着床出血の症状とは?妊娠超初期に起きる?生理との違い9箇所を紹介!

【医師監修】妊娠のサインである着床出血は妊活中には気になる症状ですね。着床出血は妊娠超初期に起こり、生理などの原因による出血と症状が似ていることから判断が難しいのです。そこで、着床出血と妊娠超初期の症状、色や量、そして生理との見分け方について詳しく解説します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 着床出血とは?どんな症状?
  2. 着床出血はいつ起きる?妊娠超初期?
  3. 着床出血と生理の違いは見分けられる?
  4. ポイント1. 時期はいつ?
  5. ポイント2. 期間は短い?
  6. ポイント3. 色は薄い?
  7. ポイント4. 量は少ない?
  8. ポイント5. においはある?
  9. ポイント6. 痛みはある?
  10. ポイント7. 高温期は続いている?
  11. ポイント8. 下痢は併発している?
  12. ポイント9. 他の妊娠超初期症状はみられる?
  13. 着床出血や妊娠超初期症状を見分けるには基礎体温の記録が大切!

妊娠超初期症状は人によって現れる症状が異なります。ありとあらゆる不調が当てはまると言っても過言ではないくらい多種多様です。

吐き気や胃痛も妊娠超初期症状!

妊娠初期症状としては、先に挙げた下痢以外に次のようなものがあります。どの症状も、はっきりとわかるのは生理予定日よりも後である場合が多いです。着床出血と思われる出血があっても、これらをヒントに生理と着床出血を見分けるのは難しいといえそうですね。

●吐き気、胃痛
●腰痛
●胸の張り
●頭痛
●便秘、頻尿
●においに敏感になる
●味覚が変わる
●イライラする、涙もろくなる
●体がだるい
●眠気
●肌トラブル
●おりものの変化

妊娠超初期症状とPMSは似ている

PMSとは生理前症候群や月経前症候群のことで、生理前に現れるさまざまな不快症状を指す言葉です。イライラや憂うつ、眠気、頭痛、腹痛、肩こり、肌荒れ、微熱などさまざまな症状があります。PMSは生理周期におけるホルモンバランスの変動で引き起こされるものです。原因も症状も妊娠超初期症状とよく似ています。

カズヤ先生

産婦人科

この中でも、吐き気や腹痛、微熱などは典型的なPMSの症状の一つでもあり、同時に妊娠初期にほぼ必発で起こり得る症状とも言えます。
ですので、症状から着床出血を判別するのは非常に困難と言えます。
やはり正確に把握するには基礎体温の測定を行うことをお勧めします。

妊娠超初期症状と風邪の症状は似ている

妊娠超初期症状の中には、体のだるさや頭痛、腹痛、微熱などといった風邪の症状とよく似たものも多いです。妊娠したかな?と思ったらただの風邪だったとか、逆に風邪のひき始めかな?と思ったら妊娠の兆候だった、ということがよくあります。もし風邪薬を飲んでもこの時期は胎児に大きな影響があるとは考えにくいので、心配しなくてもよいでしょう。

妊娠超初期症状の感じ方は個人差が大きい

妊娠超初期症状はまったく感じなかったという人もいます。感じる症状も強さも個人差が大きいものです。生理前の時期に特に体の変化を感じなかったとしても、妊娠しているかどうかの判断基準にはなりませんので、気にしすぎないようにしましょう。

(妊娠初期症状や注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期症状のチェック項目30!あなたの妊娠の可能性は!? |
妊娠初期の注意点・気をつけること!運動は?食べ物は?体験談多数!

着床出血や妊娠超初期症状を見分けるには基礎体温の記録が大切!

着床出血と生理の違いについて、時期や期間・量・色・症状から見分ける方法をご説明してきましたが、いずれもはっきりと見分けるのは難しいものでした。排卵日あたりに性行為があって受精の可能性があり、着床出血かもしれないと判断した際は、お酒やタバコを控えるなど妊娠の場合に備えるとよいかもしれません。

ただし、あまり気にしすぎてもストレスになってしまいますので、基礎体温の記録などと合わせて総合的に判断することが大切です。また妊娠超初期の症状もやはり人それぞれなので、いつもと違う症状が身受けられれば、産婦人科に検査に行くといいでしょう。