妊娠初期にお腹が痛い？！チクチクすると危険？症状別の原因と対処法！

妊娠をすることにより増加するホルモン「プロゲステロン」の影響で便秘がちになる人もいるでしょう。妊娠継続には必要なホルモンなのですが、体内の水分量調整に働きかける性質を持っています。それにより腸内の水分が減少し便秘の原因になるのです。

疲労やストレス、運動不足は妊娠していない時でも便秘の原因として挙げられますが、これらの原因が重なると妊娠初期時の便秘はもっとひどくなります。

絨毛膜下血腫とは、受精卵が胎盤をつくるときに子宮内膜から出血が起こる症状です。出血の量が少量であれば問題はありません。出血の際にプロスタグランジンという生理のときにも分泌される物質がでるため、お腹の痛みとして感じることがあるのです。

お腹のチクチクとした痛みは妊娠初期〜妊娠中期にかけてよく起こると言われています。痛む場所が下腹部周辺ですし、生理痛の痛みにも似たような痛みのため心配になるかと思います。ですが、このチクチク痛は子宮が大きくなるときに出る痛みですので心配は要りません。

もしも、妊娠超初期でチクチクとした痛みを感じるなら着床痛の可能性もあります。受精卵が子宮内膜に着床する際に感じる痛みです。この痛みは必ずしも全ての妊婦さんが感じるものではありませんが、着床痛とともに着床出血があると生理が来たと勘違いして妊娠に気付かない方もいるようです。

(着床痛については以下の記事も参考にしてみてください)

では実際にどのような腹痛がおきるのかみてみましょう。痛みの種類には個人差がありますがいくつか例をあげてみます。

●下腹部が引っ張られるような痛み
●腰痛を伴うお腹の痛み
●生理痛に似たチクチクとした痛み
●軽く締め付けるような痛み

上記のような痛みは妊娠初期の頃よくみられる痛みです。これらの症状が一時的で、安静にしていればすぐにおさまる場合は問題ありません。もしもこの症状が数日にわたって長時間痛い場合や、出血などの症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。

（出血については以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠初期に起こるお腹の痛みと生理痛は似たようなチクチクとした痛みに感じる方もいるかと思います。でも実は生理痛の原因と妊娠初期にある腹痛の原因は全く異なるものです。

「プロスタグランジン」が子宮収縮を引き起こし、子宮内膜を体外に排出する際に起こるお腹の痛みが生理痛です。このホルモンの分泌量は人により異なるため、なかには激しい生理痛に毎月悩まされる人もいます。