【動画で解説】新生児の沐浴のやり方は?いつからいつまで?温度や注意点も

【医師監修】温かい羊水の中で数カ月を過ごしてきた新生児期の赤ちゃんはお風呂が大好きです。しかし、産院で練習した赤ちゃんの沐浴をいざ自宅で、と思うと不安に感じるママも多いのでは?今回は、新生児の沐浴のやり方や注意点を動画と併せてご紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児・赤ちゃんの肌を守る沐浴
  2. お湯の温度は?沐浴前の準備は大切!
  3. 新生児の沐浴のやり方を動画で解説
  4. 新生児の沐浴はいつからいつまで?
  5. 新生児の沐浴の注意点!
  6. 沐浴で新生児の赤ちゃんとスキンシップ
ベビーソープの上手な選び方とは?赤ちゃんにおすすめの石鹸17選!

新生児の沐浴のやり方を動画で解説

実際に沐浴の入れ方を動画と合わせて解説していきます。慣れるまでは緊張することもありますが、体に力が入り過ぎると赤ちゃんもリラックスして沐浴できません。産後すぐのママは体力がまだ完全に戻っていないので、入れ方に自信がないときは周りの人に協力してもらいながら沐浴をしましょう。

新生児の赤ちゃんの沐浴【優しく洗う】

初めに、ベビーバスに連れて行く前に顔を拭きます。ベビー用ガーゼに沐浴剤を入れたお湯を含ませ軽く絞りましょう。ガーゼを指に巻き付け目の周りを優しく拭きます。もう片方の目を拭くときはガーゼの面を変えて、おでこ→鼻の下→顎の順番に「S字」を描くように顔を拭きます。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/727401777312536805/

顔を綺麗にしたら、裸にした赤ちゃんのお腹にベビー用ガーゼをかけてあげましょう。そうすることで赤ちゃんは安心します。次に耳にお湯が入らないようにママの手のひらで頭を支えながら、左手の親指と中指で赤ちゃんの両耳をふさぎます。ママの右手はお尻を支えましょう。

入れ方のポイントは、赤ちゃんがびっくりしないよう足からゆっくり入れることです。全身がお湯に浸かったらお尻の手を放し、お腹にかけたベビー用ガーゼにお湯をかけて馴染ませましょう。

頭を洗うときは、ベビー用ガーゼに沐浴剤を入れたお湯を含ませます。そのベビー用ガーゼで、赤ちゃんの頭を円を描くように洗っていきます。頭皮は皮脂が多いので、汚れが気になるときはベビー石鹸やベビーソープを併用してもいいでしょう。

続いて体の前面を洗います。手→腕→脇の順番に優しく洗っていきましょう。ゴシゴシこすり過ぎると肌を傷つけるので、軽く洗い流しながらベビー用ガーゼで拭うように洗うといいでしょう。次に、首→胸→お腹→足→股を洗います。特に関節部分は皮脂が溜まりやすいので、関節のしわを伸ばしながら注意して洗いましょう。

背中を洗うときは赤ちゃんをひっくり返します。ママの右手で脇の下、ママの左手で首をしっかり支えましょう。ママの右の手首に赤ちゃんの顎を乗せるようにして支え、うつぶせの状態にします。首→背中→お尻の順番に洗っていきます。お尻の割れ目など、細かいところまで丁寧に洗いましょう。

最後に赤ちゃんの体を温めるため、もう一度仰向けに戻します。肩までお湯に浸かるよう入れたら10秒ほど体を温めます。沐浴剤を使う場合は、すすぎや上がり湯は必要ありません。これで沐浴は完了です。

長時間の沐浴は赤ちゃんの体に負担になってしまうので、10分以内に終わらせるようにしましょう。沐浴の入れ方は必ず習った通りにする必要はありません。基本さえマスターすれば、あとはママに合った入れ方で慣れていきましょう。

マキ先生

小児科医

よく耳に水が入ったら中耳炎になるのでは、と聞かれますが、そんなことはありません。耳掃除をする必要は基本ありませんが、耳垢がふやけた隙に綿棒で拭いてあげると良いでしょう。

新生児の赤ちゃんの沐浴【男の子のお股の洗い方】

沐浴のときに「男の子」と「女の子」ではお股の洗い方が違います。特に男の子のベビーがいるママの体験談で「初めての沐浴のときお股の洗い方がわからず戸惑った」という声はよく耳にします。男の子のベビーのお股の洗い方を詳しくご紹介します。

ベビーバスに浸かった状態で、デリケートな部分をママの手かベビー用ガーゼで丁寧に洗います。よく見落としてしまう場所が男の子のたまの後ろ側です。ここは便や尿の汚れが溜まりやすいところなので、注意して洗うようにしましょう。手で洗ってもいいですし、指先にベビー用ガーゼを巻き付けて洗ってもいいです。

男の子の性器の先端は、尿の垢や雑菌が付きやすい部分です。包皮の内側はデリケートなので、週に1度くらい洗うようにしましょう。洗う方法は、性器をママの手で軽く覆うようにしてそっと皮を下にずらします。亀頭が先端から少し見えたところでお湯をかけます。亀頭には直接触れないよう注意しましょう。

新生児の赤ちゃんの沐浴【女の子のお股の洗い方】