イヤイヤ期はなぜ生じる？原因・メカニズムから子供への適切な接し方を理解しよう

イヤイヤ期に入った子どもは、ママの言うことに口答えしたり反抗的な態度をとってきたりします。対応が大変なので、早くイヤイヤ期が終わってほしいと願うママは多いでしょう。しかし、イヤイヤ期は成長の通過点として重要な役割を持っています（※1）。イヤイヤ期が生じるメカニズムを、以下から詳しく見ていきましょう。

1歳前後になると少しずつ自我が芽生え、子供に意思や希望が湧いてきます。ママの言うことに対して「イヤ！」と自己主張するのはそのためです。

また、イヤイヤ期の子供はごねながら親の反応を見ています。親の反応を見ることで、我慢しなければならないことや、してはいけないことを少しずつ覚えているところなのです。

2歳になると、語彙や表現が豊かになります。簡単な表現なら言葉で伝えられるでしょう、しかし、イヤイヤ期の複雑な気持ちを表現するにはまだ語彙力が足りません。話せる言葉が少ないので「イヤ」「やだ」など知っている言葉を並べてママに抵抗するしかないのです。

さらにたくさんの言葉を覚え表現力が身につけば、イヤイヤ期は自然とがおさまりますよ。

2歳頃になると自分でやってみたいと感じるようになります。そのため「やるやる期」と呼ばれることもあるのです（※2）。やるやる期に何か達成できた時の達成感が、その後のチャレンジ精神を育てていきますよ。

2歳児の身体能力的に、何かをやり遂げることが難しいケースもあります。思うようにできないことにもどかしさを感じ、ぐずり始めるのはイヤイヤ期に多くみられる光景です。

2歳頃になると自我が生まれ、自分の力を試したいと感じるようになります。親が対応してあげようとすると余計にぐずってしまうので、できるだけ手を出さないようにしましょう。

（2歳から出来る習い事については以下の記事も参考にしてみてください）

2歳頃になると自我が芽生えます（※1）。子どもの「もっと遊びたい」「もっとテレビを見たい」などの欲求が強くなり、苦労するママは多いですね。

2歳児は強い欲求を我慢したりコントロールする力が十分ついていません。そのため、なんとかして欲求を通そうと「イヤ」とごねるのです。しばらくは子どものわがままに苦労しますが、言葉を覚えれば子どもは少しずつ譲歩してくれるようになりますよ。

2歳児は心身の大きな成長に伴って、情緒が不安定になりがちです。気持ちや言うことがコロコロ変わるので、苦労する親は多いですね。イヤイヤ期の子どもは日々新しいことにチャレンジしたり、新しい言葉を覚えたりしています。多感な時期なので、感情が大きく揺れ動くのは仕方のないことだと考えましょう。