新生児のへその緒はいつ取れる?消毒はいつまで?取れた後のケア方法を紹介!

【医師監修】赤ちゃんのへその緒はいつ取れるの?この記事では「新生児のへその緒が取れる時期」「体の変化」「消毒はいつまで必要か」などの疑問について紹介します。消毒するときの注意点や出血した場合の対処法、取れたへその緒の保管方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 新生児のへその緒はいつ取れる?時期は?
  2. 新生児のへその緒はどう変化する?
  3. 新生児のへその緒の消毒はいつまで?
  4. 新生児のへその緒の消毒方法・注意点!
  5. 新生児のへその緒を消毒しないと病気になる?
  6. 新生児のへその緒から出血があった場合は?
  7. 赤ちゃんのへその緒が取れた!保管方法を紹介!
  8. 新生児のへその緒の変化を観察しよう!

生後12日目

こちらは生後12日目の赤ちゃんです。へその緒がとれておへそがきれいな状態ですね。

新生児のへその緒の消毒はいつまで?

赤ちゃんが生まれると、へその緒をしばらく消毒する必要がありますが、いつまで消毒しなければならないのでしょうか?

へその緒の消毒は乾燥するまでが目安

新生児のへその緒の消毒は乾燥するまで続ける必要があります。へその緒が取れたらしばらくジクジクとした状態が続きます。消毒を続けていくことで乾燥し、へその緒が取れやすくなっていくでしょう。へその緒が取れる時期は早い子で1~2週間、遅い子で2~3週間が目安と言われています。

へその緒は、妊娠中のママから赤ちゃんへ血液や酸素などの栄養を送る大切なパイプの役目を果たしていました。赤ちゃんがママのお腹から出てくると、へその緒は赤ちゃんにとって必要のないものとなります。そのため出産の際にへその緒は切断されますが、その切断されたへその緒の一部が、産後はまだ赤ちゃんのおへそに残っている状態です。

へその緒を切断しても血管は残っているので、そこから細菌やばい菌が入らないようにへその緒を消毒する必要があります。消毒を続けることによって赤ちゃんのへその緒は自然と取れていきますよ。

新生児のへその緒の消毒方法・注意点!

それでは新生児のへその緒の消毒方法や注意点を紹介します。間違った消毒によって、赤ちゃんのおへそに関するトラブルが起こらないようにしましょう。

へその緒の消毒方法は?

赤ちゃんのへその緒の消毒には、消毒液を浸した綿棒を使います(※2)。へその緒をやさしく持ち上げ、へその緒とおへその間を消毒していきましょう。おへその消毒をしていると、赤ちゃんが泣いてしまうこともあるでしょう。そんなとき「赤ちゃんが痛がっているのでは…?」とママはためらってしまいますよね。

赤ちゃんをこれ以上泣かせたくないので、表面だけちょんちょんと消毒するママもいるかもしれませんが、それでは不十分です。赤ちゃんは痛がって泣いているわけではなく、くすぐったくて泣いているので安心してくださいね。へその緒の消毒は、怖がらずにしっかり消毒することが大事です。

汚れはふき取ってから

おしっこやうんちでへその緒が汚れているときは、汚れをふき取ったり洗ったりしてから消毒しましょう。消毒の回数は、1日1回が目安となります。注意点としては、何度も消毒してしまわないようにすることです。消毒が刺激となり、かえっておへそによくありません。

また、乾燥した状態を保つためにも、おむつでへその緒が覆われることがないようにしましょう。

(赤ちゃんが泣く理由については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの泣く理由は泣き声でわかる?聞き分け方は?【動画で解説】

へその緒を消毒するタイミングは?

赤ちゃんのへその緒を消毒するタイミングとしては、おへそが清潔になる沐浴後や、おむつ替えのときがおすすめです。退院時に産院から消毒液をもらうこともありますが、もらっていない場合でもマキロンなどの市販の消毒液で消毒できますよ。

(赤ちゃんのおむつ替えシートについては以下の記事も参考にしてみてください)