赤ちゃん・乳児にはちみつはNG?理由は?いつからOK?ボツリヌス症にかかることも!

とろっと甘くておいしいはちみつ!実は赤ちゃんに舐めさせてはいけないと知っていましたか?赤ちゃんにはちみつがNGな理由や、ボツリヌス症の症状などをわかりやすく解説します。また、赤ちゃんにはちみつはいつからOKなのかや、食べてしまったときの対処法もご紹介!

目次

  1. 赤ちゃん・乳児にはちみつは危険?
  2. 赤ちゃんにはちみつがNGな理由
  3. ボツリヌス症とは?症状は?
  4. 赤ちゃんにはちみつはいつからOK?
  5. 赤ちゃんがはちみつを食べたときの対処法
  6. はちみつ以外も要注意!赤ちゃんにNGな食べ物は?
  7. 1歳を過ぎるまでははちみつに要注意!

赤ちゃん・乳児にはちみつは危険?

1歳未満の乳児にははちみつを与えてはいけません。これは母子健康手帳やはちみつのラベルにも注意書きがされています。乳児は腸内環境がまだ未熟なので、ボツリヌス症という感染症を引き起こしてしまう危険性があるというのが、乳児にはちみつを与えてはいけない理由です。

ボツリヌス症の症状や、はちみつはいつから食べられるのか、また、赤ちゃんがはちみつをなめたらどんな対応をすればいいのか、しっかりと把握して大切な赤ちゃんを守ってあげましょう。赤ちゃんに与えてはならない食べ物をはちみつ以外にもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(新生児と乳児の違いについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児とは?いつまでを新生児と呼ぶの?乳児とどう違うの?

赤ちゃんにはちみつがNGな理由

赤ちゃんは免疫力や消化吸収機能が未熟であることが、乳児にははちみつが危険だとされる理由です。腸内環境がまだ整っていない乳児がなめた場合、はちみつに含まれるボツリヌス菌が腸内で増殖し毒素を発生させてしまいます。赤ちゃんは少しなめただけでもリスクがあるので注意しましょう。

(授乳中のはちみつについては以下の記事も参考にしてみてください)

授乳中のはちみつはダメは嘘!理由は?母乳に影響は?ただし注意点も

ボツリヌス症とは?症状は?

ボツリヌス症は食中毒の一種で、特定の食べ物などに含まれるボツリヌス菌が発生させる毒素によって発症します。赤ちゃんのみならず大人も注意が必要な病気で、全身の神経麻痺を引き起こす神経中毒疾患です。

ボツリヌス菌は、土や砂の中、海や川、湖などに生息しており、果物や野菜、魚、肉に混入する恐れがあります。また、ボツリヌス菌は熱に強いので、100度で5時間加熱処理をしていても注意しなければなりません。ボツリヌス菌を死滅させるには、80度で30分以上の熱処理が必要です(※1)。

赤ちゃんには、はちみつもボツリヌス症の危険が!

赤ちゃんには、はちみつもなめただけで危険な食材です。1歳未満の赤ちゃんの場合、便秘や哺乳力の低下、元気消失、首の座りが悪くなるといった症状が出てしまいます。初期症状としては、90%の確率で便秘がみられ、そのほかにも筋肉麻痺による無表情や呼吸困難などがみられます。最悪の場合、死に至る危険性もあるのです。(※1)

日本ではちみつを摂取しボツリヌス症を発症したという事例は少ないですが、平成29年に東京都で生後6ヶ月の乳児がはちみつを食べボツリヌス症で死亡したという事故が実際に起きています。したがって、少しでもはちみつが含まれていると思われる、はちみつ入り飲料や食べ物は満1歳になるまで与えないようにしましょう。

赤ちゃんにはちみつはいつからOK?

では、赤ちゃんがはちみつを摂取しても安全なのは、一体いつからなのでしょうか。それは1歳以上になってからです。アレルギーがない赤ちゃんであった場合でも、初めてはちみつを与える際は体調の良い日を選び細心の注意を払いましょう。

1歳を過ぎたら、はちみつ以外の心配な食べ物も徐々に解禁!

はちみつ以外の不安な食べ物はいつから食べられるのかというと、窒息の危険性が少ないものであれば1歳頃からです。1歳頃には離乳食が始まり腸内環境も整うのでいろいろな食べ物が食べられるようになってきます。ただし、アレルギーを発症するリスクのある食べ物を初めて食べさせるときには注意しましょう。

赤ちゃんがはちみつを食べたときの対処法

1歳未満の赤ちゃんが誤ってはちみつをなめた恐れがある場合、どのような対処をすればいいのか解説します。まずは落ち着いて速やかな対処を心がけましょう。母乳やミルクを飲ませてはちみつの濃度を薄めてみます。また、はちみつをなめた場合は、口の周りにもはちみつが付いている可能性があるので、よく拭き取ってあげましょう。

これはあくまでも応急処置です。ボツリヌス菌の潜伏は3~30日とされています。3日後にボツリヌス症と疑われる症状が出たら、小児科や病院に電話で相談するか受診をおすすめします。また、生後6ヶ月未満の場合は、はちみつをなめてしまった時点ですぐに受診しましょう。

(妊娠時の胎児への危険物摂取への対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期に風邪薬を飲むのは危険?胎児への影響と飲んだ時の対処法を紹介

はちみつ以外も要注意!赤ちゃんにNGな食べ物は?

腸内環境がまだ整っていない1歳未満の赤ちゃんが摂取すると危険な食材は、はちみつ以外にもたくさんあります。窒息の恐れがある固形物やアレルギーを発症する恐れのあるものは避けましょう。また、体に良さそうなものでも赤ちゃんには危険なものもあるので、理由も踏まえてしっかりと把握しておくことが理想です。

赤ちゃんにNGな食べ物【生もの】

鮮度が落ちやすい生ものは菌が繁殖しやすく食中毒の恐れがあるので、1歳以上でも注意が必要です。お刺身やお寿司は2歳を過ぎてから与えるようにしましょう。また、火を通してあるとより安心です。

赤ちゃんにNGな食べ物【青魚】

青魚は鮮度が落ちやすいため食中毒のリスクが高いといえます。青魚はアレルギーを発症しやすい食材であるため特に注意が必要です。白身魚や赤身魚で慣れさせてから与えるようにしましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【貝類】

ボツリヌス菌は、土の中や海、川などで繁殖しやすいため、海鮮類は基本的に食中毒のリスクが高いので免疫力が弱い赤ちゃんには不向きです。牡蠣などは熱処理をすることで1歳から食べられるようになりますが、二枚貝はノロウイルスの危険性もあるので気を付けましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【黒糖】

甘い黒糖や黒砂糖はボツリヌス菌を含むため、赤ちゃんには与えないようにしましょう。黒糖は原料であるサトウキビの絞り汁を煮詰めて作るのですが、ボツリヌス菌に対しては加熱処理が不十分なため、ボツリヌス症発症のリスクが高いのです。

赤ちゃんにNGな食べ物【銀杏】

銀杏は、食べ過ぎると大人でも腹痛や嘔吐などの中毒症状を引き起こしてしまいます。したがって、赤ちゃんに銀杏は与えないようにしましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【おもち】

のどに詰まらせる恐れがあるお餅は、当然赤ちゃんに与えてはなりません。赤ちゃんに歯が生えて、物をよく噛んで食べられるようになったら「よく噛んで食べてね」と声をかけ、少しずつ食べさせることをおすすめします。

赤ちゃんにNGな食べ物【こんにゃくゼリー】

ゼリーとはいえ、こんにゃくゼリーは弾力があり窒息性のある食べ物なので、まだ食べることが下手な赤ちゃんには危険です。歯が生えて安全に食べられるようになってから、与えるようにしましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【ナッツ系】

パパがビールのつまみに食べるような落花生などのナッツ類は、赤ちゃんにとって窒息性やアレルギー発症のリスクがあるので注意しましょう。好奇心のある赤ちゃんは、何でも口にしたくなってしまいます。床にピーナッツが落ちていたりしないよう日頃から気を付け、こまめな掃除を心がけましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【大粒のもの】

窒息性のある大粒のものは当然赤ちゃんには危険な食べ物です。ブドウやトマトなど小さいものなら問題ありませんが、喉に詰まらせそうな大きさのものは小さく切るなどして与えるようにしましょう。

赤ちゃんにNGな食べ物【アレルギー性食品:牛乳・卵・小麦】

近年はアレルギーを持つ子供が増えています。ひと昔前だと牛乳・卵・大豆が三大アレルギー食材として知られていましたが、最近では小麦アレルギーをよく耳にするようになり、三大アレルギー食材は牛乳・卵・小麦といわれるようになりました。また、そばなどもそば粉アレルギーの恐れがあるので気を付けましょう。

牛乳は「ただのミルクでしょ?」と感じるかもしれませんが、赤ちゃんに与えるミルクや母乳とは成分が異なり、牛乳は人よりもタンパク質が少し多めなのです。必ず赤ちゃん用ミルクを与えるましょう。

アレルギーの発症が心配される食材を初めて食べさせる際は、なるべく赤ちゃんの体調が良いときに少しずつ与えるようにしましょう。与えた後は赤ちゃんの様子に変化がないか注意を払うことが大切です。

(妊娠時に避けるべき食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期の食べ物で避けるべきものは?体にいい栄養素・献立なども紹介!

1歳を過ぎるまでははちみつに要注意!

はちみつ以外にも赤ちゃんが摂取すると危険な食べ物がたくさんあります。その理由をしっかりと理解し、初めて食べさせるものは、赤ちゃんがいつから摂取可能なのかをチェックしてから与えるようにしましょう。また、赤ちゃんがはちみつをなめたなどでボツリヌス症の症状らしき疑いがあったら、落ち着いて速やかに対処することをおすすめします。

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