赤ちゃんへの薬の飲ませ方&使い方!粉薬・シロップ〜目薬まで種類別のコツ!

赤ちゃんへの薬の飲ませ方に戸惑うママやパパも多いでしょう。薬を飲ませる時の注意点を説明した上で、《粉薬》《シロップ薬》《目薬》など種類別に飲ませ方と使い方を紹介します。赤ちゃんが薬を嫌がる、飲まない、吐く時の対処法も紹介します。チェックしてみてください。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんに薬を飲ませる際の注意点
  2. 赤ちゃんの《粉薬》の飲ませ方
  3. 赤ちゃんの《シロップ薬》の飲ませ方
  4. 赤ちゃんの《錠剤薬》の飲ませ方
  5. 赤ちゃんの《座薬》の与え方
  6. 赤ちゃんの《目薬》のさし方
  7. 赤ちゃんの《点耳薬》の使い方
  8. 赤ちゃんが薬を嫌がる・飲まない・吐く時は?
  9. 赤ちゃんへの薬の飲ませ方を知っておこう

赤ちゃんに薬を飲ませる際の注意点

赤ちゃんが病気になると、ママやパパも心配ですよね。早く薬を飲ませて病気に苦しむ赤ちゃんを元気にさせてあげたいものです。赤ちゃんの薬の種類には粉薬やシロップなど、さまざまなものがあります。赤ちゃんへ安全に薬を飲ませるためには、細心の注意をはらわなければなりません。赤ちゃんに薬を飲ませる際の注意点を紹介します。

薬をしっかり管理する

赤ちゃんの薬はしっかり管理しましょう。

赤ちゃんが病気の時に処方される薬の中には、イチゴ味やオレンジ味など甘い薬がたくさんあります。甘くておいしい薬をもっとちょうだいとせがむ赤ちゃんもいるでしょう。ママやパパが見ていないところでシロップをなめてしまったり、ふたを開けて飲んでしまったりするのは、とても怖いことです。

そんなことがないように、飲む薬は赤ちゃんの手の届かない場所にしっかり保管するようにしましょう。赤ちゃん本人の薬だけでなく、兄弟の薬やママやパパの薬も、赤ちゃんの手の届かない場所で管理してくださいね。

薬によるアレルギーに注意する

食物のアレルギーがなく安心していた赤ちゃんでも、薬のアレルギーを持つ赤ちゃんもいます。赤ちゃんが薬にアレルギー反応を起こした場合の主な症状は蕁麻疹(じんましん)のような赤い発疹で、薬疹と呼ばれています(※1)。薬を飲んだ後に薬疹のような症状が出た場合は薬を飲むことをやめ、小児科に相談してください。

薬疹以外の症状として発熱やまぶたなどの腫(は)れ、呼吸障害などもあります。少しでもおかしいと感じたら夜間でも休みの日であってもすぐに受診するようにしましょう。薬疹が出た薬は再度処方されないように医師や薬剤師に伝え、自分でも把握できるようにお薬手帳などに記載しておくと安心です。

薬の副作用に注意する

薬の副作用にも注意しましょう。赤ちゃんの中には薬を飲んだ後に下痢や吐くなどの薬の副作用が出る子もいます。薬の副作用ではないかと感じたら薬の服用をいったんやめ、小児科に相談するようにしましょう。副作用が強く出た薬もお薬手帳などに記載しておくと安心です。

薬によるアレルギーや薬の副作用があった場合は、その薬を処方してもらった病院以外にかかる際も医師や薬剤師に伝えておくとよいでしょう。薬の名前が違っても同じ成分が入っている薬もあるため、注意が必要です。

飲み残した薬を放置しない

赤ちゃんが嫌がって飲んでくれなかった薬は放置せず、すぐに処分するようにしましょう。放置された薬はさらに苦くなったり薬の成分が変化したりするものもあります。兄弟がジュースやラムネと勘違いして飲んでしまう恐れもあるので、早めの処分を心がけましょう。

赤ちゃんの《粉薬》の飲ませ方

粉薬は苦い物が多いため、赤ちゃんに飲ませるのは少し大変です。赤ちゃんの成長具合にあわせて食べ物や飲み物を使い、上手に飲ませてみましょう。

団子状にして飲ませる

粉薬を皿などに出し、スポイトで少量の水を加えます。こねて団子状にしたら上あごやほっぺたの内側に付けた後、水を飲ませましょう。舌の上に薬を置くと苦みを感じてしまうので、舌にはのせないようにするのがポイントです。

2児のママ

30代前半

息子に漢方薬を飲ませる時、すりこぎで漢方薬を砕いてから水を1滴スポイトで入れて団子状にしていました。スプーンの裏にくっつけて上あごに付けます。それからおっぱいを飲ませるとうまく飲んでくれました。

漢方薬は苦みがあり、大人でも苦手が人がいますよね。舌の上に漢方薬を乗せてしまっては、もろに苦みを体験させることになるので避けた方がよさそうですね。薬を嫌がるようになる前に、団子状にして飲ませる方法を試してみましょう。

水などに溶かして飲ませる

水などに粉薬を溶かして飲ませるのもひとつの方法です。この方法で飲ませる場合には、溶かす水の量に気を付けましょう。溶かす水分が多いと飲み残すことも考えられるので、赤ちゃんが飲める量の水に溶かすことが大切です。また、ミルクに溶かすことは避けた方がよいでしょう。薬を混ぜることで味が変わり、ミルクを飲まない可能性があります。