【医師監修】妊娠9週目!胎児の平均の大きさは?腹痛や出血は?流産の可能性は?
「妊娠9週の壁」と言われるように妊娠9週目は流産の危険性が一番高い時期になります。この時期の赤ちゃんはどの程度成長していて、腹痛や出血等の症状のうち、流産につながる兆候はどのようなものがあるのかについてご説明します。受診をする際の判断材料にしてください。
まだ安定期でないこの時期に職場に妊娠の報告をすることは気が引けるかもしれませんが、もしもつわり等の症状がつらい時には早めに職場に報告をしておいたほうがよいでしょう。母体と胎児の健康が第一です。職場に迷惑をかけたくない気持ちはわかりますが、無理は禁物です。
身体を冷やさない、ストレスを溜めない
妊娠中は身体の冷えとストレスは大敵です。冷えは妊娠期間中だけでなく、母乳量や産後の体力回復にも関係してきますので身体を温めるように日頃から習慣化させると良いでしょう。ストレスの溜めすぎも胎児に悪影響ですので、ご自身でストレス解消法を見つけるようにしましょう。
健診には必ず行く
胎児の心拍確認をしてから健診をサボる方もいるようです。ですが、妊娠9週目からの健診では血液検査でHIV、C型肝炎抗体やB型肝炎高原、風疹、子宮頸がん、梅毒の検査を行ってくれます。
また、胎児の大きさは平均的かどうか、ママのBMI値は平均と比較して太り過ぎでないかどうか等チェックしてもらえます。大きな病院だと健診は1日がかりで大変ではありますが、安全な出産をするためにもきちんと行くようにしましょう。
カズヤ先生
産婦人科医
これらの検査は病院により細かく時期が変わります。子宮頸部細胞診は初診時、採血検査は予定日決定時に行われることが多いです。
妊娠9週から出生前診断をうけられる
妊娠9週から11週頃までに超音波検査や絨毛検査で、胎児に先天性の病気はないか出生前診断を受けることができます。出生前診断を受けるかどうかはご夫婦の自由意志です。もしも胎児に重大な病気が見つかった場合どうするのか、妊娠継続するのかそれとも中絶をするのか、きちんとそこまで考えてから診断を受けることをお勧めします。
カズヤ先生
産婦人科医
多くはクワトロマーカーなどの採血に加えてエコーが一般的です。
安定期に入るまでのもう少しの我慢
妊娠9週目のこの時期はつわりで体調も悪いし、流産の危険性もあるので気が休まらないことも多いと思います。12週あたりからつわりもおさまる、胎児の大きさも大きくなり流産の危険性も低くなる、お腹の大きさも外見から見てわかるようになる、そんな安定期までもう少しの辛抱です。この時期は無理をしすぎず、母体と胎児の健康第一で生活を送るようにしましょう。
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