新生児の授乳時間の目安を知りたい!時間が長い原因と対策は?

【医師監修】新生児へ母乳・ミルクをあげるのが初めてのお母さんは分からないことがたくさん。新生児の授乳時間がどのくらいか気になる方も多いようです。ここでは赤ちゃんへの授乳時間が長い場合の原因と対処法や赤ちゃんが飲みやすい母乳をつくるためのポイントを紹介します。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児の授乳時間の目安は?
  2. 授乳時間と間隔、新生児から生後三ヶ月まで
  3. 新生児の授乳時間が長いのはなぜ?
  4. 新生児への授乳時間が長い時はどうする?
  5. 新生児へ母乳をあげているお母さんができること
  6. 焦らずに赤ちゃんとお母さんに合った授乳スタイルを

新生児への授乳時間が長すぎたり回数が多すぎると、赤ちゃんだけでなくお母さんも疲れてしまいます。お母さんが疲れてしまうと赤ちゃんにもよくありません。新生児への授乳時間が長い時、短い時間に調整する方法はあるのでしょうか。逆に、一回でよく飲みそのまま寝て起きない赤ちゃんや、授乳時間が短い場合を紹介しましょう。

赤ちゃんへの授乳時間が長い時はどうする?【飲みやすい工夫】

ミルクをあげているお母さんは、いろいろな哺乳瓶があるので、どれが良いか迷ってしまいますね。哺乳瓶本体の大きさや素材、重さなども重要ですが、特に赤ちゃんに直接関わる部分といえば乳首でしょう。乳首の素材には天然ゴム・イソプレンゴム・シリコンゴムなどはありますし、穴の大きさや形状もいろいろな種類があります。

赤ちゃんにどの乳首が良いかは試してみないと分かりませんが、楽に飲める乳首は避けましょう。母乳と同じで、授乳一回につき20分弱かかる哺乳瓶が理想的です。母乳をあげるお母さんにもできる工夫は沢山あります。

赤ちゃんへの授乳時間が長い時はどうする?【不快感を取り除く】

授乳をする前にオムツを変えるなど赤ちゃんが不快に感じそうな要素を取り除いてから、母乳・ミルクをあげてみましょう。赤ちゃんの不快を取り除き「母乳・ミルクを飲む」という一点だけに集中させるのが目的です。

母乳・ミルクの授乳時間が短い時は?

赤ちゃんに体力があり、飲む力も強くお母さんの母乳をどんどん飲んでくれる場合、生後一ヶ月目の赤ちゃんでも、授乳時間が短い場合もあるでしょう。短いとは、具体的に授乳時間が10分未満を指しています。また、授乳回数に関しては夜中に一回でたくさん飲んで、後は起きない赤ちゃんもいるでしょう。

しかし、赤ちゃんが満腹で起きないように見えても、赤ちゃんの体重がちゃんと増えているかどうかはきちんと確認しましょう。着々と体重が増えていれば、起きない赤ちゃんを起こして授乳する必要はありません。

新生児へ母乳をあげているお母さんができること

ここでは、美味しい母乳を作る食生活のコツなど、母乳をあげているお母さんへのアドバイスを紹介します。

新生児へ母乳を上げているお母さんができること【母乳の質を改善】

サラサラで詰まりにくい母乳を作るには、お水をたくさん飲みましょう。ノンカフェインの飲み物や白湯も良いでしょう。授乳に良いハーブティーなどもいろいろあるようです。また、油物や砂糖をたくさん使ったお菓子などは、母乳が詰まりやすいといわれています。そのため、洋食を避け和食にするお母さんが多いようです。

母乳を作るのには体力がいります。食事の制限をすると、赤ちゃんに授乳した後フラフラになってしまうでしょう。食事の量よりも、食事の内容に少し気を使えば母乳の質を改善させることができます。

新生児へ母乳を上げているお母さんができること【母乳が出すぎる場合】

母乳の出がとても良いお母さんが授乳すると、勢い良く出る母乳で赤ちゃんがむせてしまったり、母乳を必死に飲むあまり、空気も一緒に飲み込んでしまい、後で吐くこともあります。予防するには、授乳をする前に少し母乳を絞りましょう。そうすると、母乳の出が穏やかになり赤ちゃんも落ち着いて飲めるでしょう。

マキ先生

小児科医

ただし、搾乳しすぎると、おっぱいがさらに作られ、赤ちゃんがむせやすくなるという悪循環に陥ることもあるので注意しましょう。おっぱいがツーンとする射乳反射の間だけ、赤ちゃんをおっぱいから離すのも効果的です。

(新生児のケアについては以下の記事も参考にしてみてください)