生理で鮮血が…！不正出血？色や量の目安は？原因と対処法！

生理の経血は妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、血液と一緒に体の外に出てきたものです。血液なので当然赤い色をしていますが、真っ赤な鮮血であることはあまりありません。生理期間の始めか中日か終わり頃かで多少の違いはあるものの、くすんだ赤であることがほとんどです。

また、おりものや塊が混じることも多いため、水のようにサラサラな鮮血が出ることもまれです。しかし実際は、生理で鮮血が出たという話もよく耳にします。生理で鮮血が出るとはどのような状態なのでしょうか。

生理で鮮血が出る時には鮮血以外にもいろいろと気になることがあります。そのうちのひとつが生理周期の短さです。

生理周期は30日前後、具体的には25日から38日の間が普通といわれています（※1）。24日より短い期間で生理がくることを頻発月経といいますが、月に数回生理のような出血があり、それが鮮血の場合もあるようです。

またサラサラの鮮血の場合は出血が大量なことでも驚いてしまうケースがありますが、反対に生理の経血なのかわからないくらい少量の鮮血が出る場合もあります。

さらに生理期間が標準より長く続き、鮮血が出続けてしまうケースもみられます。生理期間が長いと出血も多くなるため、貧血の症状を感じる方も。生理で鮮血が出ると少量か大量かにかかわらず不安になってしまいますね。身体の不調も重なる場合が多いことから、生理の鮮血が悩みとなっている人は少なくありません。

生理の異常事態ともいえる鮮血の経血。普通と違う出血は不正出血というイメージがありますが、鮮血の出血は全て不正出血なのでしょうか。

不正出血とは生理前など、生理時以外の出血のことです（※2）。そのため大量でサラサラの鮮血が出たとしても、それが生理中の経血であることが確かなら不正出血とはいえないことになります。

逆に生理前の鮮血であれば不正出血の可能性が高いといえるでしょう。一般的には不正出血は大量の出血ではなく少量の出血であることが多いといわれています。とはいえ不正出血は個人差が大きく、鮮血でない不正出血も量が多めな不正出血もあるので注意が必要です。

生理で鮮血が出た時に考えられるケースとしては、生理前の不正出血を生理中と勘違いしているということ。つまり「生理が早く来た」と本人は思っていても、実際は「生理前の不正出血だった」という場合です。