七五三のお参りの方法・注意点まとめ!初穂料の相場は?予約は必須?

昔からある「七五三」ですが、家庭の事情などにより、お参りの方法や場所などに違いがありますよね。またお参りにかかる費用なども気になるところです。今回は七五三のお参りの方法や注意点、初穂料の相場や予約の必要性などについて、体験談も交えてご紹介します。

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Contents
目次
  1. 七五三でお参りをする理由
  2. 七五三のお参りはどこでする?
  3. 神社での七五三のお参りの方法
  4. お寺での七五三のお参りの方法
  5. 七五三のお参りでの注意点
  6. 七五三のお参りの初穂料はどれくらい?
  7. 七五三のお参りで予約は必須?
  8. 七五三のお参りは感謝する気持ちが大切

「大社」や「神宮」と付く有名な神社、また由緒あるお寺でお参りをされる家族も多いでしょう。有名な神社では七五三でおなじみの千歳飴の他にもアルバムなどの記念品がもらえたり、写真撮影やドレスなどの洋服や着物・袴のレンタル・着付けまでがセットになったパックがあるところもあります。

一度で終わらせることができるのは、忙しいママやパパにとっては魅力的ですよね。千歳飴は数量限定だったり、用意されている時期がいつからいつまでと決まっている場合もあります。お参りする神社へ事前に確認しましょう。

AKANNBO読者

30代後半

七五三のお参りで行った神社で、巫女さんの舞をみてきました。子供は初めて見る巫女さんに興味津々。とても真剣に見入っていました。

神社によっては巫女の舞や雅楽の演奏という儀式を体験できるところも。いつからいつまでなら体験できるのかなど、神社のホームページや電話で確認してみることをおすすめします。

男性

40代前半

少し遠出をして大きな神社で七五三のお参りをしました。途中の道路はかなりの渋滞で大変でした。着いてからの駐車場も、七五三の時期だからかどこも混んでいて、いつまで経っても空きが出ず探すのに苦労しました。事前にリサーチしておくべきでした。

遠方におでかけをする際に、時期によってはいつまでも空いている駐車場が見つからないということもありますよね。七五三の時期は道路の渋滞も考えられます。事前に調べたり、神社に問い合わせをして聞いてみるのも一つの方法です。

また、徒歩圏内の駐車場でしたら、ママと子供は先に車から降りて受付をし、車を停めたパパと後から合流するというのも良いでしょう。

近くにあるお寺、遠くにある大きな神社、どちらにもそれぞれの良さがありますよね。少し大きくなった子供に「どこがいい?」と質問するのも良いでしょう。パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんで相談し、子供にとって素敵な場所を選んであげてください。

神社での七五三のお参りの方法

神社と言えば「鳥居」ですよね。鳥居は神社の入り口であり、神域との境目を表しています。鳥居は一基ずつ一礼し、複数が連なっている場合は最初の鳥居(一の鳥居)で一礼、そのまま頭を少し下げた状態で全ての鳥居をくぐりましょう。

七五三で神社にお参りに行くのはお祝いの意味だけではなく、神様への感謝という意味もあるので、お参りの作法やマナーに気を付けましょう。また服装にも注意し、露出の多い洋服などは避けるようにすると良いですね。

神社でのお参りの方法は2種類

七五三に神社でお参りをする家族も多いでしょう。神社でのお参りには、お賽銭を入れて参拝する方法と、神職の方に祈願や祝詞奏上をしてもらう方法の二種類があるので、それぞれの作法についてご紹介します。

七五三の参拝での作法

神社での作法は「礼に始まり礼に終わる」です。最初の鳥居をくぐる前に一礼し、帰る時に鳥居をくぐった後も一礼します。参拝の途中で気を付けなければならないことも。また、浅いおじぎを一揖と言い、参道の真ん中(神様の通り道)を正中と言います。参拝の際に注意する点は以下の通りです。

●参道では端に近い方の足から、正中を避け左右どちらかの端を歩く
●手水舎では手順に従い、柄杓一杯分で全てを行う
●鈴を鳴らす時は大きく揺らしすぎない
●参拝では二拝二拍手一拝をする

上記の他にも、拍手をうつ際は一度手を合わせた後に右手を少し下げる、という二拝二拍手一拝の中の作法があります。

手水舎での手順です。始まり終わりも右手で、汚れるのは全て左手になります。

1. 右手で柄杓を取り水をすくい、そのまま左手にかけ軽く洗います。
2. 柄杓を左手に持ち替え水をすくい、右手にかけ軽く洗います。
3. 右手に柄杓を持ち替え、左手に水をため、その水を口にふくみます。
4. 音を立てずに口にふくんだ水で軽く口をゆすぎます。
5. 周りから見えないように左手で口元を隠しながら水を出します。
6. 柄杓を右手に持ったまま、左手を再度洗います。
7. 右手で柄杓の柄に水をかけるように立てて洗い、柄杓を元の位置に戻します。

手水は心身を清めるために行います。静かに心を落ち着かせて進めましょう。また、ママやパパ、子供の着物や洋服の袖などが水に濡れないよう注意が必要です。

二拝二拍手一拝はあくまでも一般的な参拝方法です。お参りする神社によっては拝む回数が違う場合などもありますので、事前に参拝する神社へ確認をしておきましょう。お賽銭箱の前に着き、お金を静かに入れた後、鈴があれば軽く鳴らし、服装を整えて二拝二拍手一拝をします。

1. 二拝(二礼)します。礼の角度は90度です。
2. 二拍手します。一度手を合わせた後、右手を少し下げて二度手を叩きます。
3. 手を揃えてお祈りをし、一拝(一礼)します。

二拍手で手を少しずらす理由は、神様と人がまだ一体になっていないからです。二拍手することで神様を招き、最後に手を合わせることで神様と人が一体になり、力を得ることができると言われています。お祈りをする時、まずは感謝の気持ちをお伝えし、その後で願いを伝えましょう。