七五三のお参りの方法・注意点まとめ!初穂料の相場は?予約は必須?

昔からある「七五三」ですが、家庭の事情などにより、お参りの方法や場所などに違いがありますよね。またお参りにかかる費用なども気になるところです。今回は七五三のお参りの方法や注意点、初穂料の相場や予約の必要性などについて、体験談も交えてご紹介します。

( 4ページ目 )
Contents
目次
  1. 七五三でお参りをする理由
  2. 七五三のお参りはどこでする?
  3. 神社での七五三のお参りの方法
  4. お寺での七五三のお参りの方法
  5. 七五三のお参りでの注意点
  6. 七五三のお参りの初穂料はどれくらい?
  7. 七五三のお参りで予約は必須?
  8. 七五三のお参りは感謝する気持ちが大切

灯明は「熱」と「光」の二つの性質を持ち、「熱」は仏様の教えや慈悲の温かさ、「光」は物事の姿を照らし見えるようにするという意味があります。灯明に献灯する際には以下の点に注意しましょう。

●他人がつけたろうそくで火を点けない。
●灯明台が二段以上ある場合、上の段から火を点ける。

他人が点けたろうそくで火を点けることは、その方の業をもらうという意味です。つまり、他人の人生を引き受けるということになってしまいます。上の段のろうそくから火を点けるのは、次の方が火を点けやすくするためです。献灯の際は、ママや子供の着物や浴衣、パパの洋服の袖などに火が点かないように気を付けましょう。

線香を焚く(献香する)際にも注意しなければいけない点があります。

●他人が点けた灯明以外からはつけない。
●線香を置く位置は中央または奥側。

理由に関しては前述した灯明と同様です。献香の際にも作法やマナー、火傷などに気をつけましょう。お寺で線香を焚く意味は宗派により異なります。ですが「清める」という意味に関してはどの宗派にも共通しているようです。その他の意味や線香の本数に関しては、お参りするお寺に確認しましょう。

お寺では拍手(かしわで)をうたない

お参りと言えば「パンパン」と大きな音で拍手をすると思ってしまいがちですが、これはあくまでも神社での参拝方法です。お寺では拍手をうちませんし、神社参拝のように二拝二拍手一拝もしません。

では、なぜお寺では拍手をしないのでしょうか。仏教での祈祷では手を叩くこともあります。お寺では絶対に拍手をしないという訳ではないのです。元々お参りでは「手を合わせれば良い」だけだったそうです。それが神社では拍手をするようになりました。

つまり、お寺で拍手をしてはいけない訳ではなく、神社では拍手をするようになったが正解なのです。七五三のお参りの際は、拍手ではなく「合掌」をします。神社との違いを理解し、お寺では拍手をうたないようにしましょう。

七五三のお参りでの注意点

今までは七五三のお参りでの作法などをご紹介してきました。お参りの際に気を付けるべき点は、作法だけではありません。服装に気を付けて露出の多い洋服を避けるなど、他にも七五三のお祝いやお参りで注意しなければいけないことがあります。お参りでの注意点を体験談も交えてご紹介します。

マナー違反に気を付けて!

七五三でお参りに行くのは、神様または仏様に感謝と、今後の成長を願うためです。神様や仏様への敬意を忘れずに、マナーを守り、清らかな心で行う必要があります。また、祈祷をしてもらう場合は御礼のお金を用意しましょう。

女性

20代後半

お寺でお参りをする時、まだ3歳の子供は神社と勘違いしてしまい手を叩いてしまいました。時期をずらしたおかげで、その日の参拝は我が家だけだったので助かりましたが、やはり恥ずかしかったです。

3歳の子供が作法を覚えるのは難しいですよね。どうしても覚えさせたい場合などは、食事の前の「いただきます」の際にいただきますを言わず、手を合わせる練習だけをするというのはいかがでしょうか?期間は七五三のお参りまでの1週間程度とし、お参りが終わったらまた元に戻します。

子供に理由を聞かれた場合は「お参りの練習だった」と教えてあげると良いでしょう。参考にしてみてください。七五三の時期は混雑が予想されます。ママやパパが作法やマナーを理解し、スムーズに進められるようにしましょう。

七五三のお参りの際は時間にゆとりを

お参りする時期によってはトイレも混み合います。子供が途中でトイレに行きたくなってしまった時など、時間に余裕があるとあせらずにいられますよね。特に3歳から5歳の子供は、まだまだ自由に動き回りたい時期。ですが、混んでいる時は他の人の迷惑になってしまうので、自由に動き回ることができず、子供の機嫌が悪くなったりもしますよね。

AKANBO読者

40代

うちの子は普段あまり広い場所で遊ぶという機会がないので、お参りで行った神社の広さに大はしゃぎ。他の方のご迷惑になってしまうので注意して落ち着かせようとしたら、今度は泣いて大暴れ。本当に疲れました。

子供の機嫌が悪いとママもパパも疲れてしまって、お参りどころではなくなってしまいますよね。そんな時は子供が好きな味の飴などを用意しておくと便利です。また、お参りまでまだ時間がある場合は休憩を挟むなど、時間にゆとりをもたせましょう。

チョコレートやガムは汚れの原因となる場合がありますので、避けたほうが良いでしょう。

女性

40代後半

五歳の息子は慣れない着物が苦痛で脱ぎたいと言い出しました。うちの母は着物や浴衣の着付けができるので、時間もまだありましたし、神社にある更衣室をお借りして少しの間だけ洋服に着替えさせました。

上記体験談のように、子供は着物や浴衣などの服装に慣れていません。動きづらい洋服が苦痛で脱ぎたくなってしまった場合、神社やお寺によっては更衣室が用意されているところもあるので、時間があれば洋服に着替えさせることもできますね。

七五三の時期は道路の混雑も考えられます。また、おでかけの際にいつまで経っても空いている駐車場が見つからないという経験もあるのでは?七五三の時期が地域のイベントなどと重なってしまった場合、普段は混んでいない駐車場でもその時期だけは混んでしまうという場合があります。

そうならないためにも、七五三の時期と重なっているイベントはないか、もし重なっている場合はいつからいつまでなのかなどを事前に確認しておくことをおすすめします。渋滞にはまってしまった時、時間に余裕があるとママやパパのイライラも少し軽減されるのではないでしょうか。

七五三では、作法やマナーを守ることはもちろんですが、何かが起こってもあわてずにすむように、時間にゆとりをもって行動しましょう。