破魔矢とは?男の子の初正月に買うべき?意味や飾り方、置き場所、処分についても!

男の子が生まれた場合、初正月は何を準備すればよいか悩むママも多いのではないでしょうか。ここでは破魔矢の意味・由来や、男の子の初正月に買うべき?という疑問にお答えします。破魔矢を置く方角など飾り方・置き場所や、処分方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 破魔矢の意味・由来とは?
  2. 破魔矢は男の子の初正月に買うべき?
  3. 破魔矢の飾り方・置き場所は?方角など
  4. 破魔矢はいつからいつまで飾る?
  5. 破魔矢の処分方法は?
  6. 男の子の破魔矢について知っておこう

正月に神社などで授与される破魔矢は本来、お札と同じように扱うのが良いとされています。そのため、神棚にお札と一緒に授与された破魔矢をお祀りするのが望ましいとされます。ただし、初正月のお祝いとして贈られる破魔矢はガラスケースなどに破魔弓とセットになったものが一般的ですよね。この場合は、床の間や客間などの和室に飾るのがよいでしょう。

ただし、現代の住環境では床の間や和室がないお家も増えています。その場合は家族の集まるリビングに飾るのがおすすめです。また厄除けの意味があるので赤ちゃんの寝室に置いてもよいですよ。

なお変色や劣化をできるだけ防ぐために、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所は避けた方がよいでしょう。

破魔矢を置く方角

基本的にどの方角を向けて置いても構いませんが、気になる場合はその年の凶の方角に向けて置くとよいでしょう。凶の方角というのは毎年変ります。例えば子年の場合は、南が凶の方角です。凶の方角はその年の干支が担う方角の逆側を指し、子年の場合は北を担うとされているため、その逆の南が凶となります。

ちなみに子年は南、丑年は南南西、寅年は西南西、卯年は西、辰年は西北西、巳年は北北西、午年は北、未年は北北東、申年は東、酉年は東北東、戌年は東南東、亥年は南南東が凶の方角となりますよ。

なおガラスケースに入っている破魔矢は基本的に矢の先が下を向いているため問題ありませんが、神社などで授与される破魔矢の場合は矢の先を上に向けてはいけないとされています。矢の先を上に向けることは、天の神様に向けることで失礼だという意味合いがあるので注意しましょう。

(鬼門など凶の方角については以下の記事も参考にしてみてください)

鬼門・裏鬼門の対策20選!玄関・風呂などの方角の調べ方や家相補正のやり方も!

破魔矢はいつからいつまで飾る?

破魔矢はいつから飾って、いつ頃片付けたほうがよいのでしょうか。飾る時期によっては縁起が悪いとされる場合もあるので注意が必要です。正しい時期に飾って我が子の健やかな成長を願いましょう。

破魔矢を飾る時期

12月13日は、正月事始めといって昔からお正月の準備にとりかかる日となっています。そのため破魔矢を含め、門松などのお正月飾りは12月の中旬頃から飾り始めるとよいでしょう。

なお飾るのを避けたほうがよい時期もあります。12月29日は、二重苦を連想する語呂から避けたほうがよいとされていますよ。また12月31日は、一夜飾りとなり神様を迎える準備を直前に慌ててするのは縁起が悪いため、こちらも避けましょう。12月30日も旧暦では大晦日にあたり、こちらも31日と同様に旧暦の一夜飾りになってしまいます。

そのため、遅くともクリスマスの飾りを片付け終えた26日~28日頃までには破魔矢を飾るようにしましょうね。

破魔矢を片付ける時期

男の子の初正月に贈られる破魔矢、破魔弓は他のお正月飾りと違って一年中飾っていても良いとされています。端午の節句に五月人形や兜と一緒に飾るとより豪華になり見栄えが良くなりますよ。

お正月の間だけ飾るという場合は、小正月である1月15日に片付けるとよいでしょう。1月15日は、どんど焼きという飾り終わった門松や松飾りを焼く行事が行われてきました。そのため、1月15日前後の休日にお正月の飾りを片付ける場合が多いです。破魔矢や破魔弓も正月飾りと一緒に片付けておくと翌年出す際も飾り忘れがありませんよ。

破魔矢、破魔弓は湿気を嫌います。片付ける時は乾燥した日に、湿気の少ない場所に保管するようにしましょうね。なお、防虫剤は入れないか、入れる場合も少なめがよいですよ。

(お正月飾りにぴったりの折り紙の折り方については以下の記事も参考にしてみてください)

【折り紙・動画】お正月(関連)の折り方!簡単〜立体まで全30種!

破魔矢の処分方法は?

正月に神社などで授与された破魔矢はお札と同様に一年で交換するのが望ましいとされています。そのため、一年間飾った後は神社の納札所にお守りやお札同様にお返しすると良いでしょう。

ただし破魔弓とあわせてガラスケースなどに入った破魔矢の場合は処分方法が異なります。またこの場合の破魔矢は神社で授与されたものとは異なり一年後に処分する必要はありません。飾る目安としては子供が成人するまでで、それまでは毎年飾って問題ありません。

しかし置き場所に困ったりと不要になった場合は以下の方法で処分することもできますよ。

神社などで供養してもらう

子供の成長を見守り厄を払ってくれた破魔矢です。できれば神社などで丁寧に供養してもらうのがよいでしょう。全ての神社が供養を行っているわけではありませんので、インターネットで探したり電話で問い合わせが必要です。また、基本的に供養は有料となります。供養料は神社によって異なるので、あわせて確認しておきましょう。

また、最近ではインターネットや電話で申し込み、破魔矢を箱に梱包して送ると神社で供養してくれるというサービスもあります。近隣に供養を受け付けている神社がない場合などはこういった方法を利用するとよいでしょう。

なお神社によっては破魔矢が入っているガラスケースは受付の対象外となる場合もあるため、供養を依頼する場合はケースも含めて供養してもらえるのか確認しておきましょうね。

知り合いなどに譲る

ごみとして処分するのは気が引けて、供養できる神社が近くにないといった場合は、人に譲るという方法はいかがでしょうか。親戚や知り合い、友人などでもしも欲しい人がいれば、破魔矢も新たな場所で活躍できますよ。

また幼稚園などの施設で受け入れている場合は寄付するというのも一つの手ですね。最近ではインターネットでも寄付という形で引き取りをしているサービスがありますよ。こういったサービスを使えばスムーズに受け渡しができますよね。なお、譲る場合は埃などを綺麗に落としてから譲るようにしましょうね。

リサイクルショップやフリマサイトで売る