新生児の授乳時間の目安を知りたい!時間が長い原因と対策は?
【医師監修】新生児へ母乳・ミルクをあげるのが初めてのお母さんは分からないことがたくさん。新生児の授乳時間がどのくらいか気になる方も多いようです。ここでは赤ちゃんへの授乳時間が長い場合の原因と対処法や赤ちゃんが飲みやすい母乳をつくるためのポイントを紹介します。
授乳時間が長いのはなぜ?【赤ちゃんが母乳・ミルクをうまく吸えない】
特に新生児の場合、赤ちゃんがまだ母乳・ミルクを吸うことに慣れていなくて授乳時間が長いケースがあります。母乳・ミルクを吸っていて疲れてしまい、起きない赤ちゃんもいるでしょう。母乳・ミルクの飲み方のコツが分からないのかもしれません。または、母乳・ミルクを飲み続けるための体力がまだ弱い場合もあるでしょう。
まれに、赤ちゃんの舌が短いなどの症状(舌小帯短縮症)があり、母乳・ミルクがうまく吸えない場合もあります。この場合は生まれた直後や検診時にお医者さんや助産師さんから指摘されることがほとんどのようです。
(母乳については以下の記事も参考にしてみてください)
授乳時間が長いのはなぜ?【赤ちゃんが安心感を求めている】
赤ちゃんは、お母さんの腕の中では安心してます。この安心感を得るために授乳を求め、授乳回数が多かったり授乳時間が長い場合もあります。特に、不快なことがある時にはその傾向が増すといわれています。具体的にはオムツが濡れていたり、暑すぎたり寒すぎたりすることなどです。お母さんに授乳されて安心感を得ているのです。
授乳時間が長いのはなぜ?【母乳がつまっている】
授乳はじめてからもう6回目つまるの。しんどい。そのたび怒ってる湊さん。私の乳を救えるのは湊さんだけなんですw
— m.k (@M5ErNN6UJYPu0ys) March 28, 2015
赤ちゃんが飲みにくそうにしている場合は、母乳が詰まっていないか確認してみましょう。もし詰まっていたとすると、赤ちゃんはなかなか母乳を吸い出せません。その結果、授乳回数が多くなったり授乳時間が長くなったりします。上記のママの体験談のように、つまりがちな時は赤ちゃんに吸ってもらうことも一つの方法でしょう。
マキ先生
小児科医
もともと細いつくりの乳腺があると同じところが詰まりやすくなります。授乳後でも胸にしこりのような塊が残っていたり、乳首に白斑という水疱ができるようなときも、母乳が詰まっているサインです。
授乳時間が長いのはなぜ?【赤ちゃんが満腹になっていない】
「私の母乳は足りているのかな?」と、お母さんが悩むことがあるかもしれません。なぜなら、母乳はミルクと違いあげた量が分かりづらいからです。母乳はお母さんの疲れ具合やストレスなどで、量が減ったり増えたりするでしょう。赤ちゃんが授乳を求める時、たまたま母乳があまり出ない時は授乳時間が長いこともあります。
赤ちゃんの体重が一週間で150グラム以下(一日で換算すると20グラム以下)しか増えない場合は、もしかすると母乳が足りていないのかもしれません。
(その他新生児の健康については以下の記事も参考にしてみてください)
新生児への授乳時間が長い時はどうする?
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