子供の中耳炎の症状は?自然治癒でOK?治療は必要?40度の高熱でお風呂はNG?

子供の中耳炎について症状と原因、治療法、保育園や学校に行けるかなど説明しています。幼児に多いのが風邪の後になる急性中耳炎。耳の痛み、耳垂れ、熱などの症状があり、自然治癒が難しい病気です。病院での薬などの治療を怠ると滲出性中耳炎へと移行するので注意が必要です。

( 2ページ目 )
Contents
目次
  1. 中耳炎ってどんな病気?
  2. 中耳炎の種類と原因
  3. 子供の中耳炎の症状は?痛み・耳垂れ・熱など
  4. 子供が耳を痛がる時の応急処置
  5. 子供の中耳炎は自然治癒でOK?治療は必要?
  6. 子供が中耳炎で保育園・幼稚園・学校は行ける?
  7. 中耳炎の子供はお風呂・プールに入れる?
  8. 子供の中耳炎について知っておこう

中耳炎の子供は、夜に耳の痛みを感じることが多いです。しかし夜間に診察できる病院は限られていますし、電話をしても緊急性がない限り夜間診療を控えるようアドバイスされることが多いですね。以下から、子供が耳に痛みを感じる時の応急処置を見ていきましょう。

解熱鎮痛剤を飲ませ、痛みを和らげる

子供用の解熱鎮痛剤で痛みを和らげ、子供の睡眠を助けるのも良い方法です。市販されている子供用の薬を常備しておくと、こういった時に役立ちます。朝になったら、子供を病院に連れて行ってくださいね。

(赤ちゃんへの薬の飲ませ方については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんへの薬の飲ませ方&使い方!粉薬・シロップ〜目薬まで種類別のコツ!

耳の後ろを冷やす

耳の後ろを冷やすと痛みが和らぎます。タオルに包んだ保冷剤や冷たくしたタオルなどで耳の後ろを冷やしてあげましょう。

横にならない

中耳炎の時に横になると、鼓膜が圧迫されて耳が痛みます。椅子に座ったりパパやママの体に寄り掛かるように座らせたりして、できるだけ横にならないようにすると痛みが和らぐでしょう。

耳垂れや鼻水は拭き取る

耳の外に出てきている耳垂れは拭き取りましょう。耳垂れや鼻水などをこまめに拭き取り、清潔な状態を保つことも重要です。

子供の中耳炎は自然治癒でOK?治療は必要?

多くの子供は、風邪やインフルエンザなど咳や鼻水を伴う病気にかかると中耳炎を併発しています。しかし「よくある病気だから」と中耳炎を軽く見てはいけません。あまりに長時間放置していると、聴力が落ちたり顔の神経に影響したりするからです。

特に乳幼児は自分の症状を訴えることができないので、長期間放置するとどんどん悪化する可能性があります。中耳炎は、悪化すると手術をせざるを得ないこともありますが、早期に発見すれば簡単な処置で完治させることが可能です。

以下から受診するべき科や治療にかかる時間などを紹介しますので、子供の中耳炎が疑われる際はぜひ参考にしてください。

(子供のものもらいの自然治癒については以下の記事も参考にしてみてください)

子供の『ものもらい』の症状・治療法は?放置で自然治癒はNG?登園・登校はできる?

中耳炎が治るまでにかかる期間

中耳炎の炎症の程度によって治るまでの期間は異なりますが、急性中耳炎が完治するまでの期間は、早くて1~2週間です。

なお、自然治癒を待ち病院に行かなかった時や完治するまでしっかり薬を飲まなかった時はは、滲出性中耳炎へと移行することが多くあります。一度滲出性中耳炎になると、完全完治まで最低3ヶ月以上の時間が必要です。

中耳炎になったら何科に行くべき?

子供が鼻水や喉の痛み、耳の痛みなどを訴え中耳炎が疑われる時、耳鼻科と小児科のどちらを受診するべきなのか迷ってしまう人が多くいます。

黄色い鼻水で痰がらみの咳をしているような場合は、耳・鼻・喉をしっかり調べられる耳鼻科をおすすめします。発熱だけの時やおなかの症状が中心の時は小児科を受診してくださいね。

中耳炎になったらすぐに病院に行くべき?