子供の卵アレルギーは治るの?症状の特徴は?慣らして治す方法も!体験談多数

卵は子供にアレルギーが出やすい食品です。卵アレルギーの症状、ショック死などの危険性、卵成分が入った要注意の食品類、離乳食の進め方、慣らして治す治療法など、子供の卵アレルギーについて説明します。先輩パパ・ママたちのさまざまな体験談を交えて。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 子供の卵アレルギーの症状
  2. 卵アレルギーの子供が注意すべき食品
  3. 子供の卵アレルギーは治るの?
  4. 卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食の進め方
  5. 子供の卵アレルギーを慣らして治す方法
  6. 子供の卵アレルギーについて理解しておこう

子供が卵アレルギーの場合は、パパやママは食べ物に卵が入っていないか、注意してください。ゆで卵やオムレツなどの卵料理は卵使用がはっきりわかります。しかし、見た目ではわからない多くの食品に卵が入っています。知らずしらずのうちに卵を口にしてアレルギーが発症しないように卵が使われている食品について知っておきましょう。

卵が含まれていることが多い食品

卵が含まれていることが多い食品を紹介します(※2)。卵アレルギーの赤ちゃんが離乳食に慣れてきて、新しい食品をあげようと考えているママはぜひ参考にしてください。


鶏肉や魚卵は鶏卵とアレルゲン(アレルギーの原因となる抗原性物質)が異なるため、卵アレルギーでも食べることができます。ただし、場合によっては鶏肉や魚卵アレルギーを合併している場合もあるので注意しましょう。また、うずらの卵は卵アレルギーを引き起こす場合があります。

【パン】ロールパン、クロワッサン、菓子パン、惣菜パンなど
【麺類】中華麺、焼きそば、インスタントラーメンなど
【菓子類】ケーキ、クッキー、ビスケット、プリン、アイスクリーム、マシュマロなど
【練り物】ちくわ、かまぼこ、はんぺんなど
【肉の加工品】ハム、ウインナー、ベーコンなど
【調味料】マヨネーズ、タルタルソースなど
【惣菜】天ぷら、フライ、コロッケ、ハンバーグ、お好み焼きなど
【ミックス粉】ホットケーキミックス、天ぷら粉、お好み焼き粉など

鶏肉や魚卵は鶏卵とアレルゲン(アレルギーの原因となる抗原性物質)が異なるため卵アレルギーでも食べることができます。ただし場合によっては鶏肉や魚卵アレルギーを合併している場合もあるので注意しましょう。またうずらの卵は卵アレルギーを引き起こす場合があります。

アレルギー反応が重い場合は予防接種にも注意

アレルギー反応が重い場合は予防接種にも注意してください。食品ではありませんが、予防接種のワクチンにも卵由来の成分が含まれているものがあります。麻しん風しんワクチンやインフルエンザワクチン、おたふくかぜワクチンなどがそうです。(※3)

鶏卵成分は微量のため卵アレルギーであってもほとんどはアレルギー反応が出ません。しかし、卵によってアナフィラキシーショックを起こすようなアレルギー反応のレベルが高い場合は、予防接種ができない場合もあるため、事前に医師に相談しましょう。

(授乳中の生卵の摂取については以下の記事も参考にしてみてください)

授乳中も生卵を食べてOK!アレルギーの危険性や摂取量など注意点を解説!

子供の卵アレルギーは治るの?

もし子供が卵アレルギーになった場合はアレルギーが治るのか気になりますよね。子供が卵アレルギーになったママ達の体験談を紹介します。

成長していくにつれてアレルギー反応が出にくくなった

男の子のママ

(30代前半)

2歳の息子は卵アレルギーでしたが、今ではほとんどアレルギー反応はでません。ただ、疲れている時や体調を崩している時に卵を食べると皮膚が腫れたりと症状が現れる場合があります。完全に治るというよりは、成長していくにつれてアレルギー反応が出にくくなったようです。

「成長していくにつれてアレルギー反応が出にくくなった」。先輩ママの声は成長するにつれて食物アレルギーは治っていくことを教えてくれています。6歳頃までには全体の80~90%が治るといわれます(※1)。発赤(皮膚がが赤くなる)や嘔吐などのアレルギー反応が出て、今は食べられなくても、成長すると食べられるようになる場合があります。

負荷試験でアレルギーが出なくなったことがわかった

女の子のパパ

(30代前半)

2歳半頃まで卵白のアレルギーがあり、食べると嘔吐したり唇などの皮膚が腫れていました。アレルギーテストをした後、病院で食物経口負荷試験を行いました。1回目は量を増やした際に目の周りが赤くなり中断しましたが、半年後に2回めの負荷試験を行った時には反応が出なくなっていました。

「負荷試験でアレルギーが出なくなったことがわかった」ー先輩パパが言うように、食物経口負荷試験とは、医師の指導のもと病院などでアレルゲンとなる食物を少しずつ摂取し、アレルギー反応が出るかを確認する検査です。この検査を行い、アレルギー反応が出なくなれば普段の生活でも食べられるようになります。

一度アレルギー反応が出た食品を再度摂取する際は注意が必要です。病院でアレルギー検査や食物経口負荷試験を受けて医師の判断を仰ぎましょう。

(子供のアレルギーについては以下の記事も参考にしてみてください)

保育園・幼稚園の給食はどんなの?献立例は?アレルギーの対応は?