妊娠超初期の胃痛について!原因と対策!妊娠の兆候?体験談も!
【医師監修】妊娠超初期のつらい胃痛。経験する人が少なくないのに、なかなか知られていないつわり症状の一つです。妊娠の兆候として表れることもある、胃痛の原因と、痛みを少しでも和らげ、妊娠超初期のデリケートな時期を乗り切る方法をご紹介します。
妊娠超初期の胃痛の原因はホルモンバランスの乱れ?

妊娠超初期には、なぜ胃痛を感じる人が多いのでしょうか。一番大きな要因としては、妊娠によるホルモンバランスの崩れがあげられます。この時期のホルモンバランスの変化を見ていきましょう。
受精卵の着床をしやすくしてくれる黄体ホルモン
黄体ホルモンとは、排卵日前まで盛んに分泌されていた卵胞ホルモンに代わって排卵日を境に大量に分泌されるようになるホルモンです。
排卵後の黄体ホルモンが増加する時期は黄体期とも呼ばれ、女性の体温を上げる働きをします。これは子宮内膜に栄養を蓄え、受精卵が着床しやすくするためには欠かせない役割です。また、この黄体ホルモンは着床した受精卵を保護するため、子宮の収縮を防ぐ役割も担っています。
妊娠超初期の胃酸の分泌が胃痛を引き起こす
受精卵を守るために大切な黄体ホルモンですが、実は胃腸の機能を低下させてしまう働きがあります。胃腸の働きが悪くなると、体は胃酸の分泌を増やして消化をスムーズにしようとします。
胃酸の分泌が増えると、それだけ胃に負担がかかります。胃に炎症を起こしてしまったり、胃の粘膜を傷つけてしまったりすることによって胃もたれや胃痛が生じてしまうのです。また、下痢や便秘など消化不良による症状も出てきてしまいます。(※1)
(妊娠超初期や初期の胃痛については以下の記事も参考にしてみてください)
増田陽子
内科医/救急医
自分の胃液によって傷ついてしまうんです。
妊娠超初期の胃痛のその他の原因

妊娠中は体の変化、つわり、仕事との両立など色々なストレスがたまりやすくなってしまう時期です。胃痛はそのような精神的なストレスや食生活の乱れからも来るようです。実際にどのようなものがあるか見てみましょう。
妊娠超初期の胃痛は自律神経のバランスの乱れによるもの

交感神経と副交感神経のバランスの乱れによって、胃痛が引き起こされる場合があります。副交感神経には、胃酸の分泌を促進する役割があり、反対に交感神経には、胃酸の分泌を抑制する働きがあります。
まだ妊娠の自覚がない妊娠超初期の時期は、不妊に悩んで生活リズムが崩れていたり、ストレスや過労、睡眠不足によって交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいがちです。このような生活が続くと、胃酸の分泌が適切に行われず、下痢や胃痛を引き起こしてしまう可能性があるのです。
妊娠超初期の胃痛は食事の嗜好の変化によるもの

妊娠超初期であればまだはっきりとつわりを感じることはないかもしれませんが、その時期から食べ物の嗜好が変わってしまう人もいるようです。食べづわりや食欲不振による空腹から胃に負担がかかり胃痛を引き起こしてしまうケースもあるのです。
また、辛い物や、油っこものなど、消化に悪く、刺激の強いものを好むことも、妊娠中にはありがちなことです。しかし、多量に摂取してしまうと、胃酸の分泌を促進してしまうことになり、下痢や胃痛を引き起こす原因になります。
(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)
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