妊婦の温泉は大丈夫?妊娠初期はだめ?妊娠中の温泉の効能と注意点!

お風呂や温泉でリラックスして、ストレスを発散したいと考える妊婦さんも多いのではないでしょうか。妊娠中でも温泉に入れるの?そんな悩みを解決します!妊娠中の身体への影響や、妊婦さんでも楽しめる方法、妊娠中の入浴の注意点などを見ていきましょう。

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Contents
目次
  1. 妊婦が温泉に入るのは大丈夫?禁忌症って何?
  2. 妊娠初期に温泉がだめといわれるのはなぜ?
  3. 妊娠中に温泉へ行っても良い時期は?
  4. 妊婦さんにうれしい温泉の効能
  5. 妊娠中に温泉の泉質で入れない種類はあるの?
  6. 温泉を楽しむための注意点
  7. 妊婦さんにおすすめの温泉の楽しみ方
  8. 妊娠中でも温泉を楽しもう!

これまでに紹介してきたとおり、妊娠中の身体はとても繊細で不安定です。妊娠初期や妊娠後期は流産や早産リスクも高まるため、遠出はせずにゆったりと過ごすことをおすすめします。旅行で温泉にでかけるときは主治医に相談の上、母子手帳を忘れずに携帯しゆとりのあるプランでお出かけしてくださいね。

(妊娠初期の旅行の注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

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妊婦さんは足元が不安定

妊娠後期、お腹が大きくなってくると足元が見えにくくなり、バランスを崩しやすくなることが多くなります。そのため妊婦さんの温泉入浴には注意が必要です。温泉は岩場が多く泉質によって床が滑りやすくなっているので、転倒のリスクが高まります。足元に注意して、ご家族やお友達などと一緒に温泉入浴を楽しむことをおすすめします。

抵抗力が弱る妊娠中は感染症に注意

免疫が弱くなる妊娠中は感染症にも注意しなければいけません(※5)。女性の感染症として「ガンジダ菌」【トリコモナス菌」「クラミジア菌」などがあげられますが、どれも温泉のお湯から感染することはありません。しかし「トリコモナス菌」は死滅する温度が高く手強い菌であるため、浴槽に腰掛けたり、共同風呂での椅子の利用で感染することがあります。

予防策として、共同の椅子に腰掛ける前には必ずシャワーで洗い流してから座るようにしてみたり、タオルは共有しないように心がけましょう。また体調のすぐれない時は温泉入浴は控え、感染症に注意して温泉をたのしんでくださいね。

(妊娠中のおりものの状態については以下の記事も参考にしてみてください)

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妊娠中に岩盤浴やサウナは入ってもいい?

温泉よりも低温で汗をじっりかくということが目的の岩盤浴は、細菌の感染などへの注意が必要です。汗をたくさんかきやすい岩盤浴では、脱水症状に陥る可能性もあります。

身体の中の水分量が減ることで血液が濃くなり、貧血を引き起こしてしまう可能性もあります。絶対にダメということではありませんが、体のことを考えて短時間で済ませるようにしましょう。

妊娠中は入場を断られてしまう岩盤浴施設もあります。妊娠中、お腹や腰を直接高い温度で温めることは赤ちゃんに影響があると考えられているからです。岩盤浴でも直接お腹や腰を直に高温で温めないように注意し、妊娠中でも利用できる施設かどうかを確認してから岩盤浴へ出かけるようにしましょう。

岩盤浴は「脱水症状」「感染症」にさえ注意すれば妊婦さんでも大丈夫です。体の負担にならないように時間を決めて、清潔を心がけて岩盤浴を楽しみましょう。

妊婦さんにおすすめの温泉の楽しみ方

妊婦さんにおすすめの温泉の楽しみ方を紹介します。体に負担をかけないようにリラックス、リフレッシュするためにもぜひ参考にしてみてくださいね。

妊婦さんには特に足湯がおすすめ