【生後7ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安は?育児のポイント・注意点も!

【医師監修】生後7ヶ月の赤ちゃんはおすわりが安定し、ずりばいをはじめたり色々な物に興味を示しだすので目が離せなくなる頃です。ここでは生後7ヶ月の赤ちゃんの平均的な身長や体重、授乳回数など基本的なことから育児のポイントや注意点を、体験談を交えて紹介していきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴って?
  2. 生後7ヶ月の赤ちゃんの体重と身長は?
  3. 生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳回数や授乳量は?
  4. 生後7ヶ月の赤ちゃんの離乳食は?
  5. 生後7ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は?
  6. 生後7ヶ月の赤ちゃんの夜泣きや夜中に起きた時の対策は?
  7. 生後7ヶ月の赤ちゃんの生活リズムは?
  8. 生後7ヶ月の赤ちゃんの注意点!
  9. 生後7ヶ月の赤ちゃんの下痢と便秘について
  10. 生後7ヶ月の赤ちゃんの遊びは?
  11. 生後7ヶ月の赤ちゃんとのコミュニケーションを積極的に!

生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴って?

生後7ヶ月の赤ちゃんは心の成長と身体的な成長によって今まで表さなかった態度や表情をしたり、おすわりや寝返り、ずりばいなど新しいことができるようになります。また、外見的な部分では乳歯が生え始める頃です。

生後7ヶ月の赤ちゃんの特徴を心の成長と身体の成長の二つに分けてご紹介します。

心の成長で表れること

生後7ヶ月の赤ちゃんは心の成長によって人見知りが始まり、ママへの執着が強くなる時期です。初めて会う人の顔を見るだけで泣き出してしまう赤ちゃんもいます。人見知りは赤ちゃんの情緒が発達し、成長した証ですのでママは大丈夫だよと赤ちゃんを安心させてあげましょう。(※1)

また、生後7ヶ月の赤ちゃんは声が大きくなり喃語が増えます。赤ちゃんが喃語を発した時には同じ言葉でいいので返してあげましょう。これが赤ちゃんとのコミュニケーションとなって信頼関係が深まり、言葉の発達にも繋がります。

身体の成長で出来るようになること

生後7ヶ月の赤ちゃんは身体の成長によっておすわりが安定するようになる時期です。そして、寝返りが上手にできるようになり、ずりばいを行うようになります。ずりばいとは、うつぶせの状態で手足の力で床を這って進む動作でほふく前進のような動きです。

今までの寝たきり状態とは違ってずりばいをするようになると、一気に行動範囲が広がるので目を離さないように気を付けましょう。大人は赤ちゃんの周りに危険な物が無いかを確認し、ずりばいスペースを作って自由にずりばいができる様にしてあげると安心です。

ずりばいができなくても焦ることはありません。ずりばいの段階がなくてもハイハイができる様になります。生後7ヶ月でいきなりつかまり立ちをする赤ちゃんもいるので、ずりばいをしなくても赤ちゃんの個性ととらえましょう。

生後7ヶ月の赤ちゃんの体重と身長は?

生後7ヶ月の赤ちゃんの男の子、女の子それぞれの平均体重と平均身長をご紹介します。まず、男の子の平均体重は6.73㎏から9.87㎏で平均身長は65.0cmから73.6cmです。中央値として体重は8.27㎏で身長は69.3cmとなります。

次に女の子の平均体重は6.32kgから9.37kgで平均身長は63.1cmから71.9cmです。中央値として体重は7.75㎏で身長が67.9cmとなります。

下記の体験談のように心配するママもいますが、赤ちゃんによって離乳食の進み具合や母乳、ミルク、混合などと授乳の種類も様々なので体重と身長にも個人差が出てきます。ずりばいなどで運動量が増えることも成長の速度が落ち着く理由のひとつです。平均内に入っていれば心配はいりません。(※2)

女性

20代前半

身長、体重とともに6ヶ月の頃とあまり変わらなくて大丈夫かな?と心配して毎日のように身長と体重を測ったりしていました。友達の赤ちゃんと比べても身長も体重も少なくてきちんと成長していないかも?と考えれば考えるほど焦ってしまい、出産した病院の先生に相談に行きました。

すると、先生に気にしすぎですよ!と言われ赤ちゃんが元気で母乳やミルクを飲んでいて離乳食が進んでいれば大丈夫ですとおっしゃってくれたのでとっても安心しました。今までは目に見えるように身長が伸び、体重が増えていたのでついこのペースで考えてしまっていたのです。

生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳回数や授乳量は?

生後7ヶ月の赤ちゃんは離乳食が始まっているので授乳回数は以前と比べると減少するので母乳、ミルクの場合それぞれ5回程が一般的な回数となります。母乳の場合は赤ちゃんがほしがるだけあげて大丈夫なのであまり回数にはこだわらなくても問題ありません。下記の体験談も参考にしてみて下さい。

ミルクの場合は極端な体重の増加がなければ赤ちゃんがミルクをほしがったらあげても構いませんが、母乳に比べミルクは体重が増えやすいので体重管理には気を付け授乳回数を考えましょう。授乳量は母乳、ミルクとともに200mlから220mlとされています。(※3)

生後7ヶ月は離乳食からの栄養よりも母乳やミルクの授乳からの栄養がほとんどの月齢ですので赤ちゃんに合わせた授乳をしてあげましょう。

先輩ママ

20代

完母で育てています。離乳食をあまり食べないのでどうしても授乳回数が増えて多い日は1日10回という日もありました。さすがに授乳回数が多いので減らそうと思いましたが赤ちゃんは欲しがって泣いてしまうし、もう諦めて変わらないくらいの回数で授乳していました。

今は1歳1ヶ月となりましたが、自然と授乳回数が減っていき離乳食も食べるようにもなりました。授乳回数ばかり気にすることなんてなかったなと今では思えます。

私みたいに神経質になって赤ちゃんに我慢をさせないように授乳回数をあまり考えないで赤ちゃんに合わせた育児をしてくださいね。

マキ先生

小児科医

7ヶ月の赤ちゃんは、まだまだ離乳食も進んでいないことも多く、授乳も離乳食開始前とあまり変わっていないこともあるかと思います。まだまだおっぱいから栄養を摂る時期なので、全く気にすることはありませんよ。

授乳量が足りているか心配な時は?