赤ちゃんが泣き止む方法は?先輩ママのおすすめ対処法まとめ!動画あり

【医師監修】「どうしても赤ちゃんが泣き止まない」とお手上げのママ必見。抱っこや授乳以外にも、まだまだ赤ちゃんが泣き止む方法はたくさんありますよ。本記事では育児経験豊富な先輩ママがおすすめする、赤ちゃんが高確率で泣き止む方法をご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんが泣き止む方法の共通点は安心感を与えること
  2. 赤ちゃんが泣き止む方法「抱っこ編」
  3. 赤ちゃんが泣き止む方法「アイテム編」
  4. 赤ちゃんが泣き止む方法「音編」
  5. 赤ちゃんが泣き止む方法「動画編」
  6. 泣きすぎ注意!ひきつけを起こす赤ちゃんも
  7. 泣き止む方法は十人十色!楽しみながらやってみよう

赤ちゃんが泣きやむ方法(抱っこ編)【輸送本能を利用する】

ライオンやネコのお母さんが、赤ちゃんを口に加えて運んでいる姿を見たことありませんか?「輸送反応」とは哺乳類が本能的にも持っている反応で、抱っこしたまま運ばれることで落ち着くという機能を利用した対処法です。

まず共同研究グループは、生後6カ月以内のヒトの赤ちゃんとその母親12組の協力を得て、母親に赤ちゃんを腕に抱いた状態で約30秒ごとに「座る・立って歩く」を繰り返してもらいました。この時の赤ちゃんの行動を映像で、生理的反応を心電図で記録しました。その結果、母親が歩いているときは座っている時に比べて、赤ちゃんの泣く量が約10分の1、と自発運動の量が約5分の1に低下し、心拍数は母親が歩き始めて約3秒程度で顕著に低下しました(図2)。これらの結果から、母親が赤ちゃんを抱きながら歩くと、赤ちゃんがリラックスすることを科学的に証明しました。

このように輸送反応は科学的にも実証されており、泣き止まない赤ちゃんへの対処法として効果が期待できます。輸送反応だけでは泣き止まないという赤ちゃんには、小児科医考案の抱っこ方法「The Hold」と併用するなどして、いくつかの対処法と一緒に試してみるのもおすすめです。

マキ先生

小児科医

車の振動が好きな赤ちゃんも多いですね。ドライブに連れて行ってあげるとコロッと寝てしまう場合もよくあるようです。

赤ちゃんが泣き止む方法「アイテム編」

出典:https://www.pinterest.jp/pin/606789749784423477/

抱っこでは泣き止まないという赤ちゃんにも試してみてほしい、さまざまなアイテムを使った対処法をご紹介します。

赤ちゃんが泣きやむ方法(アイテム編)【おくるみやおしゃぶり】

おくるみで赤ちゃんの体を巻くことで手足が固定され、ママのお腹の中にいたときのような安心感に包まれます。生後0~4ヶ月頃の赤ちゃんに見られる「モロー反射」も減らせる対処法です。きつく巻きすぎないように注意しながら、おくるみを活用してみてください。

生後3ヶ月以上になると、お気に入りの寝かしつけ方法や「ママの抱っこじゃないと嫌だ」などと、おくるみに抵抗を覚えてしまうので注意しましょう。そのため、おくるみは新生児期から使用するのがおすすめです。生後間もない頃からおくるみに慣れさせ、赤ちゃんにおくるみの安心感を覚えさせることが重要となります。

次におしゃぶりです。生後すぐの赤ちゃんには「吸啜(きゅうてつ)反射」と呼ばれる機能が備わっており、授乳の際にミルクを飲むために必要な反応で知られています。赤ちゃんが泣き止まないときは本能的な反射を活かして、授乳のときに感じる安心感をおしゃぶりで再現してあげるのも、ひとつの対処法です。

(赤ちゃんの反射については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの原始反射とは?反射の種類・消失時期一覧!

赤ちゃんが泣きやむ方法(アイテム編)【スイングラック】

ベビーラックやハイローチェアとも呼ばれるスイングラックは、寝かしつけにも便利です。簡易ベッドやゆりかご、チェアとして使える便利なアイテムになっています。ユラユラと一定の速度で揺れるスイングラックは、ママのお腹の中にいたときのような心地良さがあり、育児に不慣れというパパでも簡単にチャレンジできる対処法です。

赤ちゃんが泣きやむ方法(アイテム編)【鏡やサングラス】