【医師監修】妊娠26週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!体験談も
妊娠26週目になると妊娠中期も終わりに近づき、出産が近づくことを感じられます。お腹も以前よりも大きくなり、胎動も強く感じられ、愛おしさも感じられますね。妊娠26週の妊婦さんの身体に起こりやすい症状やこの時期に注意しておきたいことをご紹介します。
妊娠26週に入ると、妊娠中に分泌されるホルモンによって妊娠糖尿病になりやすくなります。甘いものを気にせずに食べ続けてしまうと、妊娠糖尿病と診断され食事制限を受けることもあります。摂取した糖は赤ちゃんへ優先的に送られるようになり、血液中に糖が過剰に入っている状態になるのです。妊娠中は体重の増加にも繋がりますので、甘いものの食べ過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。
カズヤ先生
産婦人科医
妊娠糖尿病は、胎盤形成によりhPLと呼ばれるホルモンが増加し、インスリン抵抗性が増すことで起こります。
引き続きお腹の張りには注意を

妊娠26週に入りお腹がやたらと張るようになったという妊婦さんも多く見られます。この時期は胎児が急激に成長を遂げると同時に子宮も大きく膨張していくので、お腹が張る感覚を感じやすくなります。また、お腹が大きくなることによって起こる生理的な子宮の収縮が起こっていることもお腹の張りの原因として挙げられます。安定期になって運動を積極的に始めたという妊婦さんも、運動中にはお腹の張りに注意するようにしてくださいね。
お腹が張る感覚があったら、楽な姿勢で身体を休めましょう。横になって安静にしていてもなかなか張りがおさまらない場合や、生理痛に似た痛みを感じたら要注意です。すぐに産婦人科に連絡をしましょう。
妊娠糖尿病の予防方法は?

妊娠26週のこの時期に注意したい妊娠糖尿病。妊娠糖尿病になってしまうと、妊娠高血圧症候群や巨大児、羊水過多などのリスクも同時に高まります。妊娠中は血糖値を抑えるインスリンの分泌が抑えられるため、非妊娠時に糖尿病ではないという方も妊娠糖尿病になる恐れがあるのです。妊婦健診のときに尿の中に糖が検出されると妊娠糖尿病の恐れがあると注意を受けることになるでしょう。
妊娠糖尿病は食事での改善が最も効果的ですが、運動を取り入れることで血糖値の急上昇を抑えることができます。特に、食後の運動が効果的と言われていますので、もし妊娠糖尿病と診断された場合は、生活に運動を取り入れると改善の見込みが期待できるでしょう。
カズヤ先生
産婦人科医
私の考えとしては、妊娠中は胎児のこともあるので運動療法を積極的に取り入れることはあまりありません。
血糖値が上がりやすくなる食べ物を控える

妊娠糖尿病のリスクを抑えるためには、食事に気をつけることが一番効果があります。血糖値が上がりやすい糖質が多く含まれる甘いものを控えたり、主食を少なめにするなど気をつけるようにしましょう。また食事の際に、野菜サラダやスープなどのGI値の低いものから食べ始めるということも効果がありますので、食事の順番にも注意を払いましょう。
ごはんやパンの量に注意

甘いものを避けていても、その分白米やパンを大量に食べてしまっていては妊娠糖尿病の危険は高まってしまいます。一見糖質が高くないように見えても実は糖質がたっぷり含まれているものも多くあります。買い物の際は成分表示を確認するようにするとよいでしょう。
また、妊娠糖尿病に注意した食事を摂ることで、体重の増加も同時に防ぐこともでき、一石二鳥となります。健康管理、体重管理には食事の見直しを重視して行うようにしましょう。
(妊娠糖尿病については以下の記事も参考にしてみてください)
切迫早産に注意して

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