おりものが水っぽい原因は?病気?妊娠初期症状との見分け方は?
【医師監修】生理周期により様子が変わるおりものは女性の体のバロメーターでもあり、観察することで体の変化に気づくことがあります。おりものが水っぽいと感じる時の時の原因は何でしょうか。水っぽいおりもの病気の可能性や、病気と妊娠初期症状の見分け方について紹介します。
おりものの役割は?
おりものは子宮や膣からの分泌物で、粘液や古い細胞からできています。おりものの量は個人差があり、特に生理前の大量のおりものには不快感がある人もいるでしょう。しかしおりものは排卵や生理前など体のリズムを知らせたり、健康のために重要な役割をもっているのです。
生理周期に合わせて変化する
おりものをよく観察すると、生理前と後では様子が違うなど生理周期に合わせて量や形状に変化があることが分かるでしょう。生理直後はおりものの量が少ない時期でサラッとしています。排卵日に向けて量が増えていき、排卵日前には水っぽい状態になることが特徴です。
水っぽいおりもの出てる。
— ぽむぽむ@減量中 (@hapumissus) January 18, 2018
排卵日付近だな。
排卵が終わると量が次第に減り、色は白く見えます。生理前には再び量が増え、やや酸っぱい臭いがするでしょう。その様子から基礎体温の様に、妊娠のタイミングや生理前を把握できることもおりものの役割の一つです。(※1)
増田陽子
内科医
ただし個人的な差があるので、必ずしも上記のような状態のおりものになる訳ではありません。
(生理前と後のオリモノの様子については以下の記事も参考にしてみてください)
受精を助ける役割をもつ
おりものは受精にも関係しています。おりものは精子を包み、子宮内への進みをスムーズにする働きを持っているのです。このため排卵日前のおりものは量が増え水のような状態になります。
またおりものは膣内に細菌が入ることをガードする働きをします。子宮内を正常に保つために細菌の侵入と繁殖を防ぐこともおりものの大切な役割なのです。
水っぽいおりものと生理の関係
おりものの状態が変化する原因は生理周期に大きく関係しています。おりものは体のリズムを表し、中でも水のようなおりものは排卵のタイミングを知らせてくれるのです。妊活中は生理周期に合わせたおりもののの様子をよく観察してみましょう。また、生理前にはドロッとした状態になるはずのおりものが水っぽいときは妊娠初期症状の一つである可能性もあります。
水っぽいおりものは排卵日前
おりものは受精を助けるために排卵日前に量が増えて水っぽい状態になります。卵胞ホルモンが増えることに影響されたもので、排卵後に卵胞ホルモンの減少ともに水のような状態ではなくなり白く濁っていくでしょう。大量の水のようなおりものに驚くかもしれませんが、排卵日前においては妊娠を助けるための正常な状態なのです。
(排卵日とオリモノの関係については以下の記事も参考にしてみてください)
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