赤ちゃんの泣く理由は泣き声でわかる?聞き分け方は?【動画で解説】

【医師監修】初めてママになる方は、赤ちゃんの泣き声の聞き分けは難しいですよね。経験者のママでもわかりづらい事もあるので仕方ありません。でも赤ちゃんの泣く理由がその声でわかれば、子育てはもっとスムーズにいくはず。今回は赤ちゃんの泣き声の聞き分け方をご紹介します。

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 赤ちゃんが泣く理由は?
  2. 世界共通言語である赤ちゃんの泣き声
  3. 赤ちゃんの5つの泣き声を聞き分けましょう
  4. 新生児から生後6ヶ月の泣き声は
  5. 困った泣き声の赤ちゃんへの対処法
  6. 赤ちゃんの泣き声がいつもと違うなと思ったら
  7. 赤ちゃんの泣き声をじっくり聞きましょう

赤ちゃんが泣く理由は?

生後1~2か月くらいの新生児は泣き続けるのがピークだと言われています(※1)。この時期のママは、困り果ててしまうこともありますよね。時には大きい泣き声にうるさいなとイライラしてしまう事もあるでしょう。赤ちゃんは「泣く」事で一つの意思表示をしています(※2)。たとえば以下のようなものがありますので、それぞれ違いを聞き分けたいところです。

●お腹が空いた
●おむつの汚れからくる不快感
●お腹にガスがたまって痛い
●ゲップがしたくても出ず苦しい
●眠い、暑い、寒い
●驚いた、不安がある

世界共通言語である赤ちゃんの泣き声

出典:https://www.pinterest.jp/pin/153263193558582150/

赤ちゃんの泣き声は世界共通だと言われています。ママは新生児の時期から泣き声にじっくり耳を傾けることが重要です。その他にも「泣き方」「赤ちゃんの表情」「目や身体の動き」にも注目しましょう。「大きい声」「詰まるような声」などたくさん種類を観察し、メモを取るのも効果的です。

共通する泣き方をつかんだら、「赤ちゃん言葉」初級編クリアというところでしょう。

赤ちゃんの5つの泣き声を聞き分けましょう

「赤ちゃんの泣き方は5つの種類に分類できる」と、オーストラリアの研究者が提唱しています。赤ちゃんの泣き声を音として種類分けし、その時の赤ちゃんの様子をもとにして導き出された研究結果で「ダンスタン・ボディ・ランゲージ」と言われています。その研究結果をもとに、赤ちゃんの5つの泣き方とその意味をご紹介するので、育児の参考にしてください。

1. 赤ちゃんの5つの泣き声【おなかが空いた時】

赤ちゃんの泣き方が「ネェ」と聞こえた時は、おなかが「空いている」「おっぱいが欲しい」のでしょう。上アゴに舌をくっつけて泣くので、な行の泣き声で「ネェ」や「ナァ」などになります。

舌を動かし、上アゴに付けるのは母乳を求めるサインだと考えられます。母乳をしっかり与えてあげると泣き止んでくれるでしょう。

2. 赤ちゃんの5つの泣き声【不快感がある時】

赤ちゃんの泣き方が「ヘェ」と聞こえた時は、おむつの汚れかもしれません。まずおむつをチェックしてあげましょう。さらに汗をかいて服がジメッとしていても赤ちゃんは不快感を感じます。「うんち」「おしっこ」でおむつが蒸れたなどの不快感からくる泣き声が「ヘェ」なのです。

3. 赤ちゃんの5つの泣き声【おなかにガスがたまって痛い時】

赤ちゃんの泣き方が「エアー」と聞こえた時は、おなかに不快感があるはずです。おむつの不快感による「ヘェ」に似ています。「おなかにガスがたまっている」「うんちをしたい」などの原因からくるおなかの不快感は、赤ちゃんも一生懸命力を入れて「ガス」「うんち」を出そうとしています。声が大きい等、泣き方に力んでいる様子がうかがえます。

おなかを優しくマッサージして、ガスやうんちがスムーズに出るよう、手伝ってあげましょう。

(赤ちゃんのうんちについては以下の記事も参考にしてみて下さい)

赤ちゃんがおなら・うんちで泣く…!原因と対処法は?体験談も!

3. 赤ちゃんの5つの泣き声【ゲップしたい時】