子供の副鼻腔炎とは?症状・治療法は?放置すると頭痛持ちになる?自宅ケア方法も!
副鼻腔炎(ふくびくうえん)とはどんな病気でしょうか。蓄膿症(ちくのうしょう)とはどう違うのでしょうか。副鼻腔炎の症状、治療、自宅でのケア、プールは入っても大丈夫?など、子供の副鼻腔炎について説明します。ママは子供のためにもチェックしてみてくださいね。
副鼻腔炎とは?どんな病気?
副鼻腔炎とは、顔の周囲にある鼻副鼻腔という空洞の粘膜がはれて炎症が起きてしまう病気です。
副鼻腔炎は通常、風邪などのウイルス感染やアレルギー性鼻炎が原因です。顔の形状や体質が原因の場合もあります。粘膜がはれて炎症が起きてしまうと分泌物が増加して黄色い鼻水が出たり、膿(うみ)がたまって頭痛がしたりするのが特徴です。(※1)
子供が副鼻腔炎にかかると鼻水や鼻づまり、強い口臭やイライラなどの症状があらわれます。ほかにも鼻水が喉の方に流れてしまった際に咳(せき)が出たり、微熱が出ることもあるので副鼻腔炎の症状を知っておくといいですね。(※2)
副鼻腔炎が慢性化した状態が一般にいう蓄膿症(ちくのうしょう)です。
子供の副鼻腔炎の症状は?
子供の副鼻腔炎の症状は大人とは異なります。症状の種類を理解しておくと、子供の異常に早く気づいて、蓄膿症などにならないうちに治療することが重要です。ここからはそれぞれの症状について詳しく紹介していきます。
子供の副鼻腔炎の鼻水
鼻水が出るのも副鼻腔炎の症状です(※1)。鼻水は異物を流すために増加しますが、アレルギー症状の時に出る流れるような鼻水ではなく、副鼻腔炎にかかっている時には粘り気のある黄色い鼻水が出ます。また副鼻腔炎の膿が一緒に排出されて匂いを伴うのも特徴です。
子供の副鼻腔炎の鼻づまり
副鼻腔炎では副鼻腔と鼻腔内も炎症を起こして腫れてしまうので、空気が通る道がふさがれてしまい鼻づまりの症状が出ます(※3)。また子供の場合は、喉の奥にある上咽頭という部分にある咽頭扁桃(いんとうへんとう=アデノイド)が大きくなって鼻ずづまりを引き起こすことがあります。
このアデノイドは子供の頃に大きくなって成長するにつれて小さくなります。しかし、成長しても大きくなったままの場合は鼻づまりやいびきだけでなく、無呼吸症候群を引き起こすこともあるので注意したいですね。
子供の副鼻腔炎で起きる頭痛や顔面痛
副鼻腔炎は頭痛や顔面痛が引き起こすことがあります(※3)。これは空洞である副鼻腔という部分に炎症が起こり空気の通り道がふさがれてしまうためです。副鼻腔内の圧力が安定せず、頭痛や顔面痛という症状を引き起こすのです。悪化すると激痛になることもあります。
不機嫌も副鼻腔炎の症状
子供が不機嫌になるのも副鼻腔炎の症状です。副鼻腔炎と不機嫌は無関係と思われますが、実は子供が不機嫌になっているのも副鼻腔炎かどうかを知るポイントです。子供は副鼻腔炎になっても体調が悪いことや痛みをうまく伝えられないため、機嫌が悪くなりイライラした態度で示すことがあるのです。
咳や鼻水が長引いていて機嫌が悪い場合は、副鼻腔炎を疑って小児科や耳鼻科に受診してください。
夜の重い咳は副鼻腔炎?
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