が出なければ、今度は完全に食べない期間を設ける
⑤あらためて負荷試験を行い症状が出なければ、自宅で自由に摂取を行う
⑥特に症状が出なければ、学校や外食での制限も解除となる

③の負荷試験で症状が出た場合は、症状が出ない量を引き続き食べ続けるかたちになります。また、食物アレルギーのレベルによっては、外来で摂取する場合と入院して摂取する場合があります。

病院によっては上記のやり方と異なる場合がありますので、医師の指示に従うようにしましょう。

三児のママ

(40代前半)

生後5ヶ月の頃の血液検査で卵黄はレベル3、卵白はレベル5だったのですが、経口免疫療法を続けることで卵黄はレベル0、卵白はレベル2にまで下がりました。今では生卵はNGですが、マヨネーズなどの卵を使った製品も食べてOKとなりました。

経口免疫療法はアレルゲンとなる食品を摂取するため、場合によってアレルギー症状を起こすこともあります。必ず病院から処方された常備薬を用意したうえで行うようにしましょう。

また体調を崩している時は摂取を控えるようにしてくださいね。食べられない日が続く場合は、再会する時に一段階前の量に減らすようにします。

自宅で摂取する際の量を自己判断で増やしてはいけません。必ず医師の指示した量を守るようにしてくださいね。

(赤ちゃんのアレルギーについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのチョコレートは何歳から?アレルギー反応のリスクや食べてしまった際の対処法も!

子供の卵アレルギーについて理解しておこう

卵をはじめとする食物アレルギーは発症するとじんましんが出たり嘔吐したりとママも不安になります。離乳食で卵を摂取し始める前に卵によるアレルギーについてきちんと理解しておけば、もしアレルギー反応が出ても落ち着いて対応できます。

食物アレルギーは年齢が上がるにつれて多くが治るといわれています。現在は経口免疫療法というアレルギーを克服する治療法も行う病院が増えていますので、初めて赤ちゃんに卵をあげる場合も怖がらずに少しずつ進めていってみましょう。